パナソニックは、2017年7月9日(日)、「エボルタNEO」の長もち・パワー実証実験として、2本の単3形乾電池「エボルタNEO」を動力源としたロボット「エボルタNEOくん」で、ノルウェーのフィヨルド1,000m登頂にチャレンジし、見事、成功を収めた。
このチャレンジは、ほぼ垂直に切り立つノルウェーフィヨルドの断崖絶壁1,000mに張られたロープを身長17cmの「エボルタNEOくん」が、乾電池2本の動力で登るもの。8年前にも同企画でグランドキャニオン530m登頂を実施したが、今回はその約2倍の高さへの挑戦となった。
チャレンジ初日、現地は気温約10℃と肌寒く、しかも小雨降る中でのスタートとなった。予定通り日本時間の7月7日(金)12時(ノルウェー時間7日午前5時)にチャレンジを開始し、1,000m先の頂上を目指し登り始めた。
降りしきる雨の中、好調に登り続けていたが、ゴールまで残りわずかなところで「エボルタNEOくん」が停止し、あと一歩のところでチャレンジ達成を逃した。その後、翌日の7月8日(土)18時35分(ノルウェー時間8日午前11時35分)に、再チャレンジを実施。
また、今回のチャレンジには「エボルタ NEOくん」と同じスピードでロープを登り、360°で配信可能な追跡撮影カメラを用意し、「エボルタNEOくん」の勇姿やノルウェーの大自然を360°好きな方向見渡せる、これまでにない臨場感のある映像配信を可能とした。
そして一歩一歩、着実に登り続け、雨や強風などの悪天候に負けることなく、見事、約11時間26分かけて1,000m の登頂を果たした。
長年、エボルタくんの設計・制作に携わり、今回もスタッフの一員として参加したロボットクリエーターの高橋智隆氏は、「まず、エボルタNEOくんにお疲れ様と言いたい。地上で送り出してから11時間、計算よりも少し時間がかかったものの、過酷な条件のもと無事目標を達成できてよかった。コツコツと短いストロークでこんなに大きな偉業を成し遂げられるとは、改めてロボットと電池の可能性の大きさを感じた。この喜びを皆と分かち合いたい」と語った。
この2日間に及んだ過酷なチャレンジの様子はニコニコ生放送、パナソニック公式Facebook、Twitter、エボルタNEO公式Twitterで生中継され、これまでで累計約130万人が視聴。また、今後チャレンジの様子をまとめたダイジェスト動画をチャレンジ公式WEBサイトにて公開予定。
▼エボルタNEOチャレンジ公式サイト
http://panasonic.jp/battery/challenge/2017/
なお、チャレンジ達成を記念して、現在エボルタNEOチャレンジ公式WEBサイトでは、豪華賞品が当たる「チャレンジ達成キャンペーン」を8月21日(月)まで実施中。
▼エボルタNEOチャレンジ チャレンジ達成キャンペーン
http://panasonic.jp/battery/challenge/2017/cp3/
【チャレンジ達成概要】
所要時間 :11時間26分09秒
平均速度 :約1.86m/分
登頂の高さ :約1,005m
ロープの長さ:約1,280m
▼乾電池エボルタNEO:
http://panasonic.jp/battery/drycell/evoltaneo/