DMC-FZ300

空間認識AF

高速化と高い追従性を実現

高速化と高い追従性を実現画面に写るすべての被写体との距離を瞬時に算出する空間認識技術(DFDテクノロジー)を採用しました。従来から高精度に定評のあったコントラストAFがさらなる高速性を獲得し、AFの高速化と追従性能の向上を実現。一瞬のシャッターチャンスを逃すことなく撮影することができます。

※Depth From Defocusの略。

■進化ポイント(1) AFSのさらなる高速化

撮影空間の被写体距離を瞬時に算出、AF速度ワイド端約0.09秒※1、テレ端約0.10秒※1の高速AFを実現しました。高精度なコントラストAFにさらなる高速性が加わり、マクロから望遠まで幅広い撮影シーンにおいて、被写体に一瞬で焦点が合い、シャッターチャンスを逃しません。

※1 CIPA準拠。AFS、1点AF、ライブビューモード60fps時。

■進化ポイント(2) AF追従性能アップ

空間認識技術、ヴィーナスエンジンの性能向上、イメージセンサーの読み出し高速化により、約6コマ/秒※2のAF追従連写を実現。素早い被写体の動きをとらえ、しっかりと追従します。

※2 連写撮影速度は、絞り、シャッター速度などの諸条件によって、低下することがあります。

空間認識技術(DFDテクノロジー)&レンズ間通信 240fpsシンクロ対応

■空間認識技術(DFDテクノロジー)

空間認識技術は、ピント位置の異なるライブ画像から空間を認識し、物体までの距離を高速で演算。画面に写る全ての被写体距離を瞬時に算出する技術です。算出した距離情報により、一気に合焦領域までレンズを駆動させることが可能となり、AFのさらなる進化を実現しています。

ヴィーナスエンジン

※Depth From Defocusの略。

■レンズ間通信 240fpsシンクロ対応

アルゴリズムの進化と信号処理の高速化により、レンズの駆動モーターとヴィーナスエンジンの通信速度が一眼カメラと同じ240fpsに対応。ワイド撮影はもちろん、ズーム撮影時でもその効果を発揮します。

●すべての環境下での効果を保証するものではありません。

0.7倍※1の大型 OLEDファインダー

高速応答・高コントラストで撮影に没頭できるOLEDファインダー

撮影に没頭できる大型ライブビューファインダー。約3.88倍(35mm判換算:約0.7倍)のファインダー倍率と約100%の視野率で、画面の隅々まで気を配って撮影できます。
 
高解像約144万ドットのモニターには、応答速度が速く、きめ細やかで見やすい有機EL(OLED)ディスプレイを採用。タイムラグを感じさせない高速表示により、動きの速い被写体もしっかりとらえます。
 
また、有機ELの持つ約10000:1以上の高コントラスト比性能により、明部・暗部の階調までしっかり確認しながらのフレーミングが可能。さらにファインダー/背面モニターの明るさや色合いを細かく調整することで、被写体をより忠実に再現します。

※1 35mm判換算。

アイセンサーAF

アイセンサーに眼を近づけると、モニター表示からファインダー表示に自動的に切り換わります。
さらにファインダーを覗いた瞬間に被写体に自動でピントを合わせるアイセンサーAF機能を搭載。シャッターボタンを半押しすることなくAFが作動して、スピーディな撮影を実現します。

約104万ドット フリーアングルモニター

タッチパネル搭載フリーアングルモニター

光の反射を抑え、晴れた屋外での視認性にも優れた3.0型 約104万ドットフリーアングルモニターを搭載しました。モニターには新タッチパネルモニター(静電容量方式)を採用し、消費電力を抑えたまま高い輝度を実現すると同時に、外光の反射を低減。バックライトからの透過光の減衰を抑制することで、屋外での視認性の向上と広視野角を実現しています。
FZシリーズでは初のタッチパネルと、角度を自在に調整できるフリーアングルで、地面すれすれのローアングルや、腕を高く伸ばしたハイアングルでの撮影も思いのまま。撮影の幅が大きく広がります。

タッチパネル

スマホやタブレットで採用している静電容量方式を採用したタッチパネルを搭載。お持ちのスマホやタブレットと同じように、タップやドラッグ、ピンチイン/ピンチアウトで画面を直感的に操作できます。

タップで項目や アイコンを選択できる

ドラッグで、AFエリアの移動を操作できる

ピンチイン/ピンチアウトで再生時やAFエリアを拡大/縮小できる

フリーアングルモニター

左右に180度、上下に250度、自由な位置に回転可能なフリーアングルモニターを搭載。たとえば、高い木に止まった鳥と同じ目線でハイアングルで撮ったり、道端に咲いた小さな草花をローアングルで撮ったりするときも、モニターを確認しながら楽な姿勢のまま撮れます。

