《2,000人の防災意識調査》災害停電経験者から備えのヒントを学ぶ~もしもの備え白書2021~

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2021年03月08日


もしもの備え白書

「自然災害は不安だから、備えは必要。でも、何から用意したらいいのか分からない。」
パナソニック株式会社は停電経験者と未経験者の合計2,000人に災害への備えについての意識調査を実施しました。
今回、調査を元に備えの実態やギャップ、停電を経験して分かったことなど災害停電経験者から備えのヒントを学ぶ「もしもの備え白書」と、はじめての備えに役立つ「防災グッズリスト」を公開します。

■災害停電経験者の経験談から備えのヒントを学ぶ~もしもの備え白書2021~PDF
https://panasonic.jp/battery/contents/safety/survey.pdf
■防災グッズリストPDF
https://panasonic.jp/battery/contents/safety/goodslist/checklist.pdf
■パナソニックのウェブマガジン「UP LIFE」内、「防災」関連記事
https://panasonic.jp/life/safety.html
■パナソニックの電池防災グッズ
https://panasonic.jp/battery/contents/safety.html

【調査概要】
防災意識調査
対象者:全国の20~69歳男女 計2,000人(内1,000人が5時間以上の停電経験者)
調査期間:2021年1月20日(水)~22日(金)
調査手法:インターネット調査
構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

<本リリースサマリー>
■Chapter1:2,000人の備えの現状
・自然災害は不安だが備えができていない
・備えができていない理由はわからない、きっかけがないから

■Chapter2:困ったこと、備えて良かったこと
・長時間停電発生時に困ったこと(停電経験者)と困りそうなこと(未経験者)ではギャップがある
・停電経験者の多くが基本の備えの大切さを実感

■Chapter3:必要なあかりの備えとは
・停電時は暗いこと自体がストレスになる
・停電経験者も未経験者もあかりを2灯以上所有している人が多い

■Chapter4:情報収集と連絡手段の備え
・停電時に携帯端末(スマートフォンなど)を使った人が多数
・停電経験者が備えておけばよかったと後悔したものの上位は電力

■Chapter5:必要な電池の備えとは
・防災用に電池を数多くストックしている人は少ない
・多くの人が使用期限を意識せずに電池の保存をしている

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■Chapter1:2,000人の備えの現状
・自然災害は不安だが備えができていない
自然災害への備えの現状についての調査では「自然災害について、不安を感じている」と回答した人は70.1%にも上り、「備えは必要」と86.5%の人が感じていると結果に。しかし、実際には71.1% の人が「備えができていない」と回答しました。

自然災害への不安


自然災害への備えの必要性


自然災害への備え

・備えができていない理由はわからない、きっかけがないから
備えができていない理由としては「具体的に何を始めればよいかわからない」31.0%、「特に始めるきっかけがない」14.8%と、「何を」「いつ」備え始めたらいいのかわからない人が4割以上います。
また、備えのきっかけになるものとして、台風などある程度予測のつくものはシーズン到来や予報などが事前に備えるきっかけになりますが、予測のつかない地震への備えは実際に地震が起こってから準備を始める人が47.5%と多く、なかなか自分事になっていないのが現状です。

備えができない理由


備えをはじめるきっかけ

■Chapter2:困ったこと、備えて良かったこと
・長時間停電発生時に困ったこと(停電経験者)と困りそうなこと(未経験者)ではギャップがある
5時間以上の長時間停電時に経験者が実際に困ったと感じたことと未経験者が困りそうと想像するものを比較しました。一番差が大きかったのは「照明が使えず、部屋が暗くて困った(困りそう)」経験者53.5%、未経験者23.5%と差が30%ありました。経験者では「暗くて部屋を移動するのも大変だった」(40代/女性)の声も。また、2番目に「特になかった(特になさそう)」が経験者5.0%、未経験者27.8%と22.8%の差があり、未経験者は停電時の想像がしづらくなっています。

長時間停電時に困ったこと

・停電経験者の多くが基本の備えの大切さを実感
停電経験者の「準備・所持しておいてよかったもの(備えておいてよかったもの)」
1位 「懐中電灯・ランタン」 58.0%
2位 「乾電池・充電池」 41.4%
3位 「レトルト食品・インスタント食品」 39.7%
<停電経験者の声>
「懐中電灯が一つあるだけで安心感が違った。電池も余分にあったのでよかったです(40代/女性)」
「地震を経験した時に一番に不足になったのが電池(30代/女性)」
「子供は空腹が我慢できないのでインスタント食品などはとても助かった(30代/女性)」

