飼い主さん100人に聞きました!「愛犬との5大お悩み」を解決します!!〜01 抜け毛対策編〜

監修:森 啓太先生(獣医師)/櫻井 陽道さん(トリマー)
ライター:UP LIFE編集部
2020年3月2日
ペット

愛犬は家族の一員。大切な家族だからこそ、日々の暮らしは楽しいことだけでなく、しつけやケアなど、悩みもたくさんあるのではないでしょうか。
そんな30〜50代の飼い主さん100人に愛犬との暮らしの悩みをアンケート。結果は、しつけやケア、留守番など…、悩みの多くは一般的な「あるある!」問題でした。その中でも改善の可能性が高いお悩み5つ(抜け毛、ニオイ、留守番、ノミ・ダニ、写真撮影)にスポットを当ててみました。今回は、掃除してもキリがないと悩んでいる方の多い「01抜け毛」についてです。

私たち、抜け毛で悩んでいます

*アンケートは、2020年1月にスマートフォンアプリ「PECO」で実施したものです。

抜け毛問題は愛犬に関するアンケートでいつも上位ランクインする悩み。「家中毛だらけ」「洋服についた毛を取らないと外出できない」「アレルギーが出た」など、深刻な状況に発展する場合もあります。少しでも改善しようと、マメにブラッシングしたり、シャンプーしたりと、家族全員で取り組んでいるケースもあるようで、改善には手間と定期的なケアが必要です。

外出前の抜け毛チェックは欠かせません

*2020年1月にスマートフォンアプリ「PECO」で実施したアンケート回答からコメントを記載しております。

茶々ママさん・茶々ちゃん(メス・1才/柴)
「換毛期となる季節の変わり目には、大量の抜け毛で悩まされます。抜け落ちる前に取ろうと、毎日ブラッシングをしていますが、1回で握りこぶし2~3個分の毛量が抜けるんです!そのため外出前に洋服の抜け毛を取ることは必須。忘れたら大変なことになります」

掃除してもキリがない抜け毛、なんとかならないの?

どんなに力を入れて掃除しても、隅々までキレイになったと思っても、すぐに目についてしまう抜け毛。 生え替わりの時期には、さらに毛が散らばり、時間も手間もかかってなんだか気持ちも疲弊ぎみ......。 頭を悩ませる抜け毛の問題を解決して、いつでもキレイな部屋にするには、どうしたらいいの?

専門家が教える!犬の抜け毛にまつわるアレコレ

犬と暮らしていると、避けては通れぬ抜け毛の悩み。そもそも、抜け毛が部屋に散らかっている状態だと、犬にどんな影響があるの?知っておきたい犬の抜け毛に関する知識を、獣医師の先生とトリマーさんから、それぞれ伺いました。

獣医師さんに聞く!

――散らかった犬の抜け毛、放置したらどうなるの?

犬の抜け毛を放置することによって考えられることは、「チリダニ」というフケを栄養源にしているダニの繁殖です※1。健康な犬にとってほとんど影響はありませんが、犬アトピー性皮膚炎の症状がある犬は、悪化の可能性があるので注意が必要。こまめに掃除をするのがよいでしょう。

※1 参考文献/Arlian LG, Morgan MS. Biology, ecology, and prevalence of dust mites. Immunology and Allergy Clinics of North America. 2003 Aug;23(3):443‒68. 

――犬の抜け毛、気をつけたほうがいいことはある?

犬には換毛期があるので、時期によって抜け毛の量が多い、少ないということで病気を疑う必要はありません。ただし、もともと被毛の量が多かったのに、突然薄くなったり、毛質が変わったり、部分的な脱毛が見られるといった不自然な変化があった場合には、感染症などの可能性も。悪化させないためにも、ネットやSNSで調べる前に獣医師に相談に行くことをおすすめします。

トリマーさんに聞く!

――普段から愛犬にできる抜け毛に対するケアは?

