一眼カメラ DC-GH5M2

特長|FIRMWARE Ver.1.3

機能追加・向上に対応したファームウェアのダウンロードサービス。

DC-GH5M2 ファームウェアアップデートのお知らせ(2023年10月24日公開)

Ver.1.1ライブ配信機能の強化

スマートデバイスとのUSBテザリング(RTMP/RTMPS)

GH5ⅡとスマートデバイスをUSBケーブルで有線接続してライブ配信できる、「スマートデバイスとのUSBテザリング」に対応します。従来の「無線IPストリーミング機能」よりも、電波干渉の多い環境での使用時にも安定的な通信速度を確保しやすくなり、高画質な4K 30p映像の配信にも対応します。 

有線IPストリーミング機能 (RTP/RTSP)

GH5Ⅱとパソコンを有線LANケーブルで接続することで最大4K 60pの「有線IPストリーミング機能」が可能になります。有線LANケーブルを用いて安定性の高い通信ができる屋内環境で、無線通信を介さずに4K 60pの高画質な映像と音声を配信することができます。

※ DC-GH5M2のUSB Type C端子をLAN端子に変換する市販のアダプターが必要です。

もっと選べるライブ配信方式

●YouTube™およびYouTubeロゴは、Google LLCの商標または登録商標です。●Facebookは、Facebook,Inc.の登録商標です。

選べるライブ配信フォーマット

これまでGH5Ⅱの「無線IPストリーミング機能」では、最大FHD 60pでのライブ配信が可能でしたが、新たに「スマートデバイスとのUSBテザリング」や「有線IPストリーミング機能」を使用した場合は、4K画質の選択が可能です。通信量が少なく安定性を確保しやすいHD画質の映像から、4Kの高画質な映像まで、配信意図や通信環境に合わせた多彩なフォーマットを選択できます。

■ライブ配信フォーマット

解像度 フレームレート コーデック ビットレート 直接配信(RTMP/RTMPS) PCソフトで配信(RTP/RTSP)
Wi-Fi USBテザリング 有線LAN
4K 60p H.265 50/25Mbps - -
30p 25/12.5Mbps - -
FHD 60p 20/16Mbps - -
30p 12/6Mbps - -
4K 60p H.264 50Mbps - -
25Mbps - -
30p 25Mbps - -
12.5Mbps -
FHD 60p 16Mbps ◯(RTMP)
8Mbps
30p 6/3Mbps
HD 60p 6Mbps
30p 4Mbps

Ver.1.1静止画機能の追加

ライブビューコンポジット

設定した露光時間ごとに画像を撮影し、明るく変化した部分を合成して1枚の写真として記録します。露光時間が経過するたびに合成された画像が表示されるので、仕上がりを確認しながら撮影できます。全体の明るさを抑えて撮影できるため、明るい夜景を背景にして、星の光跡や時間差で上がる花火を1枚の写真として撮影するときに便利です。

ライブビューコンポジット

Ver.1.3動画記録時のフォーカス機能の連携

DJI製ジンバル LiDAR AF機能に対応

GH5M2との連携で、測距情報をカメラにUSBで送信し、カメラがフォーカスモーターを駆動するため、フォーカスモーターが必要なく、より小型で取り回しが良く、自由度の高い撮影が実現します。さらに、レンズキャリブレーション調整も不要なため、セットアップ時間も節約でき、43,200点の測距点が14mの距離で得られるLiDARの高速被写体測距により、高速なAFが実現。低照度での撮影時にも威力を発揮します。

※LiDAR AFを使用する場合、下記の機材と設定が必要になります。

●DJI機材
  • DJI LiDAR Range Finder RS(LiDARモジュール)
  • DJI RS3 Pro(ジンバル)

ジンバルの以下のポートに接続
RSSカメラ制御ポート:カメラ接続用
LiDARレンジファインダーポート:DJI LiDARレンジファインダー接続用

●システムを動作させるための設定

1.クリエイティブ動画モードにする
カメラ上部のモードダイヤルを「M」(クリエイティブ動画モード)にする

2. フォーカスをMFにする
レンズのAF/MFスイッチ or 本体のAF/MFスイッチにてMFにする

3. フォーカスリングロックをONにする
 [MENU/SET]  → AF → フォーカスリングロック → ONに設定(ロックする)

4. カメラのUSBをPC(Tether)に設定する
スパナ → IN/OUT1 → USB → USBモード → PC(Tether)に設定
(テザーのマークがLCDに出ていることを確認する)

DJI製ジンバル ActiveTrack機能に対応

DJIとLUMIXによる共同開発により、DJI RoninシリーズのActiveTrackがLiDAR Range FinderもしくはRavenEyeの映像伝送システムを追加せずに対応できるようになりました。カメラ内部で被写体の動きを検出し、ジンバルにデータを送信することで自動追尾を開始します。外部機器が必要ないため、軽量で撮影時の負担が少なく撮影効率が大幅に向上します。

※ActiveTrackを使用する場合、下記の機材と設定が必要になります。

●DJI機材
  • DJI RS3 Pro / DJI RS3 / DJI RS3mini / DJI RS2 / DJI RSC2 (ジンバル)

ジンバルの以下のポートに接続
RSSカメラ制御ポート:カメラ接続用

●システムを動作させるための設定

1.フォーカスをAFC/AFSにする
レンズのAF/MFスイッチをAF 本体のAF/MFスイッチにてAFC/AFSにする

2. カメラのUSBをPC(Tether)に設定する
スパナ → IN/OUT1 → USB → USBモード → PC(Tether)に設定(テザーのマークがLCDに出ていることを確認する)

3. カメラで顔認証をONにする
AFモードの設定画面から自動認識をONにする

4. ジンバルのトリガーボタンでアクティブトラッキングをONする

●対応機種
  • LiDAR AF DJI RS3Pro
    対応機種:GH6※1 / GH5M2※1 / S1H / S5M2 / BS1H / G9M2
  • ActiveTrack DJI RS3Pro, DJI RS3, DJI RS3mini, DJI RS2, DJI RSC2
    対応機種:GH6 / GH5M2 / BGH1 / G9※2 / GH5S / S1 / S1R / S1H / S5 / S5M2 / BS1H / G9M2

※1 ファームアップで対応。
※2 G9で使用する場合は別売のDJI R マルチカメラ制御ケーブル(Micro-USB)が必要です。マルチカメラ制御ケーブルについての詳細は、DJI社にお問い合わせください。

その他の特長

注意事項
  • RTMP/RTMPS規格に対応する配信サイトへの配信が可能です。すべての配信サイトへの対応を保証しているわけではありません。配信サービス側の変更によりライブストリーミング機能が使用できなくなる場合があります。詳しくは配信サービスの規約をご確認ください。
  • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
  • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。