ジューサーとミキサーの違いは?機能や使い方、栄養などメリット・デメリット・選び方を解説!

ライター:UP LIFE編集部
2024年5月10日
家事・くらし

ダイエットや美容のために手作りジュースやスムージーを作ろうとするとき、ジューサーとミキサー、どちらを選べばいいのかと悩むことがあるかもしれません。
ジュースを作るときに便利なジューサーとミキサー、それぞれの役割や栄養の違い、メリットとデメリットを詳しく説明します。

ジュースと果物のイメージ写真

ジューサーとミキサーの違いとは?基本的な使い方と機能を徹底比較!

ジューサーとミキサーはどう違うの?と聞かれ、正確に答えられる人は少ないかもしれません。2つは似たように見えますが、実はできることが違います。ジューサーとミキサーの違いを確認していきましょう。

ジューサーはサラサラの液体のジュースを作る

ジューサーは、果物や野菜をすりおろし繊維質と液体に分け、ジュースを絞り出す調理器具です。
食材を入れる容器の底におろし金のついたザルがあり、モーターでおろし金を動かします。
食材をすりおろしながら、ザルの部分で繊維質が除かれ、野菜のエキスや果汁のみを取り出せるのが特徴です。
ジューサーという名前の通り、野菜エキスや果汁100%のジュースを作ることができます。できあがりはサラサラとした液体のジュースです。

「ジューサーミキサー」は高速ジューサーであることが多い

中にはジューサーとミキサーの特徴を兼ね備えた製品もあり、そのような製品は、高速ジューサーであることが多く、「ジューサーミキサー」という名前で呼ばれています。

ミキサーは繊維質を含むドロッとした食感のジュースを作る

ミキサーとは、野菜や果物など固形の食材を粉砕し、ペースト状にしたり、粉末状にしたりする調理器具です。食材を入れるガラス容器の下部についている刃で食材を細かく砕いていくのが特徴で、製品によっては氷を砕くことのできる強力なパワーを備えているものもあります。
ジューサーと違って食材を粉砕・撹拌するだけなので、固形の食材だけでなく水や牛乳などの液体も必要となることが多いです。できあがりは繊維質を多く含んだジュースとなり、スムージーのような少しドロッとした食感になります。

ミキサーは英語圏ではブレンダーと呼ばれている!?

ミキサーとブレンダーは異なる商品ですが、英語圏では、ミキサーはブレンダーと呼ばれています。海外メーカーでブレンダーとして販売されている商品は、ミキサーの場合があるので、商品を選ぶ際には間違えないように気をつけましょう。

日本で一般的にミキサーとして売られているものは、食材を入れるガラス容器が付いており、取り外すことができるタイプが多いようです。ブレンダーには、商品によってハンディータイプのものもあります。ハンディータイプは鍋などに直接入れて使え、スープや離乳食作りなどに重宝します。

機能の違いを理解して、作りたいメニューに合わせて選択しよう!

「ジューサー」「ミキサー」と、ミキサーと似たような機能の「ハンドブレンダー」「フードプロセッサー」と比較をしながら、適しているメニューや機能をわかりやすく解説します。

  • 低速ジューサー:栄養たっぷりフレッシュジュースに。
  • ミキサー:野菜や果物の食感を残したスムージーに。
  • ハンドブレンダー:なめらかなスムージーに。「混ぜる」「つぶす※1」「きざむ」「泡立て」の1台4役。
  • フードプロセッサー:料理の下ごしらえに。
  ミキサー
ミキサー
ハンドブレンダー
ハンドブレンダー
フードプロセッサー
フードプロセッサー
低速ジューサー
低速ジューサー
機能切削(細)、混ぜる切削(細)、混ぜる切削(粗)絞る
方式切削性、耐久性に優れたカッターが高速回転。食材を細かく切削しながら液体と一緒に攪拌します。カッターが高速で回転。食材を切削しながら液体と一緒に攪拌します。大きなカッターがパワフルに回転。ミキサーと比べて食材を粗めに切削します。低速回転のスクリューで材料を圧縮しながらすりつぶしてジュースを絞ります。
水分の多いやわらかい食材が得意。
主なメニュー写真 スムージー
・ジュース
・スムージー
・スープ
・かき氷
写真 スムージー
・ジュース
・スムージー
・スープ
・ソース
写真 ハンバーグ
・たまねぎのみじん切り
・肉のミンチ
写真 ジュース
・100%ジュース
・豆乳
その他写真 その他メニュー
ミルやお茶ミル、スイートバーが付属するタイプもあります。
写真 その他メニュー
チョッパー(きざむ)や泡立て器などのアタッチメントが付属するタイプもあります。
写真 その他メニュー
付属のカッターの種類によって、おろす、こねる、スライスや千切りなどもできます。
写真 その他メニュー
刃がないので安心して使えます。フローズンアタッチメントを使えばフローズンスイーツも作れます。

ジューサーとミキサーそれぞれのメリット・デメリット

食材を繊維質と水分を分離するジューサーと、食材を丸ごと粉砕・攪拌してペースト状にするミキサー。
同じジュースを作る調理器具という点では同じでも、栄養面や使い方に違いがあります。それぞれのメリットとデメリットを知って、目的に合わせて上手に使い分けましょう。

