ほうれい線の原因と専門家が教えるほうれい線ケアマッサージ&トレーニング術

ほうれい線ができる原因や対策についての監修:石川 時子
ライター:UP LIFE編集部
2024年10月21日 美容

年齢を重ねると目立ってくるシワのひとつとして気になるのが、ほうれい線ではないでしょうか。本記事ではほうれい線ができる原因を解説。マッサージやトレーニングなど、すぐに実践できる、ほうれい線のケア方法について専門家の石川 時子先生に教えていただきました。

ほうれい線ができる原因とは

写真:女性がほうれい線を気にしている様子

ほうれい線とは、鼻の両端から口元にかけてハの字のびる線のことです。ほうれい線ができる原因となるものは、いくつかあります。ここでは、主な5つの原因を解説します。

原因1:加齢

肌は20代を過ぎると徐々に老化が進み、皮膚のハリに必要なコラーゲン、エラスチンといった成分を作る線維芽細胞の働きが衰えると言われています。それによってたるみが生じ、ほうれい線が目立つようになります。また、加齢により顔の筋力が衰えたり、ホルモンバランスが乱れたりすることも、肌のハリに影響を与え、ほうれい線がより目立つようになります。

原因2:乾燥

乾燥もシワやたるみの原因のひとつです。寒さやエアコンの風による乾燥によりシワが目立ちやすくなるほか、乾燥によって肌のバリア機能が低下し、外の刺激から受けるダメージが大きくなると、よりほうれい線が深くなりやすいです。

原因3:間違ったスキンケア

洗顔の際など、しっかり汚れや水分を落としたいからと、タオルなどで顔をゴシゴシこするのはNGです。強い刺激は肌のバリア機能にダメージを与えます。また、ほうれい線を伸ばすためのマッサージも、強く引っ張りすぎたり、繰り返しやりすぎたりすると肌に負担をかけてしまい、逆効果になる場合がありますので、正しい方法で行うことが大切です。

原因4:生活習慣

生活習慣もほうれい線に影響を与える要因のひとつです。睡眠不足は肌のターンオーバーを滞らせます。また姿勢の偏りや、どちらか片方を向いて寝る、口の片方で咀嚼するなどのクセは骨格を歪ませ、ほうれい線が目立つ原因にもなります。

さらにスマホ操作やデスクワークなどでずっと下を向いて作業するのも重力で顔全体が落ちてくるので画面を見る角度を上げるなどの工夫が大切です。また、同じ姿勢や同じ表情を続けていると表情筋が凝り固まり、老廃物が溜まりやすくなることにより、たるみやむくみが生じてほうれい線ができやすくなります。

原因5:表情筋の衰え

頬や口の周りには、頬骨筋や口角挙筋などの表情筋があります。表情筋が衰えると、頬全体が下がり、たるみを引き起こしてほうれい線が目立つようになります。

【対策1】ほうれい線のケア方法:スキンケア

写真:スキンケア用品のイメージ

まずは、乾燥しないようにスキンケアをしっかり行うことが大切です。また、基礎化粧品はレチノール、ビタミンC誘導体、ナイアシンといった肌のハリを意識した成分を含んだ、エイジングケア用の化粧品を加えるのもよいでしょう。

ただし、これらの成分が働きかけられるのは皮膚の表面となり、ほうれい線を根本からなくすのは難しいため、以下でご紹介するマッサージやトレーニング方法も合わせて対策しましょう。

【対策2】ほうれい線のケア方法:マッサージ

マッサージで、凝り固まった筋肉の緊張を緩めていきましょう。老廃物が滞るとたるみやすくなるため、マッサージでリンパの流れや血行を促進することが大切です。

おすすめは、こめかみから側頭部にかけての「側頭筋」のマッサージです。これは、次に紹介するトレーニングを行う際にも、筋肉が緩んだ状態からスタートできるように必ず最初に行うようにしましょう。

側頭筋マッサージ

側頭筋を緩めるマッサージを行います。側頭部を両方の手のひらで、3回に分けて押し上げます。
痛気持ち良いくらいの力加減で圧をかけるのがポイントです。

写真:耳の上の側頭部を両方の手のひらで押し上げるイメージ
  1. 耳の上の側頭部を両方の手のひらで押し上げる
写真:額の横の側頭部を両方の手のひらで押し上げるイメージ
  1. 額の横の側頭部を両方の手のひらで押し上げる
写真:頭頂部に近い側頭部を両方の手のひらで押し上げるイメージ
  1. 頭頂部に近い側頭部を両方の手のひらで押し上げる
※同じ動作をあと2セット繰り返す(合計3回)

