エアコン冬じまい方法をパナソニック エアーマイスターが伝授
冬の間、暖房運転で使い続けたエアコンも、暖かくなるにつれて少しずつ使わなくなってくる頃。冬にお世話になったエアコンはしっかりとお手入れをして、夏の冷房シーズンに備えましょう。
この度、パナソニック株式会社では、パナソニック エオリアユーザーの利用データをもとに「2023年-2024年 冬のエアコン使用実態調査」を実施し、都道府県別に今冬のエアコン使用時間を集計しました。
さらに、エアコン稼働やお手入れ状況について調査を実施するとともに、パナソニック エアーマイスターがエアコンの冬じまい方法をお伝えします。
【本リリースサマリー】
■今冬のエアコン利用時間&利用増加時間ランキングを発表
・今冬、全国で最もエアコン暖房利用時間が多かったのは秋田県、増加したのは徳島県
・今冬の暖房利用は、昨シーズンに続き減少
■今冬のエアコン利用に関するアンケート調査を実施
・「今冬、例年に比べて電気代高くなった」44%
・シーズン中にフィルター掃除をまったくしていない“ほったらかしエアコン”が49%
■パナソニック エアーマイスターがエアコンの冬じまい方法を解説
・実はNGなお手入れ方法を紹介
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今冬のエアコン利用時間&利用減少時間ランキングを発表!
昨年比で最も利用時間が減った都道府県は?
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パナソニックは、エオリア アプリに接続したエオリアユーザーの利用データをもとに、「冬のエアコン使用実態調査」を実施。今冬のエアコン暖房利用時間と利用減少時間(昨年比)を、それぞれ算出しました。
■2023年-2024年 冬のエアコン利用時間ランキング
今冬、全国で最もエアコン暖房利用時間が多かったのは秋田県で、1日平均7.97時間、1ヶ月平均242.20時間という結果になりました。利用時間上位の東北地方では、シーズン合計で平均1000時間以上使用しているエリアも多く、全国平均でもシーズン合計で600時間以上の利用時間となりました。
■2023年-2024年 冬のエアコン利用減少時間ランキング
昨年同期間と比較すると、今冬は全国的にエアコン暖房利用時間は減少しました。全国で最もエアコン暖房利用時間が減少したのは秋田県で、1日平均0.72時間、1ヶ月平均で21.56時間の減少に。気象庁の冬(2023年12月~2024年2月)の天候まとめによると、この冬の気温は全国的にかなり高く、全国の平均気温は1898年の統計開始以来、2020年シーズンに次ぐ過去2番目の高さとなり、暖冬となりました。
その影響を受けてか、暖房利用時間が減少した昨シーズンに引き続き、今年はさらに暖房利用時間が減少する結果となりました。
■エオリア アプリとは https://panasonic.jp/aircon/app.html
パナソニック エアコンのスマートフォン向けアプリです。お手持ちのスマホにエオリア アプリをインストールすれば、外出先や別のお部屋から、リモコンのようにエアコンの遠隔操作や運転状況の確認が可能になります。
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「今冬、例年に比べて電気代高くなった」44%
シーズン中にフィルター掃除をまったくしていない“ほったらかしエアコン”が半数!
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「今年の冬、例年に比べて暖房の利用開始時期は変化しましたか?」という質問では、「やや遅かった」 (26%)、「かなり遅かった」(13%)と、例年に比べて利用開始が遅れた方が39%いることがわかりました。「変わらない」も同数の39%となり、例年並か、少し遅れての利用開始となった方が多かったようです。今冬の暖房利用状況が減少した背景には、利用開始の遅れが理由の一つと考えられそうです。
一方、「今年の冬、例年に比べて電気代は変化しましたか?」という質問では、「かなり高くなった」(11%)、「やや高くなった」(33%)と、約半数の44%が今冬電気代が高くなったと回答しました。電気代が引き続き、各家庭の悩みのタネであることが伺えます。
続いて、今冬のエアコンフィルター掃除状況についても調査しました。フィルターの自動お掃除機能がないエアコンの場合、メーカーは目安として2週間に1度の掃除を推奨していますが、「2週間に1回以上」と回答した方はわずか5%にとどまる結果に。一方で、「まったくしていない」が49%と最多になり、約半数の方が冬の間エアコンフィルターをまったくお手入れせず、ほったらかしの状態であることが判明しました。
本格的にエアコン冷房を稼働させる時期に、快適に使うためのエアコン冬じまい方法を、パナソニック エアーマイスターの福田 風子が解説します。
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パナソニックのエアーマイスターがエアコンの冬じまい方法を伝授!
