一眼カメラ DC-GH5S

特長│FIRMWARE Ver.2.5

機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービス。

DC-GH5S ファームウェアアップデートのお知らせ(2022年7月25日公開)

Ver.1.1~Ver.1.4機能追加

  • Ver.1.1 フォトスタイルに「L.モノクロームD」を追加/「粒状」の画質調整を追加

  • Ver.1.4 動物認識AFを追加

Ver.2.0AF・動画記録の強化と動画機能の利便性向上

「リアルタイム認識AF」アルゴリズムに「頭部認識」を追加

頭部認識に対応し、認識機能強化により追従精度が向上した「リアルタイム認識AF」AI分野の先進技術であるディープラーニングを応用した「リアルタイム認識AF」アルゴリズムに、人体の「頭部認識」を新たに加えることで、人物に対するAF追従性能を強化しました。動く被写体や、人物の顔が隠れてしまうようなシーンでも、頭部と人体の位置やサイズ、画角により撮影意図をカメラが自動で判別し、背景抜けを抑えながらフォーカスし続けます。人の顔と瞳を検知し、自動でピントを合わせる「顔・瞳認識AF」も「頭部認識」により、遠くの小さな顔も認識し続けることが可能になりました。強化された「人体認識」と「顔・瞳認識AF」の組み合わせで、人物へのより高精度なAF追従を実現します。

●「1点AF」設定時の自動認識AFに対応

AFモードを「1点」に設定時も、自動認識(顔・瞳認識AF/人体認識AF/動物認識AF)が設定可能になるので、認識した被写体に合わせて、ピントの追従精度が向上します。

●V-Log L撮影時のAF性能向上

●RAW画質モードの設定方法

ATOMOS社製 Ninja V HDR モニター/レコーダーへのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応

Cinema4K(4096×2160)、アナモフィック3.7K(3680×2760)の動画RAWデータをATOMOS社製 Ninja V HDR モニター/レコーダーに、HDMI経由で出力することが可能になります。ポストプロダクション時の編集やグレーディングに有効なApple ProRes RAWをNinja V HDR モニター/レコーダーで記録できるので、プロの映像制作ワークフローへ柔軟に応えます。

画像:LUMIX GH5S×NINJA V

■動画RAWデータ出力対応モード

エリア 解像度 フレームレート アスペクト HDMI出力
マイクロ
フォーサーズ
Cinema4K
(4096x2160)
59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p 17:9 12bit
マイクロ
フォーサーズ
アナモフィック
3.7K
(3680×2760)
59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p 4:3 12bit

「HDMI RAWデータ出力」をONにすると「動画画質」メニューの画質モード(画素数/フレームレート)のリストが、RAW出力可能なリストに入れ替ります。

  • アナモフィックも含む
  • RAWデータ出力ON時の画質モードの初期値は、17:9の4K/59.94p(or 50.00p)です。

●V-Log/V-Gamut変換用LUT(ルックアップテーブル)を用意

ATOMOS社製Ninja Vで記録したApple ProRes RAWデータは、対応した編集ソフトウェアを使用して、カラーグレーディングを行うことができます。さらに、V-Log/V-Gamutと同じ色合いで動画RAWデータをソフトウェアで編集できる、専用のLUT(ルックアップテーブル)を用意しました。慣れ親しんだV-Log/V-Gamutの色合いに変換してカラーグレーディングすることができるので、当社製のシネマカメラVARICAMシリーズや、フルサイズミラーレス一眼LUMIX Sシリーズなどと容易に絵合わせを行うことができます。

*外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
編集時にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、下記サポートサイトからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。

動画機能の利便性向上

動画記録中の赤枠表示
撮影画面に、動画記録中であることを示す赤色の枠を表示するので、撮影現場での記録開始ミスを防ぎます。

フレーム表示(GH5S:ビデオガイドライン表示)
撮影時に全10種類のアスペクトのフレームを画面表示できるので、最終の画角を確認しながらの撮影ができます。撮影環境に合わせてフレームの色やフレームマスクの透過度を変更することも可能です。
フレーム横縦比 2.39:1 2.35:1 2.00:1 1.85:1 16:9 4:3 5:4 1:1 4:5 9:16

