海外旅行にドライヤーは必要?旅行に行く前に確認したい4つの注意点とは

ヘアードライヤーを海外へ持参する際の注意点についての監修:神原 サリー(かみはら さりー)
ライター:UP LIFE編集部
2024年8月23日
旅行

海外旅行へドライヤーを持っていくかどうか、悩んだことはありませんか?海外のホテルだと必ずしもドライヤーが備えられているとは限りません。ここでは、海外旅行にドライヤーを持っていくべきかどうか、また持参する場合の注意点などについてまとめてみました。

海外旅行にはヘアドライヤーを持参したほうがいい?

写真:洗面台

日本国内のビジネスホテルやシティホテル、旅館などの場合はドライヤーが備えられているケースがほとんどです。また、海外であっても一定以上のグレードのホテルならドライヤーはあるでしょう。そのため、基本的には海外旅行へドライヤーを持っていく必要はないと考えられます。

ただ、格安料金を売りにしている宿泊施設の場合だと、必要最低限のアイテムしか備えられていないこともあります。ホテルの公式ホームページでチェックし、ドライヤーが用意されていないようなら持参したほうが無難でしょう。
また、宿泊施設によってどのようなドライヤーが用意されているか、分からない場合がほとんどです。もしかすると、風量が極端に弱いモデルや、熱すぎる温風が出るようなドライヤーかもしれません。風量が弱くてなかなか髪が乾かずイライラしたり、タイマー式で時間が経ったらしばらくしないと使えなかったり......。いつもと同じように快適にすばやく髪を乾かしたい、と考えているのならマイドライヤーを持参するのがよいでしょう。

海外旅行にドライヤーを持参する場合の4つの注意点

写真:旅行用の荷物の前に、カメラを持って座る人

旅行先の電圧

日本と海外の国々とでは、提供されている電圧に違いがあります。日本の場合だと100Vに統一されており、各メーカーから販売されている電化製品もそれに合わせて設計されています。しかし、海外だと電圧が100Vの国もあれば220Vの国もあり、実にさまざまです。そのまま使おうとすると、ショートや爆発、故障などのリスクがあるので渡航前に確認しましょう。

【主要国の電圧】

国名電圧
日本100V
カナダ110/120V
アメリカ、ハワイ120V
韓国、台湾110/220V
シンガポール115/230V
イタリア125/220V
スペイン、フランス127/220V
オーストラリア240/250V

コンセントの形状

写真:さまざまなタイプのコンセント。左からSEタイプ、Cタイプ、Bタイプ、Aタイプ

コンセントの形状も、日本と海外では違う場合があります。ドライヤーを持参したとしても、コンセントのタイプが異なっているとプラグを差すことができません。

日本で採用されているのはAタイプと呼ばれるもので、カナダやアメリカ、スペイン、ハワイ、韓国、台湾、シンガポールなども同じAタイプを採用しています。

ただ、これも注意が必要で、地域や施設によって採用しているコンセントが異なることがあります。たとえば、お隣の韓国ではAタイプばかりでなく、SEタイプやCタイプと呼ばれるコンセントを設置しているところもあります。

この場合も確実なのは、宿泊先のコンセント形状を事前に確認することです。もしAタイプでないのなら、採用されているコンセントに対応した変換プラグを持参すれば使えるようになります。

【主要国の採用コンセントタイプ】

国名コンセントタイプ
日本、アメリカ、ハワイ、韓国Aタイプ
オーストラリアOタイプ

【複数のコンセントタイプ】

国名コンセントタイプ
カナダA・Bタイプ
韓国、スペイン、イタリアA・C・SEタイプ
台湾A・C・Oタイプ
フランスA・C・O・SEタイプ
イギリスB・B3・BF・Cタイプ
シンガポールA・B・B3・BF・Cタイプ