<定期的にブラシをかけよう>

犬の抜け毛が特に多くなるのは春と秋。夏毛から冬毛、また冬毛から夏毛に生え替わる時期は大量の毛が抜けて、部屋中に綿ぼこりのように毛が舞うということも珍しくありません。そこで、ピンブラシやスリッカーなどを使い、毛が抜け落ちる前にブラシをかけて古い被毛を取り除きましょう。

<定期的なシャンプーも◎>

汚れを落としながら抜け毛の処理もできるので、有効なケアのひとつです。シャンプーをするタイミングは、犬の肌質や被毛などにより異なりますが、いつもと違うニオイがしたり、べたつきが気になったりしたら汚れや抜け毛を落とし、リンスをして仕上げましょう。タイミングが判断できない場合は、トリマーや獣医師に相談を。

<洋服を着せるのもひとつの手段>

最近では抜け毛対策として室内でのみ洋服を着せるという飼い主さんも増えています。通気性のよい素材や伸縮性のある素材のものなら、洋服が苦手な犬も着やすいのでおすすめです。ただし長毛犬は着せたままにしておくと毛玉になることも。定期的に着替えとブラッシングをして、被毛の様子を確認しましょう。

最新家電で解決!抜け毛対策のおすすめアイテムはこちら!

ロボット掃除機「ルーロ ミニ」

――「ルーロ ミニ」は隅まで行き届き、抜け毛もしっかり掃除

本体が独自の三角形状(ルーロ―形状)になっているので、部屋の隅まで掃除が可能。取りにくい壁際のゴミもしっかりと吸引します。コンパクトサイズのため、狭い隙間やソファの下もスイスイ走行し、部屋の隅々まで掃除できます。毎日掃除していても、次から次へと見つかる愛犬の抜け毛。ロボット掃除機を使えば、掃除の手間を大幅に減らして、愛犬とのゆっくりとした時間をつくることができそう。

<コンパクトでも吸引力がある>

両端についたY字ブラシは、床面と接点が多くゴミをしっかりと書き出し、中央のV字ブラシは、6条のブラシで構成され、ゴミを効率よく吸込口に集められる構造になっています。そのため、フローリングのみならず、マットやラグに残ったゴミも、しっかり掃除。取ってもキリなく出てくる愛犬の抜け毛も、しっかり取ってくれそうです。

<気になるダニなどをセンサーが検知>

ダニの死がいやフンなどといった目に見えないゴミも検知し、キレイになるまで同じ場所を往復走行。障害物も自動で避けながら掃除します。人より床に近いところで過ごす愛犬が、快適に暮らす環境をつくることができそうです。

<片手で簡単お手入れ>

ダストボックスで、集めたゴミを圧縮して簡単に捨てることができます。また、フィルターやダストボックス、外したブラシの水洗いも可能。愛犬の抜け毛をマメに掃除する助けになりそうです。

おわりに

飼い主さんの悩みはつきないものですが、実はその根底にあるのは、「愛犬と過ごす時間が足りない!」という最大の悩みでした。そんな悩みを解消してくれる最新家電やケア方法をぜひ試してみては?清潔な部屋で、愛するペットと楽しい時間を過ごしたいですね。

この記事で紹介した商品

犬の抜け毛を放置すると起きる健康への影響と抜け毛の注意点についての監修

森 啓太先生(獣医師)

森 啓太先生(獣医師)

犬と猫の皮膚科勤務
獣医師・アジア獣医皮膚科専門医協会(AiCVD)レジデント
「犬と猫の皮膚科」は動物の皮膚にまつわる病気を専門に診察する「獣医皮膚科専門医」が2人所属している二次診療の動物病院。専門特化の豊富な知識で、犬の皮膚の健康を守ります。

日常でできる犬の抜け毛ケアについての監修

櫻井 陽道

櫻井 陽道さん(トリマー)

ドッグサロンラ・アンベリール代表
一般的なトリミングからショートリミングまで、幅広く手がける人気のサロン。豊富な知識と経験で、的確なアドバイスがもらえると評判です。

2020年3月2日 ペット

  • 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。