失敗しない冷蔵庫の選び方!購入前に見ておくべき5つのポイント
冷蔵庫の選び方についての監修:小林 まさみ(こばやし まさみ)
ライター:UP LIFE編集部
2023年1月11日
家事・くらし
冷蔵庫は購入したら長い期間使う家電です。だからこそ購入の際は、使いにくい、容量が足りない、思った場所に設置ができないといった失敗がないように、自分にピッタリ合う冷蔵庫を見極めることが重要です。この記事では冷蔵庫を選ぶ時、事前に確認しておきたい5つのポイントを解説します。
冷蔵庫の選び方で失敗しない5つのポイントとは?
自分の生活にピッタリ合う使いやすい冷蔵庫を選ぶには、見るべきポイントが5つあります。それは「扉の開き方」「容量」「消費電力」「設置スペース」「冷凍室や野菜室の位置」を見ること。まずはこの5つのポイントを確認しましょう。ここからはそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
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ポイント1:冷蔵庫の扉の「右開き」「左開き」「両開き」「観音開き」使いやすいのは?
扉の開きについても置く場所や実際に使いやすいかを考えて選ぶようにすると、設置した後に使いにくかったという失敗が少なくなります。
【右開き/左開き】
【右開き】右利きの人や左側に壁がある場合に使いやすい
【左開き】左利きの人や右側に壁がある場合に使いやすい
右開きは、右側が固定されていて、左から右に向かって開く扉なので、右利きの人や左側の壁に沿って設置したい人に使いやすいといえます。逆に左開きは、左側が固定されていて、右から左に向かって開く扉なので、左利きの人や右側の壁に沿って設置したい人に使いやすいでしょう。どちらの開きも、冷蔵庫の前に扉が開くスペースがあるかも確認しておきましょう。
【両開き】
【両開き】左右どちらの壁にも対応可能だが冷蔵庫前に十分なスペースが必要
扉が1枚で左右どちらからでも開けられるため、家族に右利きの人と左利きの人がいても、また扉がどちらの壁についていても対応可能です。万が一、引っ越しで環境が変わった場合でも、継続して使えるメリットがあります。両開きの場合も、扉を開くスペースが冷蔵庫前に十分あるかも確認しておきましょう。
【観音開き(フレンチドア)】
【観音開き(フレンチドア)】冷蔵庫前のスペースが狭い場合にも開きやすい
左右に開く2枚の扉が付いたタイプ。扉を大きく開く必要がないため、1枚扉のタイプに比べて、狭いスペースでも開きやすいというメリットがあります。半分だけ開けて中の食品などを取り出すことも可能です。ドアを全開しなくてもよいため、庫内温度上昇が少なくてすむことにより省エネ運転にもつながります。
このように、設置するスペースや取り出しやすさ等を考えて扉の開きを選ぶとよいでしょう。
ポイント2:自分にピッタリの冷蔵庫の容量をチェック
まずは、自分の生活に合った十分な容量が確保できているかどうかを確認しましょう。冷蔵庫の容量を計算するポイントとなるのは、家族の人数です。計算方法は、一般的には、1人あたり70Lを目安として人数分の量を計算し、常に冷蔵しておく常備品を入れるのに120〜170L、予備の空きスペースとして100Lほどプラスで確保するのがベストです。計算式は以下の通りです。
【基本的な冷蔵庫容量の求め方(必要な容量はどの位?)】
ご家庭で必要な冷蔵庫の容量については、以下の計算式を目安にしてください。
冷蔵庫の容量=(70L×家族の人数)+120L〜170L(常備品容量)+100L(予備スペース)
【計算例】
家族4人の場合は下記の容量が目安となります。
(70L×4人)+(120L~170L)+100L=500~550L
このように計算すると自分に必要な冷蔵庫の容量の目安を算出することができます。
* ただし、自炊がメインなのか、どのような食材を使うのか、また買い物の頻度など、ライフスタイルや住環境によっても必要な容量は異なってきますので、あくまで参考として考えてください。
ポイント3:冷蔵庫の消費電力はカタログで確認する
常に電気を使う冷蔵庫だからこそ、電気料金がどのくらいかかるか、目安を確認しておきましょう。冬と夏とでは消費電力量も異なるため、基本的に年間の消費電力量で比較します。年間消費電力量はそれぞれの冷蔵庫のカタログに記載されているので、ぜひ確認してみましょう。年間にかかる電気料金は、1kwhあたりの料金単価を主要電力会社10社の平均である31円として、以下のように算出します。
年間消費電力量(kWh)×31円(電力料金平均単価)=1年にかかる電気料金の目安
年間消費電力量の数値が小さいほど、1年にかかる電気料金は低くなるということになります。
* 家庭用冷凍冷蔵庫の消費電力量は、JISC(日本工業標準調査会)により定められており、年間の消費電力量のみ測定しています。
ポイント4:冷蔵庫の設置スペースはどのくらいあればいい?
