Products story 3 満足の先を目指す感動はそこにしかない Products story 3 満足の先を目指す感動はそこにしかない

「愛車に大画面ナビを付けられました」
「好きな角度に調節できるから、とても見やすい」

ストラーダに寄せられるユーザーからのよろこびの声。
これまでの進化はユーザーに満足いただけている。
だからこそ“見やすさ”の先、感動するくらい美しいディスプレイを目指したい。

その想いで開発されたのが有機ELディスプレイです。

液晶モデルは裏側からバックライトを当てて画面を発光させる特性上、
特に夜間の走行時に暗い映像でも画面が淡く光り、気になってしまいます。

それは有機ELディスプレイによって払拭されました。

有機ELパネル自体が発光することにより、
特に黒色の表現において「漆黒」といえる沈み込むような深みを持ち、
明暗のコントラストにより映像や文字が浮かび上がってくるような、
クッキリと鮮やかな色彩表現が可能に。

狭額縁の10V型大画面に加えて、
有機ELだからこそ成し得た最薄部4.7mmのディスプレイが合わさることで、
さらにスタイリッシュなデザインに進化。

その映像美とデザイン性は
所有する悦びに満たされる上質な車室空間を生み出したのです。

「愛車に大画面ナビを付けられました」
「好きな角度に調節できるから、とても見やすい」

ストラーダに寄せられるユーザーからのよろこびの声。
これまでの進化はユーザーに満足いただけている。
だからこそ“見やすさ”の先、感動するくらい美しいディスプレイを目指したい。

その想いで開発されたのが有機ELディスプレイです。

液晶モデルは裏側からバックライトを当てて画面を発光させる特性上、特に夜間の走行時に暗い映像でも画面が淡く光り、気になってしまいます。

それは有機ELディスプレイによって払拭されました。

有機ELパネル自体が発光することにより、
特に黒色の表現において「漆黒」といえる沈み込むような深みを持ち、明暗のコントラストにより映像や文字が浮かび上がってくるような、クッキリと鮮やかな色彩表現が可能に。

狭額縁の10V型大画面に加えて、
有機ELだからこそ成し得た最薄部4.7mmのディスプレイが合わさることで、さらにスタイリッシュなデザインに進化。

その映像美とデザイン性は
所有する悦びに満たされる上質な車室空間を生み出したのです。

「圧倒的な美しさには革新が必要だ」

次モデルの企画・開発を控えた担当者の胸には、あるアイデアがありました。
それが有機ELパネルの採用です。

有機ELパネルは液晶パネルに一線を画す色彩の表現力を持ち、
バックライトを必要としない分さらに薄くスタイリッシュなデザインにできる。

しかし有機ELディスプレイはスマートフォンやテレビではおなじみでしたが、
カーナビに使用された実績はありません
※ 国内市販AV一体型ナビゲーションとして。2020年8月当時。

それは「画面の焼き付き」という大きな壁が存在したからでした。
※ 画面の焼き付き…残像の出現、パネルの変色などの症状のこと。

焼き付きは、熱を持つことでさらに起こりやすく、
テレビやスマートフォンで使用される既存の有機ELパネルの中には
夏場の車内環境に耐えうるものはない。

実用化には、過酷な車内環境に適した“独自の設計”が必要となるため、
カーナビの有機ELディスプレイ採用は不可能とまで言われていました。
「クルマで使える有機EL素材はないか」

有機ELディスプレイの美しさは、
きっとユーザーに別次元の驚きと感激を届けられる。

担当者はその確信に従い、様々な技術展示会に足を運び、
ついに車内環境に耐えうる素材を見つけ出したのです。

ただし、それはあくまでも素材。
製品として実用化するにはいくつもの壁を越えなければなりません。
ここから、プロジェクトチームの不可能とも思える挑戦が始まります。

改善ではなく、革新を

「圧倒的な美しさには革新が必要だ」

次モデルの企画・開発を控えた担当者の胸には、あるアイデアがありました。
それが有機ELパネルの採用です。

有機ELパネルは液晶パネルに一線を画す色彩の表現力を持ち、バックライトを必要としない分さらに薄くスタイリッシュなデザインにできる。

しかし有機ELディスプレイはスマートフォンやテレビではおなじみでしたが、カーナビに使用された実績はありません
※ 国内市販AV一体型ナビゲーションとして。2020年8月当時。