■ハイアングル

■ローアングル

タッチAF & タッチAE

タッチAFなら構図を決め、撮りたい被写体にタッチするだけのかんたん操作で、ピントの置き方にもこだわった撮影ができます。またタッチAE を使えば、撮りたい被写体にタッチするだけで、その被写体に合わせて画面の明るさを調整することができます。
2つの機能を組み合わせれば、同時に自動で合わせることができ、スピーディな撮影をアシストします。

タッチパッドAF

ファインダーをのぞきながら、モニターにタッチしてフォーカス位置を調整できます。
ピントをあわせる操作は2種類から選択可能。モニター上でピントを合わせたい場所に直接タッチをしてフォーカス位置を決める「絶対位置」モードと、モニター上の指の動きでカーソルを移動させてフォーカス位置を決める「相対位置」モードの切り換えができます。被写体を確認しながら直感的なピント合わせができるので、より精度の高いピント合わせができます。

タッチシャッター

ワンタッチでシャッターが切れる「タッチシャッター」機能を搭載。設定をONにしておけば、撮りたい被写体にタッチするだけですばやくピントを合わせて自動で写真が撮れます。

高速約0.88秒起動

「撮りたい」と思った瞬間に、すぐに撮影できる

4CPU搭載のヴィーナスエンジンによる高速演算処理と、アルゴリズムの改善により、起動時間約0.88秒の高速レスポンスを実現。一瞬のシャッターチャンスを逃さず、機動力に富んだ快適な撮影を楽しむことができます。

※当社計測。

12コマ/秒※1高速連写

動いている被写体の決定的瞬間も鮮明に記録

最大記録画素(12.1M)でメカシャッター時、約12コマ/秒※1の高速連写が可能です。またSH(超高速)モードなら電子シャッターで60コマ/秒※1(記録画素数[S]固定、最大60コマ)の連写ができます。

※1 連写撮影速度は、絞り、シャッター速度などの諸条件によって、低下することがあります。

約6コマ/秒※1、高速AF追従連写※2

最大記録画素(12.1M)のままでの、AF追従連写※2約6コマ/秒※1の連写が可能。一枚撮るたびにカメラが自動で被写体の動きに合わせピント合わせを行うので、激しく動く被写体に対しても、一瞬一瞬を鮮明に描写します。

※1 連写撮影速度は、絞り、シャッター速度などの諸条件によって、低下することがあります。
※2 AFC設定時。

UHS-I(U3) SDカード対応

U3対応のSDカードなら30MB/秒(240Mbps)の最低書込速度を保証しているので、連写継続時間がさらに延び、また、スムーズな動画撮影も可能に。高速連写撮影やRAW画像記録がストレスなく撮影でき、かつSDカードに撮りためた写真や動画もPCへすばやく転送できます。

●SDXCロゴはSD-3C、LLCの商標です。
●UHSスピードクラス3(U3)対応カードは同U3対応機器でのご使用において安定した30MB/秒以上の転送速度を最低保証します。
●UHS-I 対応カードをUHS-I非対応の機器で使用すると従来規格のインターフェースモードで動作します。

高速シャッター

動いている被写体の決定的瞬間も鮮明に記録

1/4000秒メカニカルシャッター

新シャッターユニット搭載により、1/4000秒の高速メカニカルシャッター撮影が可能。
高速シャッターを用いて、動きの速い被写体はもちろん、明るい日中の屋外でも被写界深度を生かした撮影ができます。

1/16000秒 電子シャッター

撮影シーンに合わせて「メカニカルシャッター」と「電子シャッター」を選ぶことができます。非常に明るいシーンで絞り開放で撮りたい場合や野鳥の撮影など一瞬の動きをとらえたい場面では「電子シャッター」を選んで、思い通りに撮影することができます。

サイレントモード

野鳥の撮影・静まった会場など、カメラの操作音やフラッシュの発光などが気になる場面では、「サイレントモード」を選んで、気兼ねなく撮影することができます。
このモードに設定することで、「シャッター方式(電子シャッター)」「電子音」「フラッシュ発光」「AF補助光」を一括でサイレント設定にすることができます。

多彩なオートフォーカスモード

捕捉力を高め、作品づくりの世界を広げる

ローライトAF

低照度な環境下での正確なピント合わせをサポートする-4EVまで対応したローライトAF を搭載。
星明りの下などの暗所でも、ピント合わせが正確に行えます。

星空AF

星にピントを合わせることができる星空AFを新たに搭載しました。従来のAFでは、星のような微小な光源はピントを合わせることが困難でした。FZ300では独自の制御により微小なコントラストを検出し、星空においてもピントを合わせることが可能になりました。

