カメラを使ってより料理を楽しむ!自分だけのレシピ作りのヒント
カメラを活用した料理レシピの作り方や料理の楽しみ方のヒントについての監修・写真・ライター:大貝 篤史
2021年6月24日
エンタメ
おうち時間が続き、益々需要が増えている「自炊」。毎日のルーティンワークをより楽しくするために「カメラ」を活用した一味違う料理レシピの作り方や、料理の楽しみ方のヒントをご紹介します。
写真付き手書きレシピで料理の過程をより鮮明に描く
撮影した写真をL判サイズに印刷してレシピに貼り付ける。手製のレシピには愛着が湧く。 ※LUMIX G100で撮影
※本記事はパナソニックから、大貝 篤史さんに「LUMIX」を提供した上、本記事の作成を依頼し、内容を編集して掲載しております。
「どうせ作るならいろいろな料理にチャレンジしたい」と思うのが心情ですが、なかなか料理のバリエーションが増え、毎回作り方をWebやSNSで調べるのがだんだん面倒になってきた、なんてことはありませんか?そんなときにおすすめなのが自分だけの「写真付きレシピノート」です。このノートを作ることで、自分が作りたい料理の仕方をきちんと記録することができ、迷った際には何度でも簡単に見直すことができます。さらに、自分自身がポイントだと思う料理シーンの写真を撮ることで、より完成度の高い料理に仕上げることができます。何よりも手作りで作る楽しさがあり、ただの「作業」だったレシピ作りがクリエイティブな時間になります。
プリンターには小型で持ち運べるタイプがおすすめ。色鉛筆などでかわいくデコレーションしてもいい。 ※LUMIX S5で撮影
調理過程を撮影する際に気をつけてほしいのは、かっこよく撮りたいあまりに近寄って撮影してしまい、カメラを破損させないようにすることです。ひとりの場合には、少し離れたところに三脚を立て固定するか、協力者がいる場合には、火元から離れたところで撮影してもらいましょう。そこでレンズ選びがポイントになります。50mmや85mm程度を使うと距離感がバッチリ。台所はスペースが限られているケースが多く、105mmなど望遠気味だと引きが足りなくてうまく撮れません。ミラーレスカメラの場合、標準ズームモデルを購入しているケースが多く、ズームレンズなら広角から中望遠域まで撮影できますので、安心です。
もう一つのポイントは、ISO(感度)の設定です。写真を室内で撮影する際には、ISOを高めに設定する必要があります。特に購入時に付属しているズームレンズはやや「暗め」なレンズであることが多いです。台所自体が少し暗い場所にある場合が多く、ISO設定は高めの数値にするのがおすすめです。ただ、ISO6400などかなり高い数値にしすぎるとノイズの多いザラザラした写真になりがちなので、ISO3200ぐらいまでにしておくと良好な結果が得られるはずです。
料理動画を活用すればさらにリアルな「動くレシピ」が完成
LUMIXシリーズには簡単に動画が撮影できる機能を搭載しています。この機能を使い、調理過程を動画で撮影します。そうすることで、写真や文字だけでは表現しづらい調理方法を正確に記録することができ、後から見返すことで、作りたい料理の完成度をさらにアップさせることができます。動画の場合は音声も同時に記録されますので、あとあとのことを考えて喋りながら撮るのもいいでしょう。料理教室などで撮影する場合には、喋りながらの調理はやりづらいかもしれません。その場合には、字幕などを簡単に入れることで補えます。重要なのは、後で見返したときに「わかりやすい」ということです。
字幕を入れると視覚的にもわかりやすく、レシピとしての完成度が上がる。 ※LUMIX G100で撮影
動画レシピの撮影のコツは、ポイントになる調理シーンのみ撮影し、後でつないで1本の動画にすることです。スタート時から完成までをすべて録画してしまうと、長時間になってしまい、後で確認・編集するのが大変です。できることなら、ポイントになる調理シーンの少し前に録画ボタンを押し、きりのいいポイントで停止させることで、後でとても編集しやすくなります。そして美しい動画を撮影するときに意識したいのは、「手ブレ」です。あまりにブレブレの動画は見ているのが疲れますし、伝えたい内容が分かりづらくなり、動画にした意味がありません。しっかり三脚に固定して撮影するか、ボディー内手ブレ補正機能をONにして撮影するようにしましょう。