【対策3】ほうれい線のケア方法:トレーニング

ここからは、ほうれい線をケアするトレーニング方法を3つご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。頬のたるみの予防と改善を目指しましょう。

ほうれい線トレーニング1

舌で口のまわりや目から口につながる筋肉を鍛えるトレーニングです。

写真:口を閉じるて舌先を鼻の下にある歯と唇の間におき、ほうれい線を舌で口の中からなぞるように、右回りで円を描きながらゆっくりと動かすイメージ
  1. 口を閉じる。舌先を鼻の下にある歯と唇の間におく。ほうれい線を舌で口の中からなぞるように、右回りで円を描きながらゆっくりと動かす(1周3秒間)
※同じ動作をあと9周繰り返す(合計10周)
写真:左回りも同様に行うイメージ
  1. 左回りも同様に行う(1周3秒間)
※同じ動作をあと9周繰り返す(合計10周)
※1と2の動作をあと1セット繰り返す(合計2回)

ほうれい線トレーニング2

頬の内側全体に空気を入れ、目から口につながる筋肉を鍛えるトレーニングです。
写真:口の中をゆっくりふくらませるイメージ
  1. 口の中をゆっくりふくらませる(5秒)
  2. そのままキープする(5秒)
写真:ゆっくりアルファベットの「O」の口にするイメージ
  1. ゆっくりアルファベットの「O」の口にする(5秒)
  2. そのままキープする(5秒)
写真:口をゆっくり閉じて元の顔に戻すイメージ
  1. 口をゆっくり閉じて元の顔に戻す(5秒)
※同じ動作をあと1セット繰り返す(合計2回)

ほうれい線トレーニング3

鼻の下のみに空気を入れ、目から口につながる筋肉を鍛えるトレーニングです。
写真:鼻の下をゆっくりふくらませるイメージ
  1. 鼻の下をゆっくりふくらませる(5秒)
  2. そのままキープする(5秒)
写真:ゆっくりアルファベットの「O」の口にするイメージ
  1. ゆっくりアルファベットの「O」の口にする(5秒)
  2. そのままキープする(5秒)
写真:口をゆっくり閉じて元の顔に戻すイメージ
  1. 口をゆっくり閉じて元の顔に戻す(5秒)
※同じ動作をあと1セット繰り返す(合計2回)
トレーニングはここまでです。ほうれい線ケアのマッサージやトレーニングは習慣化が大切。お風呂に入りながら行うなど、トレーニングが続く仕掛けを作り、ほうれい線の予防と改善を目指しましょう。

以上、石川 時子先生に表情筋やトレーニング方法について教えていただきました。
ここからは、ほうれい線にも使えるおすすめの、リフトケア※2美顔器をご紹介します。

ほうれい線はもちろん深い肌悩みにアプローチする美顔器の到達点「リフトケア※1 美顔器バイタリフト RF EX」

バイタリフト RF EX
EH-SR86-T

ほうれい線など様々な肌悩みをお持ちの方におすすめの美顔器が「リフトケア※1 美顔器バイタリフト RF EX」です。進化したマルチアクティベートテクノロジー EXを搭載し、様々な深い肌悩みにアプローチするバイタリフトシリーズの新たな最上位モデルです。

温感リフトケア※1でほうれい線など年齢の出やすい部分に集中アプローチ

写真:女性がバイタリフト RF EXを使用している様子

美容クリニックに学んだ4 MHzの高出力RFで温感ケアを行うと同時に、進化したデュアルダイナミックEMS EXで、表情筋を効率的にトレーニング※2。温感リフトケア※1に特化した形状で、ほうれい線など年齢の出やすい部分集中アプローチできます。

収縮と弛緩を繰り返す5Hz 収縮が続く25Hz 筋肉のイメージ 頬を支える大・小頬骨筋、口角を引き上げている口角挙筋、フェイスラインにつながる胸鎖乳突筋
1秒間 収縮時間が従来よりも増加した5Hz 収縮が持続25Hz

様々な深い肌悩みにアプローチできる1台13役に進化

頬のハリケア、肌のキメケア、目もとの乾燥小じわケア※5、角質くすみケア、目もとのハリケア、表情筋トレーニング※2、目もとの明るさケア※6、角層への浸透ケア、頬の毛穴ケア※7、 ※5 効能評価試験済 化粧ノリのよさ、肌や毛穴の汚れ除去、フェイスラインの肌の引き締めケア、肌のツヤケア