変圧器の性能

変圧器さえあれば日本製のドライヤーも電圧の異なる国で使えます。ただ、変圧器の性能次第では機能しない場合や、故障の原因になることがあるので注意が必要です。

多くの日本製ドライヤーは1200Wくらいの消費電力ですが、これは電化製品の中でも比較的大きな数字です。このワット数に耐えられるだけのスペックを持つ変圧器でないと、先述したようなトラブルが起きてしまう可能性があります。

故障するだけならまだしも、漏電の恐れもあるので、持参するドライヤーの消費電力に見合った性能を持つ変圧器を用意しましょう。

持ち込みが禁止されているドライヤー

海外旅行へ出かけるときには、空港で荷物のチェックを受けます。国内旅行ではセーフだったものでも、海外旅行になるとアウトになるものもあるので注意しなくてはなりません。ドライヤーは家電製品なので普通に機内へ持ち込むことができますが、場合によっては制限されることもあります。
機内への持ち込みが制限されるのは電池式のドライヤーです。リチウム電池(リチウムイオン電池)内蔵、またはリチウムイオン電池を使用するタイプのモデルは、見えない場所で発火するリスクがあるため、事前に電池を取り外しておく必要があります。これはルールで決められているので、例外はありません。

また、内蔵型のリチウム電池(リチウムイオン電池)だとリチウムの含有量が2g以下、リチウムイオン電池はワット時定格量が160wh以下のものでないといけません。細かいルールが航空法で決められているので、電池式のドライヤーを持参するときには注意してください。リスクを避けるのならコードタイプを持参するほうが無難でしょう。

参照元:日本航空株式会社 「制限のあるお手荷物」(外部サイト)
参照元:国土交通省 「機内持込・お預け手荷物における危険物について」(外部サイト)

海外でも使えるおすすめのドライヤー

写真:ヘアードライヤー ナノケア EH-NA9F

パナソニックのヘアードライヤー ナノケア EH-NA9Fはナノイー&ミネラル※1搭載の、海外でも使用できるドライヤーです。重量は約620g、持ち手が折り畳めて、海外旅行へ持っていくにもおすすめ。電源も100~120V、200~240Vに対応しているので、さまざまな海外の国で利用が可能です。

電源コードタイプなので、空港のセキュリティチェックもすんなりクリアできるでしょう。ナノイー&ミネラル※1が髪にうるおいを与え、そしてキューティクルを引き締めるので、紫外線やブラッシングなどのダメージから髪が守られます。またパワフルな風量なので、髪の毛が長い方も短時間で髪の毛が乾かせるのでおすすめのアイテムです。

海外旅行でドライヤーを持参するかどうかは、宿泊先に備えているかどうかを確認してから考えましょう。持参する場合は、ここでお伝えした注意点を踏まえて用意してください。

写真:コンパクトアイロン ミニコテ 3Way EH-HV28

ドライヤー以外にも海外旅行に携帯したいヘアケアアイテムとして、ヘアアイロンがあるのではないでしょうか。パナソニック コンパクトストレートアイロン EH-HV2Aは、コンパクトサイズで軽量だから、すっきり収納でき、海外でも使えるオートボルテージ対応※2。旅行先でスタイリングはラクラク。すべりやすい「スムースグロスコーティング」搭載で、髪への摩擦が少なく、優しくスタイリングします。さらに、お好みで選べる3段階の温度調節機能が新搭載です。1台でストレート・カールの両方のスタイリングを楽しめ、前髪やおくれ毛のニュアンス作りにも。
旅先でも髪のおしゃれを楽しみたい女性におすすめします。

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ヘアードライヤーを海外へ持参する際の注意点についての監修

神原 サリー(かみはら さりー)

神原 サリー(かみはら さりー)

家電ライフスタイルプロデューサー。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングで活躍。数字や難しい言葉を使わずに、くらしの中でどのように役立つかなど、ライフスタイルをトータルで提案することを心がけている。

※1 ミネラルとは、亜鉛電極を含む放電ユニットから発生されるミネラルマイナスイオンです。
※2 海外でご使用の場合には、国や地域に合わせて別途プラグアダプターをお買い求めください。

2024年8月23日 旅行

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