ダビング、MD、バブルラジカセ…あなたはどの時代?音楽の保存方法の歴史
ライター:UP LIFE編集部
2022年11月29日
エンタメ
音楽CDなどをPCなどに取り込むことを「リッピング」といいますが、CDやPCが一般的ではなかった昔は「ダビング」と呼ばれていました。最近では音楽をインターネットでダウンロードして手軽に聞けるようになりましたが、昔はどのように音楽を保存して楽しんでいたのでしょうか?そこには懐かしの録音機器がありました。そこで今回は当時の“あるあるエピソード”を交えながら、時代別に音楽保存法を紹介します!
【1970年(昭和45年)~】テレビの前では物音禁止!?生音を録音
1970年(昭和45年)頃から、テレビやラジオで流れる音楽などをカセットテープに録音する「エアチェック」が流行。テレビの歌番組などで好きな曲が流れると、テレビの前にテープレコーダーを置いてカセットテープに録音していました。
生活音も拾ってしまうため、まわりに「静かにしてね!」と注意して録音ボタンを押し、自身も録音している間は、咳払い、くしゃみなどを我慢しなければなりませんが、思わぬところでお母さんの「ごはんよ~」という声が録音されてしまうなどのアクシデントは日常茶飯事でした(笑)。
【1980年(昭和55年)~①】ダブルラジカセの普及で「ダビング」が可能に
1980年(昭和55年)頃からダブルラジカセが普及。カセットテープからカセットテープへ音を「ダビング」できるようになりました。同時に2本のカセットテープへ録音できるトリプルラジカセなんて品も!
倍速でダビングできる機能がありましたが、テープの劣化が早くなってしまうデメリットに頭を悩ませたのもアナログならではの良い思い出です。自分のお気に入りの曲をダビングしたカセットテープを友人や大切な人に贈るという、コミュニケーションツールとしても使われるようになりました。
【1980年(昭和55年)~②】「バブルラジカセ」でCDからカセットにダビング
1982年(昭和57年)にはCD(コンパクト・ディスク)が登場。その後、CDプレイヤーとテープレコーダーの複合機が発売され、CDから音楽をダビングできるため、より高音質の音楽をカセットテープに残せるようになりました。
当時は重厚でゴツめのデザインが多く、今では「バブルラジカセ」などと呼ばれています。“コブラトップ”と呼ばれるリモコンでの可動式操作パネルに男心をくすぐられた方も多いはず!
【1990年(平成2年)~】音をデジタルで録音できるMDが登場
10年後の1992年(平成4年)にはMD(ミニ・ディスク)が登場しました。カセットのように録音できるのに、CDのように高音質で瞬時に頭出しができる…アナログからデジタルへの進化した瞬間でした。
アナログなカセットテープではできなかった、お気に入りの曲を「シャッフル再生」できる機能は感動モノでした。
【2000年(平成12年)~】PCで音楽データを取り込んで「リッピング」。携帯型デジタルプレーヤーも普及
2000年(平成12年)頃から一般家庭にも普及していたPCを使ってCDのデータを取り込み、音楽をMP3としてCD-Rや携帯型デジタルプレーヤーに保存する方法が一般的になりました。MP3として圧縮保存できるようになったことで、大容量の音楽を保存できる時代に。
音楽がデジタル化され、カセットテープやMDなどのソフトを持ち出さなくても、気軽に外で音楽を楽しめるようになりましたよね。携帯型デジタルプレーヤーに保存した音楽を聴きながらランニングするといった楽しみ方をする方も増えました。
【2010年(平成22年)~】ネット配信で音楽を直接ダウンロード
スマートフォンが普及した2010年(平成22年)頃には、音楽配信サイトから音楽を直接ダウンロードできるようになり、これが現在の私たちの主流となりました。
家の中に眠っている思い出のCDを聴きませんか?
時代と共に急速に便利になっていった録音方法ですが、その進化は今もなお続いています。
パナソニックのブルーレイ・DVDレコーダー「おうちクラウドディーガ」には、「録る」「見る」の機能だけでなく、「音楽を聴く」「音楽をためる」機能が搭載されているモデルもあります。CDの音源をハイレゾ相当の高音質に変換できるモデルもあり、当時よりも良い音で聴くことができます。
さらに、音楽CDをおうちクラウドディーガに保存することも可能。スマホアプリ「どこでもディーガ」があれば、音楽をスマホに持ち出して楽しむことができます。
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