ハイレゾとは?音を楽しむために知っておきたいデジタルオーディオの基礎知識

ライター:UP LIFE編集部
2024年7月22日
エンタメ

オーディオ製品やテレビの機能紹介などでよく耳にするようになった「ハイレゾ」。なんとなく“ハイレゾ=音の質が良い”ということはわかるけれど、そもそもハイレゾってどんな技術を指すのでしょうか?音域のこと?いま使っているスマートフォンで聴けるのかな?などなど、ハイレゾについて気になることを理解しておきましょう。

ハイレゾとは?

ハイレゾについてのグラフ

ハイレゾとはHigh Resolution(ハイレゾリューション)の略で、直訳すると「高解像度」という意味です。これまでのCDよりも高解像度・高音質のデジタルミュージックの音源や、それを再生する音声機器のことを指します。その音源の情報量は実にCDの約3~6倍以上!より“原音”に近い状態の音といえます。まるでコンサート会場のような、はたまたレコーディング時のようなアーティストの息づかいや空気感など、これまでのCDでは聴くことのできなかった音域までを臨場感たっぷりに感じることができるのです。

CDよりも高音質。ハイレゾの仕組み

写真:ディーガにCDを入れる様子

ハイレゾを理解するためには、デジタルオーディオの基本であるkHz(サンプリング周波数)とbit(量子化ビット数)に関する知識が必要です。

デジタルオーディオは、音の「波形」を細かく分割して扱いますが、その分割は「時間」と「音の大きさ」の2つの軸によってなされます。一定周期で音の大きさを記録することで、波の形を再現できます。CDのスペックでは、サンプリング周波数が44.1kHzで、量子化数が16bitと標準化されています。これは、音の波形を1秒間に44,100回(44.1kHz)チェックし、その際の音の大きさを16bitで示すことを意味します。

ハイレゾ音源はCDよりも多くの情報量が記録されている

サンプリング周波数と量子化ビット数が大きいほど、波形がより細かく、元の波形に近づきます。例えば、CDの仕様である「44.1kHz/16bit」と比較すると、ハイレゾの「96kHz/24bit」はサンプリング数が約2倍、音の大きさは約256倍も詳細に表現されます。これにより、「96kHz/24bit」は原音の滑らかな波形に近づき、高音質を実現しています。

以前はCDからMP3に変換して聴いていましたが、この変換により音源が圧縮され、kHzとbit数が低下し、MP3の音は原音に比べて劣ります。しかし、ハイレゾでは、FLACと呼ばれる無圧縮方式を採用し、音源を効率的に圧縮します。これにより、kHzとbit数を保持したまま、滑らかな波形で繊細な音も表現できます。

ハイレゾ音源を聞くためにはハイレゾ対応機が必要

Hi-Res AUDIO

ハイレゾ音源を聞くには、ハイレゾ対応の機器(オーディオ、コンポ、テレビ、レコーダー、スピーカーなど)が必要です。対応機器には「ハイレゾ」を示すロゴが表示されているので、店頭や製品HPなどをチェックしてみましょう。

スマートフォンで聴く場合は、最近では、ハイレゾ再生の機能が備わったモデルも多く出回るようになっています。その場合は、インサイドホンやヘッドホンをそのまま接続すればOKです。

ハイレゾ非対応のスマートフォンならば、ハイレゾの再生に対応したアプリをダウンロードして、イヤホン・ヘッドホンの間に「DAC」と呼ばれるヘッドホンアンプを接続します。DACによって、音のデジタル信号をアナログ信号に変換され、ハイレゾ本来の音を聴くことができるようになります。

ハイレゾ音源は、パソコンやスマートフォンなどを通してインターネットの専用サイトなどからダウンロード購入できます。新しい技術ゆえ、最新曲しか対応していないのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。元の音源をハイレゾ形式にして配信されている曲も多いので、最新曲はもちろんのこと、往年のクラシックから懐かしのあの曲まで、いま聴きたい曲を探してみるのも楽しみのひとつになりそうですね。

ハイレゾの音楽を存分に楽しむにはディーガがおすすめ!

写真:ディーガが置かれている部屋

高音質のハイレゾ音源だからこそ、しっかりとその“音”を楽しめる環境を整えたいもの。しかし、ダウンロードしたハイレゾ音源を聴くために、その都度パソコンを立ち上げるのは、なんとなく面倒に思う方もいるのではないでしょうか。

そんなときにはパナソニック「ディーガ」にハイレゾ音源をストックしておくのがおすすめ。ディーガは番組を録画したり、ブルーレイディスクを視聴するだけではなく、「音楽を聴く」機能や、内蔵ハードディスクに「音楽をためる」機能も備わったレコーダーなんです。※1

定額利用サービスで「ディーガ」をお試しいただけます!

また、保存した音楽は「サウンドジャンプリンク機能」を使ってディーガとハイレゾ対応スピーカーを組み合わせれば、自分の部屋やリビングなど家じゅうどこでもワイヤレスで再生ができます。なかでも、「コンパクトステレオシステム SC-RS60」はインテリアにマッチするデザインで、リビングにもスッキリ置くことができますよ。再生操作も、スマートフォンやタブレットに専用アプリ「Panasonic Music Streaming」をインストールすれば、簡単に行えます。

コンパクトステレオシステム SC-RS60

いかがでしたか?ハイレゾ音源をまだ聴いたことのない方は、ぜひ一度体感してみてください。いつも聴いている曲や思い出の曲でも、今まで聴こえなかった音や空気感など、新たな発見があるかもしれません。

※1 再生するときには、ハイレゾ対応のオーディオ機器につないでお聴きください。

2024年7月22日 エンタメ

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