さらにこだわりたい人は、カメラ内のフォトスタイルを色々と変えてみるといいでしょう。選ぶフォトスタイルによって動画の雰囲気が大きく変わります。大体のカメラは背面液晶に適用したフォトスタイルが反映され、確認できます。撮影時にいろいろと変え、自分のイメージにあったものを選びましょう。
また、動画撮影の場合は、カメラのメモリーカード(SDカード)の容量をかなり使います。写真も動画もそれなりに撮りたい場合には、64GB程度のSDカードを使用することをおすすめします。 撮影後の編集作業ですが、今は簡単に見栄えのいい動画編集ができるアドビ社のAdobe Premiere RushやMacのiMovieなどがあります。どちらもパソコン版とスマートフォン版があるので、自分のニーズに合った環境のアプリをダウンロードし、動画編集にもチャレンジしてみるのもいいでしょう。最終的には、約2分程度の動画に仕上げることで、飽きることなく視聴することができます。
料理動画のメリットは自分以外の人にも伝わりやすいことです。例えば、動画を友人とシェアしたり、実家の母親の調理シーンを撮影し「おふくろの味」を再現するための動画レシピを作り、一人暮らしの子どもに送るなど、アイデア次第では、便利なコミュニケーションツールとなり得ます。ぜひ、積極的にトライしてほしいです。
出来上がった料理をSNSにアップすれば楽しさ2倍!
映画のワンシーンのように横長の写真に仕上げることで、いつもと違う日常を演出。 ※LUMIX G100で撮影
料理レシピの最後の締めくくりは、なんといっても完成写真です。せっかく一生懸命作った料理です。かわいく盛り付けて雰囲気が伝わるものを撮りましょう。また、調理した料理の写真や動画をSNSなどにアップしてみては?思わぬ反響があるかもしれません。
インスタグラムの投稿にはスクエアサイズがいい。LUMIX G100なら1:1の比率を簡単に選べる。 ※LUMIX G100で撮影
撮影時のコツは、「料理自体にあまり囚われないこと」です。調理終了直後はどうしても「出来た!」という思いでいっぱいになります。いざ写真や動画を撮ろうとすると、料理に寄ってしまいがちです。写真の場合であれば、テーブルや食器など、料理の雰囲気が伝わりやすいアングルにしたり、動画の場合には少しでも動きをつける工夫をしてみるなど「プラスアルファの要素」を意識することでかなり変わります。カメラを使ってオリジナリティーの高いレシピを作ることは、自分らしさを表現することにつながっていきます。カメラがあれば、おうち時間をさらに充実させることができます。人とはちょっと違った料理レシピを作ることで、クリエイティブなひとときを過ごしてみてください。きっと新しい発見があるはずです。
LUMIX G100で撮影した料理レシピ動画
●Mac、iMovieは、米国およびその他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
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カメラを活用した料理レシピの作り方や料理の楽しみ方のヒントについての監修・写真・ライター
大貝 篤史
大阪府生まれ、横浜育ち。東京学芸大学を卒業後、数々の出版社で編集業務を行うかたわら、誌面写真の撮影も行う。
2011年からスナップシーンでのポートレート作品を撮りはじめる。17年に朝日新聞出版を退社後、フリーディレクターとして活躍しながら、作品づくりも鋭意実施。20年6月まで写真誌「アサヒカメラ」のディレクターとして業務を行う。15年には個展「安倍萌生写真展」、17年、18年、19年と「育ち盛りの写真家写真展」に参加。それ以外にもポートレート写真展「HUMAN COMPLEX」を実施。
2021年6月24日 エンタメ
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