それは「画面の焼き付き」という大きな壁が存在したからでした。
※ 画面の焼き付き…残像の出現、パネルの変色などの症状のこと。

焼き付きは、熱を持つことでさらに起こりやすく、
テレビやスマートフォンで使用される既存の有機ELパネルの中には夏場の車内環境に耐えうるものはない。

実用化には、過酷な車内環境に適した“独自の設計”が必要となるため、カーナビの有機ELディスプレイ採用は不可能とまで言われていました。
「クルマで使える有機EL素材はないか」

有機ELディスプレイの美しさは、
きっとユーザーに別次元の驚きと感激を届けられる。

担当者はその確信に従い、様々な技術展示会に足を運び、ついに車内環境に耐えうる素材を見つけ出したのです。

ただし、それはあくまでも素材。
製品として実用化するにはいくつもの壁を越えなければなりません。
ここから、プロジェクトチームの不可能とも思える挑戦が始まります。

「様々な苦労はありましたが、本当に大変だったのは新しい品質基準の策定です」

当時の担当者が語るように、
プロジェクトで最初の壁となったのは新しい品質基準を決めること。
有機ELは液晶とは特性が異なり、
液晶を前提に作られた車載品質基準は有機ELの品質管理にマッチしていませんでした。

基準を設定するプロセスで、さまざまな検討がされていく中、
憂慮すべき事項の数も増え、新しい取り組み自体を懸念する声も出てきていました。

「反対意見もありがたかったです。
本気でいいものをつくろう、と思っているからこそ言ってくれるのですから」

担当者は組織内の熱が高まるのを肌で感じます。

「ダメだったら従来通り液晶パネルでいきます。だからギリギリまでやらせてください」

そして、覚悟をもってプロジェクト推進を宣言したのです。
こうして懸念事項も織り交ぜ策定された
新しい品質基準をクリアするべく各部門が動き出します。

情熱で「焼き付き」に挑む

「様々な苦労はありましたが、本当に大変だったのは新しい品質基準の策定です」

当時の担当者が語るように、
プロジェクトで最初の壁となったのは新しい品質基準を決めること。
有機ELは液晶とは特性が異なり、
液晶を前提に作られた車載品質基準は有機ELの品質管理にマッチしていませんでした。

基準を設定するプロセスで、さまざまな検討がされていく中、憂慮すべき事項の数も増え、新しい取り組み自体を懸念する声も出てきていました。

「反対意見もありがたかったです。
本気でいいものをつくろう、と思っているからこそ言ってくれるのですから」

担当者は組織内の熱が高まるのを肌で感じます。

「ダメだったら従来通り液晶パネルでいきます。だからギリギリまでやらせてください」

そして、覚悟をもってプロジェクト推進を宣言したのです。
こうして懸念事項も織り交ぜ策定された新しい品質基準をクリアするべく各部門が動き出します。

熱と焼き付きへの対策は、構造、材質、ソフトとあらゆる面から
工夫が施されました。

構造面では、熱の発生源の1つである電源回路を画面からナビ本体に移動させ、
極力画面に熱が加わらないよう配慮します。

ディスプレイ内部にも、熱を逃がすためハチの巣状の形をした
ハニカム構造を採用しました。
この構造によりディスプレイ内に隙間ができることで熱が逃げやすくなります。さらに、薄型化した躯体の強度を高める効果もあります。

材質面では、従来の樹脂からマグネシウムに変更することで、
熱に強く超薄型でも高強度という強みをディスプレイに持たせることに成功。

さらに、静止した画面を映し続けることで
焼き付きが起こりやすくなるという特性を踏まえ、

有機ELの1画素ごとに補正が行われる「画素補正」。

そして、視覚では分からない範囲で常に画素を微妙に動かす
「ウォブリング」という最新技術を取り入れ対策を施します。

ソフト面でも、
「地図の上にある空や雲を流れるようにして画面を動かす」
「常時表示する矢印やボタンなどを半透明にして地図を透過させる」
といった画面内に静止している画像がないように工夫を凝らしていきました。

試作品の改良と検証を繰り返し、一つひとつが問題ないことを確認しながら、
検証結果を積み上げていく。
そうして、少しずつ、着実にプロジェクトは前進を続けます。

「これなら、いける」
組織一丸となった挑戦の果てに有機ELディスプレイ搭載モデルは
遂に不可能と思われた車載品質基準のクリアを達成したのです。

工夫を積み上げ高い壁を登っていく

熱と焼き付きへの対策は、構造、材質、ソフトとあらゆる面から工夫が施されました。

構造面では、熱の発生源の1つである電源回路を画面からナビ本体に移動させ、
極力画面に熱が加わらないよう配慮します。

ディスプレイ内部にも、熱を逃がすためハチの巣状の形をしたハニカム構造を採用しました。
この構造によりディスプレイ内に隙間ができることで熱が逃げやすくなります。さらに、薄型化した躯体の強度を高める効果もあります。

