

動作時の落下は
オフィス机の
高さを想定

パソコンなんて落とさないだろう。
思い込みとは裏腹に
現場は常にリスクと隣り合わせ。
業務机の平均的な高さを算出し
76cmという落下の基準を設けました。
76cm動作落下試験
76cmという数値はレッツノートが初めて設けた頑丈基準ですが、重要なのは数値そのものではなく、現場で使い続けられる性能を備えているか。そのため落下後に行う動作試験に関しても厳しい基準項目を設けています。電源ボタンやフタなどの動作部やLCDなどの表示部、SSDなどの記録媒体など、一つ一つの項目に異常がないかつぶさにチェックしています。


あらゆる
角度からの
落下を推考

モノが落ちる方向を
事前に予測することは難しい。
だからこそ、全てを網羅して
お客様に安心と安全を届ける。
「26方向」という数値の理由です。
30cm 26方向落下試験
製品が落下するとき、どの角度から落下するか事前に予測することは困難です。そのため、26方向落下試験ではパソコンが落下する際に最初に接地する可能性のある全ての箇所に対して試験を行っています。面(6)、角(8)、凌(12)があり、そのすべての試験において破損による安全面の劣化や各操作部の異常がないように、厳しい項目を設けています。


満員電車の
加圧と振動
双方への備え

満員電車を想定すると
人混みの圧迫と乗り物の揺れ
両方がパソコンの大敵に。
だからこそ加圧試験と振動試験は
一度に検証しているのです。
100kgf加圧振動試験
「電車に乗っただけで画面が壊れてしまった」-お客様からのご意見をきっかけに開発スタッフが実際に圧力センサーを身に着けて満員電車に乗り、圧力を計測。さらに電車の揺れがパソコンの機構に負担をかけていることを突き止め、100kgf加圧振動試験という試験基準を設けました。数種類の試験を追加するなど、現在も時代の変化に合わせてお客様のシーンに応じた最高の試験基準を追求しています。


日に数千回の
打ち込みと
耐久性の検証

ビジネスの現場では
一日何千回もキーを入力しています。
打鍵試験で求められるのは
1回きりの耐久性ではなく
使い続けても壊れない安心感なのです。
キーボード打鍵試験
ビジネスパソコンではメールや資料作成をはじめ、様々なシーンでキー入力を行います。重要なのは、長時間かつ長期間使用しても問題なく使用できるかどうか。レッツノートでは一日の最大使用回数を仮定して、パソコンの使用年数を考慮し、打鍵試験を行っています。


日本全国の
温度変化にも
柔軟に対応

パソコンが使われる環境は
時代に応じて無限に変化します。
変化する時代だからこそ
どんな場所でも、どんな環境でも
“当たり前に使える”一台が重要です。
高温高湿度試験
日本は温度変化が多岐にわたるため、パソコンが高湿度な梅雨でも耐えられるか、冬の乾燥した環境で機械がショートしないか考え抜くことも設計では非常に重要です。いつでもお客様が求めるパフォーマンスが出せるよう、レッツノートでは様々な環境をシミュレーションし試験を行っています。また高湿度槽を神戸工場と開発拠点の双方に設置しています。


PC開閉による
経年劣化の
リスクも考慮

液晶の耐久性は
開閉のヒンジ部分も
隠れた重要ポイント。
配線などの劣化も想定して
何度も開閉試験を行います。
ヒンジ耐久性試験
パソコンは一日に何十回と開閉されています。そのため使い続けるとヒンジ部の劣化以外にも、中を通るディスプレイ制御を担う配線が傷つきやすくなるリスクが発生します。レッツノートでは耐用年数を考慮した数値を元に、何度も開閉を行うヒンジ耐久性試験が行われています。また可動域の全域を何度も開閉させ、一番負荷がかかる状態を作り出します。


電波暗室も
神戸に完備し
品質を追求

何度も試験を行い
最高の一台を追求する。
専門性の高い電波暗室を
自社工場に備えることが
高品質な製品に繋がります。
不要輻射試験
放出される電磁波が、他の電子機器に影響を与えないかチェックする試験です。電子機器は、電磁波が他の電子機器や無線設備に影響を与えることがあるため、日本国内のVCCI協会の技術基準などで限度値が定められています。試験は外部機関が代行するケースが多い一方で、レッツノートでは神戸工場内に設備を設置。短期間で何度も試験・検証が行えるため、高品質なモノづくりを追求することができます。