従来のAF枠(低照度時)

星空AFのAF枠

49点AF

AFエリア数が従来機FZ200の最大23点から最大49点へ大幅に増加。 最大49点から自動でフォーカスエリアを選択してピントを合わせることも、自分でタッチしてフォーカスエリアを選ぶことも可能。被写体が中央にいない時や、被写体が画面の隅にいる場合にも活躍します。

AFエリア数の比較

カスタムマルチAF

マルチAFの49点から自由に枠選択できるカスタムマルチAFを搭載しました。
モータースポーツでの流し撮りなどで活躍する「横列パターン」、そびえ立つ建造物を撮影する時に役立つ「縦列パターン」、画面の中央周辺のピントを合わせる「中央パターン」。お好みのフォーカスエリアを作成できる「フリー」では、中抜けになりそうな構図など、プリセットでは難しい被写体にピントを合わせたい時に便利です。フォーカスエリアは最高2つまで保存することができます。

■横一列パターン

■縦一列パターン

■カスタムできる一例 分割パターン

●横列、縦列パターンは一列だけでなく、複数列設定可能です。

1点AF

フォーカスポイントを自由に選択できる1点AFがさらに進化し、AF枠の大きさをシームレスで調整可能になりました。
ピンチ操作で細かく調整することはもちろん、後ダイヤルとサイドダイヤルでも調整が可能です。

ピンポイントAF

より細かなピント調整ができるピンポイントAFを搭載。
一度タッチすると、その部分が拡大表示されます。そこからさらにピントを合わせたい場所をタッチすることで、より細かな設定が可能。ダイヤルとピンチ操作で約3~10倍、 PinP(Picture in Picture) 時には約3~6倍に拡大・縮小できます。ピンポイント拡大時間は、3段階から調整可能です。

■全画面時

■PinP時

顔・瞳認識AF

人の顔を自動的に検知(最大15人まで)。顔が画面内のどの位置にあっても、顔に露出やピントを合わせることができます。
FZ300は顔認識に加え、より精微な瞳認識AFを搭載。さらに作画意図に合わせて、手前の瞳、奥の瞳にタッチでフォーカス位置を切り換えることもできます。

追尾AFモード

被写体が動いても自動でピントや露出を合わせ続ける追尾AFがより進化。
従来の色判別に加え、動きベクトル検出により追尾AF性能がアップしました。

AFCモード

シャッターボタンを半押ししている間は、被写体の動きに合わせて常にピント合わせを行います。スポーツシーンや鉄道など動いている被写体の場合は、ある程度動きを予測してピントを合わせます。

AFFモード

シャッターボタンを半押ししている間、被写体が動いた時に自動でAFが動作してピントを合わせ直します。動きが予測できない野鳥や子どもなどの撮影でも、より的確なピント合わせが可能です。

AF-ON機能

マニュアルフォーカス時にAF/AEロックボタンを押すと、オートフォーカスが作動。モータースポーツや鉄道を置きピンで撮影したい場面で活躍します。シャッターレリーズによるピント合わせの一瞬の『間』をなくせるので、ここぞという瞬間に一気にシャッターを切ることができます。

マニュアルフォーカス

こだわりの作品づくりに役立つアシスト機能

MFアシスト

MF撮影時に、ピントの位置をシビアに合わすことができるMFアシストを搭載しています。
ダイヤルとピンチ操作で約3~10倍、PinP(Picture in Picture)時には画面の一部(フレーミングスクリーン)を拡大表示させ、約3~6倍に拡大・縮小できます。

■全画面時

■PinP時

ピーキング

MF時およびAF+MFのMF時に、ピントのピーク位置が色つきで表示されるピーキング機能を搭載。被写体のどの部分にピントが合っているのかひと目で確認でき、細かなピント合わせが求められるマクロ撮影などで活躍します。
ピーキング表示は、新たに2種類の色を追加した5種類の色から選択でき、検出レベル別に色を変えることで分かりやすい表示を実現しています。ファンクションボタンに割り付ければ、ライブビューで被写体を確認しながらピーキングレベルを途中で切り換えることができるなど、使いやすさも追求しています。

●画像は効果を説明するためのイメージです。

AF+MFモード

AFでピントを合わせた後、MFでピントを微調整できます。マクロ撮影などで、精度の高いピント合わせが可能になります。

注意事項

  • ●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • ●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。