動画縦撮り判定
縦位置で撮影した動画を自動判別し、「縦位置情報」を記録することで、パソコンやスマートデバイスで再生時に縦向きで再生できます。この「縦位置情報」は、「記録する/記録しない」をメニューで設定可能なので、俯瞰撮影など、縦横のカメラの向きを誤認識しやすいシーンなどで活用できます。

Ver.2.2動画記録性能機能強化と利便性向上

Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へのHDMI経由での動画RAWデータ出力に対応し、「Blackmagic RAW」記録が可能

カメラ本体からHDMI経由で、Blackmagic Design社製レコーダー「Blackmagic Video Assist 12G HDR」へ、Cinema4K(4096×2160)、アナモフィック3.7K(3680×2760)の動画RAWデータを出力することが可能になります。これにより「Blackmagic RAW」記録が可能となり、撮影後にBlackmagic Design社製ソフトウェア「DaVinci Resolve Studio」ですぐに編集できるなどポストプロダクションへの対応力を強化し、映像制作のワークフローを強力にサポートします。

画像:LUMIX GH5S×BlackMagic

■Blackmagic RAW 出力対応モード

エリア 解像度 フレームレート アスペクト HDMI出力
マイクロフォーサーズ Cinema4K(4096×2160) 59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p 17:9 12bit
マイクロフォーサーズ
アナモフィック
3.7K(3860×2760) 59.94p/50p/29.97p/25.00p/23.98p 4:3 12bit

*対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
*Blackmagic RAW動画の記録についてはBlackmagic Design社製 Blackmagic Video Assist 5” 12G HDR、Blackmagic Video Assist 7” 12G HDRで動作確認済みです(2021年10月現在)。詳細はBlackmagic Designにお問い合わせください。
*Blackmagic RAWデータの再生には、DaVinci Resolve, DaVinci Resolve Studio が必要です。また、Blackmagic RAWデータの編集には、DaVinci Resolve Studio が必要です。

撮影時の利便性向上

●LUMIX Gシリーズレンズ フォーカスリングの「リニア方式」への切り換えに対応

フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する「ノンリニア方式」に加え、回転量に対して移動量固定でピントを移動する「リニア方式」への切り換えが可能になります。リニア方式においては、任意の回転角を選択することができ、撮影者の意図に沿ったピント送りをサポートします。

※リニア/ノンリニア設定は、対応するレンズのファームウェアアップデートが必要です。

*対応レンズ(2021年10月現在):H-E08018/H-X1025/H-X2550/H-ES12060/H-ES50200/H-RS100400/H-XA025/H-ES200/H-HSA12035/H-FS12060/H-HSA35100/H-FSA45200/H-FSA100300

●ファームウェアアップデートの詳細は、下記ページをご覧ください。

その他の特長

注意事項

  • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。
  • 動画RAWデータ出力対応モードの記録対応状況は、外部レコーダーのバージョンに依ります。詳細は、ATOMOSまたはBlackmagic Designにお問い合わせください。
  • 対応する外部レコーダーが持つ、すべての性能を保証するものではありません。
  • 外部レコーダーで記録した動画RAWデータの編集には、対応したソフトウェアが必要です。
  • ProRes RAWで記録したデータを編集する際にV-Log/V-Gamutと色合いを合わせるには、こちらからLUT(ルックアップテーブル)をダウンロードし、ソフトウェアに読み込んでください。
  • 「Blackmagic Design」、「Blackmagic RAW」、「DaVinci Resolve」は、 Blackmagic Design Pty. Ltd. の登録商標です。
  • Ninja V / ATOMOSは、ATOMOS Limited の登録商標です。
  • Apple、ProResは、米国Apple Inc.の米国、および各国における商標、または登録商標です。
  • その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。