Digital FUN!|4K疑問解決Q:4K衛星放送を視聴するには?

・掲載内容は2024年4月時点の情報となります。予めご了承ください。

A:4Kチューナー内蔵テレビ、または4Kチューナーの接続が必要です。

2018年12月1日に始まった4K衛星放送。従来のフルハイビジョンと比べ、約4倍きめ細かな映像を楽しむことができます。
現在の4K衛星放送は、有料・無料含め今後ますますの充実が期待されています。(ありがちな誤解ですが、現段階では地上デジタル放送のようなハイビジョン放送が4K画質になるわけではありません)。

視聴するためには受信環境の整備が不可欠。「4Kテレビ」を購入するだけでは、視聴できない場合もあるでしょう。また視聴するチャンネルによって、受信設備も異なります。

この記事では、視聴に必要な機器や受信設備などを解説していきます。

受信に必要な機器

受信の際に考慮するべき機器は、大きく次の3つに分けられます。

【1】4Kテレビ本体

【2】4Kチューナー

【3】アンテナなどの受信機器

BS4K/110°CS4K

※4K放送対応機器には、
こちらのロゴが付いています。

場合によっては、機器の新規購入や買い替えが必要です。一つずつ見ていきましょう。

【1】4Kテレビ本体について

まず4Kテレビ本体については、次の項目が重要になります。

・4Kチューナーが内蔵されているのか
・もしくは別途4Kチューナーも必要か

後者の場合は、次のパートでご紹介する外付けチューナーも併せて購入する必要があるのです。2017年までに発売された各社の4Kテレビには、4Kチューナーが内蔵されていません。メーカーのホームページや取扱説明書で、テレビの仕様を確認しましょう。

【2】4Kチューナーについて

4Kテレビにチューナーが内蔵されていない場合は、4Kチューナーが別途必要になります。
たとえば2018年までの4Kビエラであれば、次の2通りで4Kチューナーと接続できます。

・別売の4Kチューナーと接続する
・別売の4Kチューナー内蔵ディーガと接続する

また4Kチューナー内蔵ディーガとつなげるのであれば、専用チューナーがなくとも4K衛星放送を録画できます。

【3】アンテナなどのその他機器について

4K衛星放送の視聴可否は、現時点でBSデジタル放送のすべてのチャンネルを受信できているかどうか、によって異なります。正常に受信できていれば、4K衛星放送を受信できます。

●古いアンテナ線や受信設備機器では、交換が必要な場合もあります。

BSデジタル放送を受信していない場合は、BSアンテナを購入し設置する必要があるでしょう。ただしBSアンテナで受信できるのは、4K衛星放送のうち「BS右旋(うせん)」対応するチャンネルのみです。つまりチャンネルの種類によって、必要な受信設備が異なるのです。

次のパート以降では、4K衛星放送のチャンネル一覧と、それぞれの受信方法をご紹介します。

4K衛星放送で視聴できるチャンネルと受信方法

4K衛星放送では、民放キー局や衛星事業者などによる計18チャンネルを視聴できます。
これらのチャンネルは、衛星の帯域によって次の3種類に分けられます。

BS右旋(うせん)
BS左旋(させん)

それぞれのチャンネル一覧と受信方法を見ていきましょう。

BS右旋のチャンネル一覧

BS右旋のチャンネルは、すべて無料で視聴できます。

BS右旋の受信方法

従来のBSデジタル放送(BS/110度CS)を受信できる環境であれば、4Kチューナー内蔵テレビ、もしくは4Kテレビと4Kチューナーがあれば視聴できます。

<BS右旋の機器接続例>

●古いアンテナ線や受信設備機器では、交換が必要な場合もあります。
●設置工事や交換が必要な機器等については、販売店にご相談ください。
●4Kチューナーでは、8K放送を受信することはできません。

BS左旋のチャンネル一覧

(有料放送は加入申し込みと契約が必要です)

BS左旋の受信方法

BS右旋だけでなく、BS左旋も視聴する場合は、「SH」マーク(スーパーハイビジョン受信マーク)のついた受信設備(アンテナ、アンテナ線、分配器など)が必要です。そのため従来の受信設備機器では、BS左旋に対応していない可能性があります。
その場合は、受信設備の交換が必要となるので、量販店や専門店などにご相談ください。

「SH」マーク。BS/110度CS右左旋放送受信帯域に対し、スーパーハイビジョン衛星放送受信に適した性能を証明するものです。

SHマーク

<BS左旋の機器接続例>

●設置工事や交換が必要な機器等については、販売店にご相談ください。
●4Kチューナーでは、8K放送を受信することはできません。

BS右旋とBS左旋について、より詳細な接続方法はこちらのページをご覧ください。

設備改修に関する詳細

BS左旋には、受信設備の改修が必要という話をしました。これは4K8K衛星放送(左旋円偏波)において、新しく中間周波数帯が利用されることが影響しています。
各家庭で使われている受信設備の中には、旧製品や不十分な施工などにより、中間周波数帯が漏洩することがあります。漏洩により、既存の無線LANなどへの干渉が起きかねません。電波漏洩による他の無線への干渉を防止するため、機器の交換など受信設備の改修が必要になる場合があります。詳しくは下記をご覧ください。

4K衛星放送の特長

4K衛星放送は、フルハイビジョンの約4倍きめ細かな映像を楽しめます。映像本来の明るさや色を再現し、映像全体の動きも滑らかになります。また、立体的な音響によるリアルで臨場感のある映像を体験できます。

高精細

「4K衛星放送」は、フルハイビジョンの約4倍の解像度で視聴できます。

高精細

色鮮やか

従来よりも色表現力が広がった「BT.2020」規格を採用。鮮やかな色彩が楽しめます。

色鮮やか

細やかな色表現

階調表現が8bitから10bitに進化。きめ細やかで豊かな色彩を表現します。

細やかな色表現

高コントラスト

高輝度化技術「HDR(HLG)」に対応。従来のSDRに比べ、眩しい光や暗部のディテールまで表現します。

高コントラスト

動きの情報量アップ

動きの情報量がさらに増え、スポーツやアクション映画など、動きの速い映像を滑らかに表示します。

動きの情報量アップ

ビエラなら

4Kチューナー内蔵モデル※2をラインアップ。
4K衛星放送※1がすぐに楽しめます。

4Kチューナー内蔵ビエラなら、次々と始まる4Kの高画質な新番組を楽しめます。さらにビエラは、この4K衛星放送※2を、臨場感たっぷりに満喫できる高画質・高音質機能を搭載。たとえばスポーツの生中継なら、まるでスタジアムの観客席で応援しているかのようなリビング観戦が体験できます。

動きの情報量アップ

4K衛星放送、4Kチューナーに関する「よくある質問」については、下記をご覧ください。

• 4K衛星放送の受信には視聴する放送に対応した衛星アンテナおよび受信設備が必要です。
• 詳しくは放送サービス高度化推進協会(A-PAB)のホームページやリーフレット等をご覧ください。

BS・110度CSによる4K・8K放送に関する一般的なお問い合わせ

※1 Hybrid Log-Gamma/ハイブリッド・ログ・ガンマの略。
※2 4K衛星放送(BS4K/110度CS4KおよびBS/110度CSデジタル放送)の受信には視聴する放送に対応した衛星アンテナおよび受信設備が必要です。有料放送は加入申し込みと契約が必要です。8K放送は受信できません。

• シーン写真、機能説明写真はイメージです。
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