温感リフトケア※1や表情筋ケアだけでなく、目もとの集中ケア・角層への浸透ケアに加え、導出ケア、それぞれのケアに適した5つのモードでミドル世代の深い様々な肌悩みにアプローチ。スペシャルケアもデイリーケアもこなせる1台13役で、攻めのエイジングケア※4が可能になったバイタリフトシリーズ最上位モデルです。

※4 年齢に応じた、13役以上の機器を使った肌ケアのこと 

複雑な表情筋をEMSでトレーニング※2。頬やフェイスライン、ほうれい線にもこれ1台。「リフトケア※1美顔器 バイタリフト かっさ」

バイタリフト かっさ
EH-SP85-K

さらにもうひとつほうれい線にも使えるおすすめの美容家電が、「リフトケア※1美顔器 バイタリフト かっさ EH-SP85」です。気になる部分を狙いやすいかっさ形状の美顔器です。

自分では鍛えづらい複雑な表情筋を効率的にトレーニング※2できる「デュアルダイナミックEMS」

写真:女性がバイタリフト かっさ EH-SP85を使用している様子

独自の技術デュアルダイナミックEMS は、1秒間で筋肉の収縮と弛緩を繰り返す5Hzと、収縮が持続する25Hz、2種類の波形を組みあわせて、引き上げながら動かす独自プログラムです。頬を支える大・小頬骨筋や、口角を引き上げている口角挙筋、フェイスラインとつながる胸鎖乳突筋といった、自分では鍛えづらい複雑な筋肉にアプローチします。

1秒間 収縮と弛緩をくりかえす5Hz 収縮が持続25Hz 頬を支える大・小頬骨筋、口角を引き上げている口角挙筋、フェイスラインにつながる胸鎖乳突筋

かっさ形状でほうれい線にもアプローチしやすい。ほうれい線などの顔周りから二の腕やボディまでこれ1台

部位に応じてEMS電極を当てやすいかっさ形状になっているので、頰やフェイスライン、ほうれい線などの顔周りから二の腕、ボディまでこれ1台。

気になる部分を狙いやすく、引き上げるように使えるかっさ形状です。目元や額、ほうれい線にはAのカーブを使って指先ですべらせるような軽いタッチで、首すじやデコルテにはなだらかなBのカーブでゆったりと肌表面をやさしくなでるようなタッチでさすり流します。

フェイスラインにはCのカーブでフェイスラインをはさみ込み引き上げるようなタッチで、頬やボディなど広い面にはDのカーブでお肌をぐいっと引き上げるようなタッチですくい上げます。

A 目もとや額ほうれい線に B 首すじやデコルテに C フェイスラインに D 頬やボディなど広い面に

肌悩みや機能にあわせてあなたにぴったりな美顔器を

美顔器選びに迷ったら、簡単な質問に答えるだけでぴったりな美顔器がわかる肌悩み診断や美顔器の機能比較が簡単にできるこちらの「美顔器の選び方ガイド」もあわせて御覧ください。

まとめ

写真:笑顔の女性のイメージ

ほうれい線は加齢や乾燥、表情筋の衰えによるたるみなどが原因で起こります。正しいマッサージやトレーニングで、対策をしていくことが大切です。また、自分では鍛えにくい筋肉を効率的にトレーニングする美容家電を活用するのもひとつの方法です。顔周りの筋肉を鍛えて、ほうれい線ケアを習慣にしていきましょう。

この記事で紹介した商品

ほうれい線ができる原因や対策についての監修

写真:石川 時子(いしかわ ときこ)さん

石川 時子(いしかわ ときこ)

表情筋トレーナー。美容コンサルタント。株式会社クレア代表取締役。Beautiful Smile協会理事。2011年に表情筋トレーニングに出会い、アシスタントなどを経て2015年よりプロ講師として活動を開始。見た目も中身も生まれ変わる塾として、オーダーメイドのグループレッスンやマンツーマンレッスンを行う。ビューティキャンプ、一般向けのレッスンのほか、芸能コースに通う10代男女向け表情筋トレーニング、大手コスメメーカー、保険会社の企業内研修、40代ママ向けレッスン、TV、雑誌、Webの監修など活動は多岐にわたる。著書に「顔が上がる↑1分×表情筋トレ」(大和書房)、監修に「30秒であなたの印象が変わる! めざましテレビ「スマイル・チャージ!」顔トレBOOK」(宝島社)がある。

※1 引き上げるように機器を動かすこと
※2 電気刺激を筋肉に伝え、筋肉を収縮させること
※3 年齢に応じた、機器を使った肌ケアのこと
※6 うるおうことによる肌の見え方
※7 キメが整うことによる肌の見え方

2024年10月21日 美容

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