材質面では、従来の樹脂からマグネシウムに変更することで、熱に強く超薄型でも高強度という強みをディスプレイに持たせることに成功。

さらに、静止した画面を映し続けることで
焼き付きが起こりやすくなるという特性を踏まえ、

有機ELの1画素ごとに補正が行われる「画素補正」。

そして、視覚では分からない範囲で常に画素を微妙に動かす「ウォブリング」という最新技術を取り入れ対策を施します。

ソフト面でも、
「地図の上にある空や雲を流れるようにして画面を動かす」
「常時表示する矢印やボタンなどを半透明にして地図を透過させる」
といった画面内に静止している画像がないように工夫を凝らしていきました。

試作品の改良と検証を繰り返し、一つひとつが問題ないことを確認しながら、
検証結果を積み上げていく。
そうして、少しずつ、着実にプロジェクトは前進を続けます。

「これなら、いける」
組織一丸となった挑戦の果てに有機ELディスプレイ搭載モデルは遂に不可能と思われた車載品質基準のクリアを達成したのです。

高剛性MGダイカストによるハニカム構造 画像左は液晶モデルのディスプレイ部で背面パネルが取り除かれたもの、右が有機ELディスプレイ。 有機ELディスプレイの採用によって薄型設計を実現。

こうしてプロジェクトチームは業界初となる有機ELディスプレイを
搭載したカーナビゲーションをユーザーに届けることができました。
※2020年8月当時、国内市販AV一体型ナビゲーションとして有機ELを初採用。

「今回の挑戦は、いろいろなチームがゴールに向かって一緒に進んでくれたから成功しました」
担当者は一連の挑戦を振り返り、こう言います。

「テレビのチームとの協働も、早期立ち上げを可能にした大きな要因となりました」

ディスプレイや画像処理の高度な技術など、家電で培われたノウハウを取り入れられたことも
業界に先駆けて有機ELを採用できた大きな理由の一つです。

「でも、何よりもプロジェクトチームを支えてくれたのはユーザーの声だったと思います」

担当者がそう語る通り、
プロジェクトチームが有機ELディスプレイの採用に向けて突き進めた一番の理由は
「見やすさ」に対するユーザーの肯定的な声があったからです。

ユーザーの存在を感じるからこそ、壁にぶつかっても、
“見やすい”を越えた感動する美しさ、圧倒的な美しさを届けたい。
極上の映像が浮かび上がることで新車、既販車を問わず
車室空間の品位が格上げされる感動、喜びを感じてほしい。

その企画当初からの想いをまっすぐ見据えて進むことができました。

ユーザーの皆さまの声。
それは常にあたたかい声援となって困難を乗り越える力をわたしたちに与えてくれるのです。

突き抜けた意志が生んだ、沈み込むような漆黒

こうしてプロジェクトチームは業界初となる有機ELディスプレイを搭載したカーナビゲーションをユーザーに届けることができました。
※2020年8月当時、国内市販AV一体型ナビゲーションとして有機ELを初採用。

「今回の挑戦は、いろいろなチームがゴールに向かって一緒に進んでくれたから成功しました」
担当者は一連の挑戦を振り返り、こう言います。

「テレビのチームとの協働も、早期立ち上げを可能にした大きな要因となりました」

ディスプレイや画像処理の高度な技術など、家電で培われたノウハウを取り入れられたことも業界に先駆けて有機ELを採用できた大きな理由の一つです。

「でも、何よりもプロジェクトチームを支えてくれたのはユーザーの声だったと思います」

担当者がそう語る通り、
プロジェクトチームが有機ELディスプレイの採用に向けて突き進めた一番の理由は「見やすさ」に対するユーザーの肯定的な声があったからです。

ユーザーの存在を感じるからこそ、壁にぶつかっても、
“見やすい”を越えた感動する美しさ、圧倒的な美しさを届けたい。
極上の映像が浮かび上がることで新車、既販車を問わず
車室空間の品位が格上げされる感動、喜びを感じてほしい。

その企画当初からの想いをまっすぐ見据えて進むことができました。

ユーザーの皆さまの声。
それは常にあたたかい声援となって困難を乗り越える力をわたしたちに与えてくれるのです。

有機ELディスプレイについて詳しく見る

2022年モデル ストラーダラインアップ 2022年モデル ストラーダラインアップ

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