聞こえ具合の測定
純音聴力測定
ヘッドホンを耳にあてて、どのくらい小さい音まで聞き取れるかを、「プーッ、プーッ」、「ピーッ、ピーッ」というそれぞれの周波数ごとに調べる方法です。
補聴器は、測定の結果に応じて聞き取れない音程を、聞き取れるところまで大きくします。
語音弁別測定
言葉の聞き取りを調べる測定です。「あ」、「い」などの単音の聞き分けを調べる語音明瞭度測定と、 「みかん」、「きつね」などの単語の聞き取りを調べる了解度測定の2種類があります。 音を大きくした時に、最大で何パーセント聞き取れるかを調べることで、補聴器を使った場合に改善される効果をみることができます。この値を「最高語音明瞭度」といい、 その人がもつ言葉の理解力を表すため、100パーセントにならないことも多くあり、補聴器を着けてもこれ以上は言葉を正確に聞き取ることができないという限界値にもなります。