長時間停電時の備え

■Chapter3:必要なあかりの備えとは
・停電時は暗いこと自体がストレスになる
停電時は部屋が暗いことにより料理や食事、トイレなど生活の様々なシーンで不便が生じます。また、半数近くの人が「何をするにも暗くて精神的に不安」46.2%と部屋が暗いこと自体にストレスを感じています
また、スマートフォンのライトをあかり確保に使っていた人も「バッテリーを気にしながら使うことがストレスだった」50.6%と回答しています。(n=921 あかりが必要な時間帯の停電経験者)

部屋が暗くて困ったシーン

・停電経験者も未経験者もあかりを2灯以上所有している人が多い
懐中電灯などのあかりは半数以上が2灯以上所有しており、停電経験者の方がより数多く備えています。(停電経験者66.7%、未経験者51.4%)
<停電経験者の声>
各部屋には自立式のランタン、個人には両手があくライトを用意している。(50代/女性)
食事用などは自立型のランタン、トイレなどは移動用の手持ちライトをそれぞれ多めに用意しておくとよい。(50代/男性)など用途別のあかりを備えている回答もありました。

あかりの所有数

■Chapter4:情報収集と連絡手段の備え
・停電時に携帯端末(スマートフォンなど)を使った人が多数
長時間停電時にもスマートフォンなどを使った人は73.7%と多く、連絡手段や災害情報の入手などに使用しています。
・災害時に使用した連絡手段・・・1位「スマートフォンなどで通話」 31.5%
・災害情報の入手方法・・・1位「スマートフォンなど」 58.9%
(n=1000 停電経験者、複数回答可)
しかし、停電時のスマートフォンなどの電源確保については32.3%の人が自身の備えだけでは電源が足りなかった経験をしています。(「電源を確保できなかった」17.9%、「新たにモバイルバッテリーを購入」8.1%、「地域や自衛隊などの充電ブースで充電した」4.1%、「周囲の人にモバイルバッテリーを借りた」2.2%)(n=1000 停電経験者、複数回答可)

スマートフォンなどの使用頻度

・停電経験者が備えておけばよかったと後悔したもの上位は電力
停電経験者の「準備・所持しておけばよかったと後悔したもの」、1位はモバイルバッテリー(19.7%)、2位は発電グッズ(17.0%)と上位は電力関係となりました。
<停電経験者の声>情報を集めようと携帯電話を頻繁に使用したため充電がなくなってしまい、逆に外部との連絡が取れなくなってしまった。(40代/男性)

備えておけばよかったと後悔したこと

■Chapter5:必要な電池の備えとは
・防災用に電池を数多くストックしている人は少ない
・乾電池のストックは単3形・単4形が多く1~10本、単1形・単2形0~5本と防災用の備蓄をしている人は少なく、「どのサイズを何本ストックしておけばよいかわからない」 56.2%(n=2000)という結果も。
<乾電池ストック数傾向>
単4形乾電池 1~10本
単3形乾電池 1~10本
単2形乾電池 0~5本
単1形乾電池 0~5本

乾電池のサイズ別ストック

3日間の備蓄乾電池の目安(単3形)
1人の場合…17本(あかり用に3本、スマートフォン充電器用に12本、ラジオ用に2本)

電池備蓄目安

※あかり:1日8時間使用を想定。BF-AL05(乾電池エボルタNEO単3形×3本使用)を使用した場合、強モードで連続約60時間使用可能。/スマートフォン充電器:1日0.5回の充電を想定。BQ-CC87(乾電池エボルタNEO単3形×4本使用)を使用した場合、約0.5回の充電が可能。(単3形乾電池4本を使用して内蔵電池約2,700mAhのスマートフォンを充電した場合。)/ラジオ:家族で1台使用と想定。RF-P155 (乾電池エボルタ単3形×2本使用)を使用した場合。FM受信時 計71時間使用可能。
※電池寿命は、周囲温度20℃で連続使用した場合の目安です。

・多くの人が使用期限を意識せずに電池の保存をしている
乾電池の使用期限を確認したことがない人は55.9%と多く、備えていても停電時に期限が切れていることも。乾電池を正しく保存し、備蓄の見直しも必要です。

乾電池の使用期限確認

乾電池保存のポイント


乾電池保存のポイント

■「もしもの備え」パナソニックの電池防災グッズ
https://panasonic.jp/battery/contents/safety.html

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