買い替えで今よりも容量の大きい冷蔵庫を購入する場合や、引っ越し先で新たに冷蔵庫を購入する場合は、希望の冷蔵庫を問題なく設置できるか、事前に確認しておくことが重要です。冷蔵庫は庫内を適切に冷やすために、外に放熱する必要があります。放熱ができず熱がこもってしまうと、庫内の冷却効率が悪くなったり、消費電力量に影響が出る可能性があるのです。そのため、冷蔵庫の本体サイズのほかに、左右の側面、上部、背面など、その冷蔵庫に必要な放熱スペースが確保できるかを必ず確認しましょう。
また、コンセントの有無や位置についても、併せて確認するようにし、希望の冷蔵庫が実際に設置できるかもチェックしましょう。
ほこりがたまると放熱妨害の原因になり電気のムダ使いや故障の原因になる可能性があるため、冷蔵庫の背面などが掃除しやすいように設置できるかも考えておきましょう。
【放熱スペース例】NR-F608WPXの場合
ポイント5:冷凍室や野菜室の位置は使いやすい?
自分にとって使いやすい冷蔵庫を選ぶには、よく使うものが取り出しやすい位置にあるかどうかもポイントです。冷凍室と野菜室の位置や収納量もチェックしましょう。新鮮な野菜をたくさん食べたい人は、真ん中の取り出しやすい高さに容量の大きな野菜室がある冷蔵庫がおすすめです。冷凍食品を多くストックするなど冷凍室をよく使うのであれば、同じく真ん中の取り出しやすい位置に、容量の大きな冷凍室があると便利です。野菜室や冷凍室の引き出しの容量は、買い物に行く頻度や新鮮なうちに食べ切れる量などに応じて、家庭で必要な容量を把握して選ぶとよいでしょう。
「使いやすい」機能が充実!おすすめ冷蔵庫を紹介
ここからは「使いやすい」機能が充実している、パナソニックの大容量600Lの「IoT対応冷蔵庫 NR-F608WPX」について、4つのポイントを詳しく紹介していきます。ぜひ冷蔵庫選びの参考にしてみてください。
* WPXタイプ -H・ミスティスチールグレーが「GOOD DESIGN AWARD 2018」を受賞しました。
【使いやすい工夫①】トップユニット方式で小柄な人でも最上段に手が届く!
パナソニックの冷蔵庫は、コンプレッサーを最上段の奥に配置する「トップユニット方式」を採用。下段引き出し(野菜室・冷凍室)は奥行きが広く大容量。上段の冷蔵室は天地が広く、さらに最上段奥のデッドスペースが減るため、奥に置いた食材にも手が届きます。冷蔵室の全体が見渡しやすく、最上段の奥まで何が入っているかが把握しやすいので、「何があるのか見えにくい」「奥まで有効に使えない」といった心配が減り、在庫管理もしやすくなるでしょう。
【使いやすい工夫②】ワンダフルオープンですみずみまで使いやすい!
冷蔵庫の引き出しの使い勝手は重要です。食材をたくさん詰め込むと奥に何を入れたかを把握しづらく、気づいたときには食材がすでに傷んでいるということも。そういった事態にならないように、奥にあるものまでしっかり把握できるものを選びたいもの。また食材をたくさん入れてしまうと重くなるため、引き出しやすいかも重要なポイントです。
パナソニックの「NR-F608WPX」は、引き出しが100%全開*できる「ワンダフルオープン」のため、庫内の収納物を一目で確認できるので、欲しいものをサッと取り出せます。また、引き出しのレールが低い位置にあるので、食品収納スペースが広々と使えるうえ、ケースが四角いため、食品の整理がしやすいようになっています。引き出しやすさに関しては、ベアリング式レールが重さを分散してくれるので、片手でラクに開閉でき、食材の取り出しもスムーズです。
* 冷蔵庫本体からのケース引き出し度合い。
【使いやすい工夫③】低めの位置のドアポケットだから、ペットボトルも取り出しがラク!
低めの位置に棚とドアポケットを設けることにより、2Lのペットボトルや鍋などの重たいものでも、無理な姿勢で力を入れることなく、自然な姿勢でラクに出し入れできます。出し入れしやすい腰の高さにある「ローウエストライン」で、力の弱い方でも、2列目のドアポケットの奥に入れたものもサッと取り出しやすいよう工夫されています。
【使いやすい工夫④】真ん中は野菜室?冷凍室?自分にピッタリを選べる!
冷蔵庫「MEXタイプ」「WPXタイプ」は【パナソニックの店】でご購入いただけます
まとめ
冷蔵庫は、機能面だけに注目して選ぶと失敗することもあるため、購入の際は注意が必要です。家に設置した後に「失敗した」と思ってもすぐには買い替えがし難い家電なだけに、ここで紹介した5つのポイントをよく確認して、自分にとって本当に使いやすい冷蔵庫を探す手がかりにしてみてください。
※1 クーリングアシストルームを冷凍(ツースター)、製氷機を冷凍(スリースター)で測定した場合の値です。
※2 チルド設定時の値。パーシャル設定時は約10%消費電力量が増加します。
この記事で紹介した商品
冷蔵庫の選び方についての監修
小林 まさみ(こばやし まさみ)
料理研究家。結婚後、会社勤めをしながら調理師学校に通い在学中より料理研究家のアシスタントを務めた後、独立。現在は料理教室、料理雑誌、単行本、テレビ、企業のレシピ開発、イベントなどで活動。料理を始めるのが遅かった経験により、読者の立場に一番近い、料理研究家でいたいと思っている。
2023年1月11日 家事・くらし
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