留守中の犬の画像

人間だけじゃない!お留守番中のペットを熱中症から守るには?

2017年6月22日

いよいよ夏到来。熱中症対策が報じられるシーズンとなりました。高齢の方や小さなお子さんは特に注意しましょう、とよく言われますが、意外と知られていないのがペットの熱中症対策。じつは犬や猫は、人間のように全身で汗を出して体温を下げることができないため、高温多湿の夏は特に熱中症になりやすいんです。強い日差しをうける屋外にいるときやキャリーバッグなどの狭い空間にいるときだけでなく、じつは室内でも熱中症にかかるリスクは潜んでいます。飼い主が外出してお留守番している間、命にかかわる危険な状態になる可能性も…。今回は、大切なペットを室内での熱中症から守る対策法をご紹介します。

こんな症状は要注意!ペットが熱中症になっている可能性があります!

クールダウン猫

熱中症はペットの命にかかわる場合もあります。自分で放散できる熱の限界を超えてしまうと細胞や神経に障害が起こり、重症化すると助からない恐ろしい病気です。では、実際に熱中症にかかると、どのような症状があらわれるのでしょうか。犬と猫でほぼ共通しているのが以下の症状です。

・元気がなく、ぐったりしている
・食欲がない
・よだれが大量に出る
・ハァハァと呼吸が荒く速い
・歩くとフラフラしている
・体温が高い
・下痢や嘔吐がある

これらに加え、けいれんが見られたときや、猫が口を開けて呼吸をしているときは危険な状態なので、すぐに病院で診てもらいましょう。受診前に連絡をして移動中の応急処置も聞いておくことをおすすめします。

また、肥満や上部気道疾患、心血管系疾患、中枢神経系疾患など病気を持っている犬や猫は要注意。高齢の犬や猫、子犬、子猫も体力がないため弱りやすいです。パグやシーズー、ブルドッグなどの鼻が低い犬種や、寒い国が原産の犬種、毛量の多い犬種も熱中症になりやすい傾向にあります。これらに該当しなくても、どんな犬や猫でも起こる可能性はあるので、しっかりとした対策をとりましょう。

<ペット熱中症対策その1>水をたくさん置く!

水を飲む犬

ペットの熱中症対策でまず大切なのは、人間と同じく水分を摂って体温を下げることです。とはいえ、仕事などで留守にしている間はこまめに水分を与えることができません。そんなときは、水の置き方に工夫をしてみましょう。

水飲みボウルに水をたっぷり入れておくのに加え、ペットがひっくり返してしまうことを想定して、複数の水飲みボウルを置いておくと安心です。部屋ごとにボウルを置いて、すぐに水を飲める機会を増やしてあげるのも良いですね。また、暑い日は水も徐々にぬるくなってしまいます。氷を入れるなど、できるだけ冷たい水を用意することで熱中症対策の水分補給がより効果的になるでしょう。

<ペット熱中症対策その2> 体温を下げる環境作りを!

留守中の猫

熱中症には、室内の温度上昇の対策も欠かせません。人間でも室内での熱中症が心配されているなか、体温調整が苦手なペットにはなおさら必要です。

カーテンは全開にせず、室内に日陰を作るよう必ず一部を閉めるようにしてください。それでも夏場は室温が上昇してしまうので、冷却を目的としたシートやマットを敷く、ペットボトルを凍らせてタオルで巻いたものを置くなどして、涼んだり体を冷やしたりできる場所を作ってあげましょう。また、日の当たりにくい浴室のドアを開けておき、自由に涼みに行けるようにしておくという方法もあります。

毛の長い種の犬や猫は、毛を短くカットすることで熱中症対策にもつながります。パナソニックの「ペットクラブ 犬用バリカン」がひとつあると、自宅でも簡単にカットできます。ただし、毛は直射日光から皮膚を守る役割もあるため、短くしすぎると逆効果になる恐れも。適切な長さを心がけてください。

本来ならば、窓を開けて風通しをよくしておきたいところですが、留守中となればなかなか難しいもの。ペットが過ごしやすい環境作りのためには、やはりエアコンで室温調整が欠かせません。ペットは人が寒いと感じるくらい(夏では25度程度)のほうが快適に過ごせるといわれています。また、温度だけでなく湿度とのバランスが大切。湿度は50~60%を目安にし、除湿機やエアコンの除湿機能などで調整するようにしましょう。

<ペット熱中症対策その3>「おはなしカメラ」とエアコンで室内温度を管理!

おはなしカメラを見つめる犬

水の用意や体温を下げる環境作りはしたものの、「体調が悪くなっていないかな」「部屋が暑くなりすぎていないかな」など、外出中にお留守番をしているペットのことが心配という方もいるのではないでしょうか。そんな方にぜひ取り入れて欲しいのがパナソニックの「おはなしカメラ」です。

「おはなしカメラ」を室内に設置すれば、連携したスマホでペットの様子を逐一チェックすることができます。マイク機能を使って話しかけることもでき、留守番中に寂しがっているペットのストレス緩和にもつながりそうですね。

さらに温度センサーが内蔵されているので、スマホでカメラ周辺の温度確認ができます。設定範囲外の室温になったらスマホにお知らせすることもできます。さらに、パナソニックにはスマホで運転のオン/オフや温度調節などを遠隔操作できるエアコンもあり、「おはなしカメラ」と併用すれば外出時でも急な室温の変化に対応できそうです。「おはなしカメラ」を利用して、ペットの熱中症対策に役立てましょう。

いかがでしたか? ペットも人間と同じように熱中症対策がとても大切です。快適な環境を整えているつもりでも油断は禁物。もしペットが熱中症にかかってしまったら必ず病院へ連れて行きましょう。ペットも大切な家族。真夏に向けて、しっかりとしたケアを実践していきたいですね。

監修者:ユーカリ動物病院 獣医師 村上美沙子先生