なくそう フードロス!今日から使える冷蔵庫収納&ストック管理術

ライター:UP LIFE編集部
2023年7月10日 食・レシピ

食品を新鮮に保存し、毎日の食卓を支えてくれる冷蔵庫。買い出しをしてきたものの、中がごちゃごちゃで入れるスペースがない。ストックがあるのにダブり買いしてしまった。いつの間にか消費期限が切れていた…なんてことはありませんか?
そんな“家事あるある”を解決し、フードロスを減らす冷蔵庫の収納術を、料理研究家でラク家事アドバイザーの島本 美由紀先生に教えていただきました。

食材をかしこく管理して、フードロスを削減したい!

※本記事はパナソニックから、島本 美由紀さんに、「冷蔵庫」を提供した上、インタビューを依頼し、コメントの内容を編集して掲載しております。

教えてくれたのは…料理研究家・ラク家事アドバイザー 島本 美由紀さん

島本 美由紀さん

冷凍、食品保存を中心に幅広い知見を活かし、レシピ開発や、雑誌、TV出演、講演会など幅広く活躍。料理だけにとどまらず、「食品ロス削減アドバイザー」、「食品保存&冷蔵庫収納アドバイザー」、「防災士(防災食・備蓄アドバイザー)」としても活動している。

食材の指定席を決めて、透明容器で中身をわかりやすく

冷蔵庫庫内の食品収納イメージ

島本先生:まずは、庫内で食材が迷子にならないように、定位置を決めます。使ったら必ずその場所に戻すようにすることで、使い忘れやダブり買いを防止。ただし、“毎日の調理や買い物のたびに中身が変わる場所”であることを念頭において、細かく区切りすぎずに、定位置を振り分けていくことがポイントです。保存容器は形を統一すると、すっきりコンパクトに。中身がひと目でわかる透明なタイプを選ぶことで、食べ忘れも防げます。

下段に“ぽっかりスペース”をつくる

島本先生:調理作業中のボウルや鍋などを保存できる“ぽっかりスペース”を下段に確保。使いやすい下段に半分だけスペースを確保しておくと、さっとしまえて調理する際もラクになります。

庫内を効率よく冷やす収納のコツを知りたい

冷蔵庫内の食品収納イメージ

冷蔵室と野菜室の収納は「7割以下」に

島本先生:空いているスペースにどんどん物を詰め込むと、あっという間にパンクしてしまいます。冷蔵室と野菜室の収納は7割以下が基本。スペースが空いていると庫内がよく見えるだけでなく、冷気を効率よく循環させることができます。

冷凍室の収納は「7割以上」が鉄則

島本先生:冷蔵室とは逆に、冷凍室の収納は7割以上詰めることが鉄則。きっちり詰めることで冷気が逃げにくく、冷凍効率が上がります。せっかくの冷気を逃さないためにも、見やすく、取り出しやすい収納を心がけましょう。

迷子になりがちな調味料、どうしたらいい?

ドアポケットに集中配置&買いすぎ防止のルールを

島本先生:最短で取り出したい調味料は、ドアポケットに集中配置。ポケットに収まる量以外は買わないようにする!というルールを決めると、管理がしやすくなります。よく使うものは下段にまとめ、背の高いものを奥に、背の低いものは手前に置くと、取り出しもスムーズ。さらに、「いつ開けたっけ?」「まだ使える?」と悩まないためにも、普段あまり使わない調味料には開封日を記入しておくと便利です。開封した調味料は、2~3カ月以内に使い切りましょう。

野菜室をもっと上手に使いこなしたい

冷蔵庫の野菜室の野菜収納イメージ

使いかけの野菜、つぶれやすい野菜は上段のカゴに

島本先生:野菜室での保存は「上に重ねない」が鉄則です。きのこやトマトなど、日持ちがしないものやつぶれやすいものは上段に。また、使いかけの野菜は迷子になりやすいので、上段にカゴを置いて1カ所にまとめておくと、「使い切ろう」という意識が生まれ、献立も立てやすくなります。野菜が押しつぶされると傷む原因になるので、詰め込みすぎには注意しましょう。

気が付くと冷凍室がごちゃごちゃ…

冷凍庫内の収納イメージ

ブックスタンドを活用して、「取り出しやすい」収納に

島本先生:保冷材や氷、1人分の冷凍ごはんといったこまごましたものは、見えやすい上段に。保存袋に入れた食材や市販の冷凍食品など、かさばるものは下段に入れましょう。下段は物を重ねてしまうと取り出しにくく、使い忘れの原因にもなるので、ブックスタンドで「立てる収納」を。100円ショップなどで手に入る金属製のブックスタンドは、冷却効果アップにも期待できます。

保存袋に日付と中身を書く

島本先生:開封した冷凍食品をそのまま冷凍室に戻してしまうと、中身が外にこぼれ落ちたり、袋が勝手に開いたり…。ちょっと面倒でも、袋をクリップで留めてから冷凍用保存袋に入れてダブル保存すると、おいしさが長持ちするだけでなく、庫内の清潔も保てます。

「ストックマネージャー」でさらに便利に!

「ストックマネージャー」使用イメージ

島本先生直伝の収納&管理術とあわせて活用したいのが、「ストックマネージャー」機能。WPXタイプ冷蔵庫に同梱されている「重量検知プレート」と「キッチンポケットアプリ」を連携させれば、庫内のストック管理からレシピ検索までスマホ1つでできるので、毎日の家事の負担がさらに軽くなります。

ストックマネージャーでらくらくストック管理

食材の指定席を決めて整理した冷蔵庫で「ストックマネージャー」を使えば、食品のストック管理がさらにかんたん・便利に!WPXタイプ冷蔵庫に同梱されている「重量検知プレート*」と「キッチンポケットアプリ」を連携させて食材を登録すると、冷蔵庫の中のストック残量がスマホで確認できるので、ダブり買いによるムダな出費を軽減できます。また、ストックが減るとスマホに通知が来るように設定すれば、買い忘れの心配もなし。卵や牛乳、ヨーグルト、納豆など、管理したい食材を登録して、家族と情報を共有するとさらに便利です。

*別売ツールとしても購入できます(卵ケースの形状は異なります)

利用期限の管理やレシピ検索もおまかせ!

「キッチンポケットアプリ」のパントリー機能で、冷蔵庫内の食材の利用期限をらくらく管理。設定した日付に通知が受け取れるので、食材の使い忘れが防げます。さらに、食材の在庫に合わせたレシピや、冷蔵庫の「はやうま冷凍」、「微凍結パーシャル」機能を活用した時短レシピなど、さまざまな種類のレシピ検索が可能です。

冷蔵庫の中をかしこく整理して、フードロスを解消。使い勝手がよくなると、毎日の調理もグンとはかどりますよね。みなさんも「ストックマネージャー」を活用して、食材の使い忘れやダブり買いのストレスから解放されませんか?

2023年7月10日 食・レシピ

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