電気代節約につながるお手入れ方法
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掃除方法には手順があり、パーツごとに異なります。お手入れの際はけがを防ぐため、必ず運転を停止し、電源プラグを抜いてください。
■前面パネルは柔らかい布で拭く
エアコンの前面を覆っているパネルは、多くの機種で取り外しが可能です。本体から外したら、そのまま柔らかい布で拭きましょう。そして、内部の掃除が終わってから再び取り付けます。
■フィルターについたホコリは掃除機で吸い込む
エアコンの使い心地を左右するのがフィルター掃除です。基本的には、一度本体から取り外し、掃除機を使ってホコリを吸い込んでいきます。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤で浸け置き洗いがおすすめです。湿っているとカビの原因にもなるのでよく乾燥させ、本体に戻しましょう。
■本体内部は、内部クリーン機能付きなら、内部クリーン運転を行う
フィルターを外した本体内部に汚れやカビが付着していたら、手が届く範囲であれば拭きとっていただき、手が届かない部分までカビの付着やカビくさいにおいがする場合にはエアコンのクリーニングをおすすめします。お買い上げいただいた販売店や、各メーカーの修理ご相談窓口へご相談ください。クリーニング後は内部クリーン機能や送風運転を活用し、できるだけカビが発生しないようにしましょう。
■ルーバーは柔らかい布で乾拭きする
エアコンの縦羽部分を「ルーバー」と呼びます。ルーバーは隙間が狭く、掃除機などが届かないので、柔らかい布で乾拭きするようにしましょう。
■本体の汚れがひどい場合は、水かぬるま湯を含ませた布を絞って拭く
エアコン本体は布で拭くだけなので、難易度は低いように感じられるかもしれません。ただ、細かい溝があったり、しつこい汚れがこびりついていたりと一筋縄にはいかない箇所でもあります。場面に応じて、乾拭きではなく水かぬるま湯を含ませた布をよく絞って拭く、掃除ブラシやエアダスターなどを使い分けるといった工夫をしましょう。
■エオリアに搭載!自動でホコリを排出する “フィルターお掃除ロボット”
パナソニック エアコン「エオリア」に搭載された“フィルターお掃除ロボット”は、累積24時間以上運転すると、自動で掃除を始めるという機能を持っています。フィルターが自ら動き、びっしりと配置されたブラシでクリーニングすることで、フィルターのホコリをしっかりとかき取り、キレイに取り除いてくれます。さらに、ブラシについたホコリまでこそぎ落とし、排出口から屋外へ自動で排出してくれる※ため、ダストボックスにたまったホコリを捨てる手間もいりません。(自動排出タイプの場合)
※フィルター掃除は自動で行いますが、ホコリや油汚れが多い環境等でご使用の場合は、水洗いをする等おすすめします。
★:国内家庭用エアコンにおいて。2023年12月1日現在。(パナソニック調べ)
エオリアのフィルターお掃除ロボットについてはこちら
https://panasonic.jp/aircon/24feature/clean.html#robot
これはやっちゃダメ!NGなお掃除とは?
エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要です。ご自身でエアコン内部の洗浄をしないでください。誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレーをするなど)を行うと、内部に残った洗浄剤で故障の原因につながる恐れがあります。専門業者に依頼しましょう。
※エアコンのフィルター掃除で年間約1万円以上※の節約に!
エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることにつながります。実際にエアコンフィルターを1年間掃除しないとフィルターの目詰まりで、年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうという実験結果もあります。この25%の消費電力量のアップは主に暖房時におけるもので、言い換えれば冬こそフィルター掃除を徹底的に行いたいもの。ただし、冷房時もフィルターの目詰まりで冷えや風量が弱くなり、結果設定温度を下げてしまったり、風量を上げることで消費電力のアップにつながりますので、一年を通してこまめなフィルター掃除で冷暖房効率を上げたいものです。
※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験
【パナソニック エアーマイスター 福田 風子】
パナソニック株式会社
空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
■「2023年-2024年 エアコン暖房利用に関する実態調査」概要
●調査地域:全国
●調査期間:2024年2月2日(金)~2024年2月9日(金)
●調査方法:インターネット調査(協力:ジャスシステム)
●調査対象:20~60代の男女
●有効回答:577名(男性:291名、女性:286名)
※調査結果を引用いただく際はパナソニック「エオリア」調べを引用元として記載ください。