ジューサーのメリットは酸化しにくく飲みやすいこと

ジューサーは野菜や果物のみで作ることができ、手軽に100%のジュースを作れることがメリットです。すりおろして搾り取ることで食材があまり酸化せず、新鮮できれいな色を保てます。
また、繊維質がほとんど含まれていないため、消化吸収が良く、さらっとスッキリした飲み心地な点も特色です。市販のジュースのように、お子さんを含め多くの人に受け入れられやすい仕上がりになります。特に低速ジューサーで搾り取った果汁は栄養素や酵素が破壊されにくく、そのままジュースに含まれるとされており、手軽に酵素を体に取り入れられるメリットもあります。

ジューサーのデメリットはより多くの食材が必要で、お手入れがしにくいこと

その反面、水分のみを抽出するため実際にできあがる量が少なく、材料として多くの野菜や果物が必要になるというデメリットがあります。
また、食材の繊維質も摂取したい場合や、スープなど他の料理も作りたい場合には向いていません。機械のパーツが多く、お手入れがしにくい点もデメリットと言えるでしょう。絞った後の残りカスを処理する必要もあります。

ミキサーのメリットは繊維質を多く含む飲みごたえのあるジュースができること

ミキサーは野菜や果物を皮ごと使うこともできるので、食材を活かしたジュースを作ることができます。繊維質を多く含んでいるので、腸内環境を改善したい方にとっては魅力的です。
繊維質が多いと満腹感も得られやすいので、食事代わりに飲む方も。手軽でヘルシーな朝食にもなります。
ミキサーに入れた食材とほぼ同量のジュースを作ることができ、食材の量の調整が簡単です。また、スープや離乳食などの調理にも活用できます。

ミキサーのデメリットは酸化しやすく新鮮さが長持ちしにくいこと

一方、食材を粉砕・攪拌することしかできないので、水分を合わせないとジュースを作ることができないデメリットがあります。繊維質や食材がそのまま残るので、サラッとした飲み心地のジュースを作ることはできません。
また、食材を粉砕していく時に酸化しやすく、新鮮さが長持ちせず変色もしやすいという特徴もあります。

ジューサーとミキサーはどのように使い分けるのがベスト?購入の際の選ぶポイントも

写真:女性がジュースを飲もうとしている様子

作りたい目的に合わせて、栄養面も考えながら賢く使い分けるのがベストといえるでしょう。

ジューサーのおすすめの使い方はフレッシュジュース!

ジューサーは、栄養素や酵素が壊れにくく、食材のエキスや果汁のみを抽出できるので、いつも新鮮な100%ジュースを飲みたい人におすすめです。また、胃腸が弱く日常的に消化の良いものを摂取したいという方にも向いているでしょう。搾りかすでも食物繊維がたくさん含まれているので、捨てずに手作りのパンに加えるなど活用しましょう。

ミキサーのおすすめの使い方は氷※2も砕ける栄養たっぷりスムージー!

ミキサーは、食物繊維や食材を丸ごと活かしたジュースを作ることができます。
満腹感を得られやすいスムージーのようなジュースを作れるので、1食置き換えダイエットを実践している方や、牛乳など異なる飲み物と食材をミックスさせたドリンクを作りたい方に向いています。また、スープなど他の料理にも活用できるので、1台で色々なレシピに挑戦したい人におすすめです。

ジューサー・ミキサーの選び方

ジューサー・ミキサー、どちらを選ぶかは前述した作りたいものなどの目的や機能などで選ぶことはできますが、実際購入する際には主に以下の3つのポイントで商品を見てみると良いでしょう。

  • 容量とサイズ
  • 使いやすさ
  • 安全機能

【1. 容量とサイズ】
まずは、一度に作れるジュースの容量です。もちろん大きければ大きいほど一度に作れる容量は増えますが、それだけ本体サイズも大きくなります。毎日使う場合にはアクセスしやすい場所に設置すると良いため、設置する場所に対する本体サイズも事前に確認することが大切です。目的や使用頻度なども考慮して、自分にあった容量・サイズを選びましょう。

【2. 使いやすさ】
次に、投入口の大きさや洗いやすさなど、使いやすさを確認しましょう。投入口が大きいと食材を切る下準備などが省けます。また、水洗いできる部分の確認や洗わなければいけないパーツの点数が多過ぎないかなどの確認も使い続けるためには大切なポイントですので、しっかり確認しましょう。

【3. 安全機能・設計】
ジューサーやミキサーに安全機能が搭載されていれば、万が一のトラブルを未然に防止できるため安心です。誤動作の防止機能やモーターの加熱保護装置など、安全機能・設計の有無も選ぶ際のポイントになります。

まとめ

ジューサーとミキサー、それぞれの良さを知り、自分のライフスタイルに合わせて使い分けると健康的な食生活が送れそうです。自分や家族の健康状態や好みに合ったジュースやスムージーを、家で手軽に作り、ぜひ美容や健康アップに役立ててみてはいかがでしょうか。

  1. ゆでた芋類(じゃがいも・さつまいも・かぼちゃ・さといもなど)は水分を同量足せば使えます。
  2. 氷は家庭用冷蔵庫で製氷されたもののみ、お使いいただけます。

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2024年5月10日 家事・くらし

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