デジタル一眼カメラ DC-GH7映像表現を支える基本性能を刷新

映像表現を支える基本性能を刷新 映像表現を支える基本性能を刷新

※この写真はLUMIX S5IIXで撮影された映像からの切り出しです。画像は効果を説明するためのイメージです。 ©studio35mm

高解像でありながら高速性能と像面位相差AFを実現する
新開発 約25.2MP 裏面照射型CMOSイメージセンサー

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新開発の有効画素数 約2520万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサーは、位相差センサーによる高精度な像面位相差AFを実現しながら、広いダイナミックレンジと高速レスポンスの両立を可能にします。高い解像性能を引き出す光学ローパスフィルターレス設計で、被写体の細部まで精緻に描写し、高画素化しながらも飽和性能が向上、なめらかで階調豊かな描写性能を実現します。読み出し速度の高速化により、連写速度の高速化を可能にし、電子シャッターにおいて動く被写体を高速連写撮影する場合でもローリングシャッター歪み現象を抑制しながら、高い解像感で写し撮ることができます。ISO感度もISO100から設定可能となり、動画撮影においても5.7K 60pなど高解像な動画記録に対応。高速読み出し性能を活かして、Cinema4Kや4Kでの120pハイフレームレート撮影も可能です。

豊かな階調と柔軟なグレーディングを実現する、
Log撮影をサポート

V-Log / V-Gamutを搭載し、Log撮影において、暗部からハイライト部分まできめ細かに描写するダイナミックレンジと豊かな階調、広色域で美しい映像表現を可能にします。さらにV-Log撮影時に、LUT適用後の映像をファインダーやモニターに表示する「Logビューアシスト」を搭載しており、仕上がり時のルックを確認することができます。またV-Logに対応したデジタル一眼カメラLUMIX Sシリーズをはじめ、当社製デジタルシネマカメラVARICAMシリーズやV-Log Lに対応したデジタル一眼カメラLUMIX Gシリーズで記録した動画と組み合わせたい場合も、ポストプロダクションにおいて一貫した絵作りの映像で編集を行うことができます。

V-Gamut/広色域

V-Gamut/広色域

V-Log設定時、V-Gamutによる広⾊域の動画を記録できます。V-Gamutは、原⾊の忠実な再現とITU-R BT.2020を超える広⼤なカラースペースを両⽴し、映像クリエイターから⾼い評価を得ているガマットです。デリケートな⾊をリアルに再現できるほか、表現意図に合わせて演出することも可能。柔軟なカラーグレーディングを提供します。

HDR映像を実現する13+ストップ
ダイナミックレンジブースト

イメージセンサーの「低ISO回路」から生成する飽和優先の画像と、「高ISO回路」から生成する低ノイズ優先の画像の2つを1画素ごとに光量に応じた合成比で合成することにより、低ノイズと高飽和の特性を持った階調豊かでなめらかなHDR撮影を実現するダイナミックレンジブーストを搭載しました。写真撮影時、特にRAWデータの暗部階調が豊かになる効果が得られます。また、動画撮影時、特にV-Log撮影時においてLUMIXのマイクロフォーサーズ機として最大となる13+ストップのダイナミックレンジを実現。画素ピッチの小さい高画素なマイクロフォーサーズ機でありながら、屋内の間接光と屋外の太陽光が映り込む明暗差の大きなシーンなどでも、白トビや黒つぶれを抑えた階調の広い映像を記録できます。

※  動画撮影において、60fpsを超える設定、静止画撮影においてSH連写時、および1/15秒以上の低速のシャッタースピード時のISOとの組み合わせにより、ダイナミックレンジブーストは駆動しません。また、動画撮影において、60fpsを超える設定の場合、ラチチュードは12+ストップとなります。

イメージセンサー性能を最大限に引き出し、
画質とAF性能が向上した、新世代エンジン

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ライカとパナソニックが共同開発したL2  Technology(エルスクエア・テクノロジー)搭載の新世代ヴィーナスエンジン。高画素センサーから出力される画像情報を高速処理しながら、高精細かつ自然な質感描写を実現します。さらに、高い解像感と立体描写を実現する新インテリジェントディテール処理やノイズリダクションにより静止画・動画撮影において、高画質・高感度・色再現に優れた処理性能を発揮し、5.7K 60p 10bit記録などの高解像な動画も高速に処理します。AF性能においても、演算処理の高速化とAFアルゴリズムの改善により、被写体の検出性能が大幅に向上し、被写体の動きと特性を判別することで高精度なAFを実現します。

新インテリジェントディテール処理が、
解像感をさらに高めた描写を実現

被写体の特長を1画素ごとに分析して、フラット/ディテール/エッジ部分の領域を判別。その結果に基づいて画像処理をコントロールすることで、ディテール領域はより解像感を強調した描写になるとともに、エッジ領域は画像処理による不自然な縁取り(シュート現象)を抑制。被写体に合わせて適切な画像処理を行うことで、再現性の高い真の描写力を手に入れました。

■新インテリジェントディテール

自然な輪郭を再現するため、被写体の特長をより細かくとらえて、画像のフラット/ディテール/エッジ部分の領域を精緻に判別。エッジ補正処理と組み合わせながら高い解像感と立体描写を実現します。

■新2Dノイズリダクション

静止画において、エッジ部の輝度ノイズや色ノイズを効果的に低減。暗所などの高感度撮影でノイズとディテールのにじみを抑えて、より自然で立体感のある描写を実現します。

■高性能3Dノイズリダクション

動画撮影時に、動体検出時の静止部と動部の判別能力を大きく向上。残像を抑えながら、ノイズ除去効果をバランスよく実現。高感度時の動画画質を向上させます。

像面位相差AFを採用し、高精度なAF性能を実現する
進化したリアルタイム認識AF

撮影シーンに応じて最適なAFモードの組み合わせが可能なリアルタイム認識AF。像面位相差AF(779点測距)と従来のコントラストAF(315点測距)、進化した認識AFにより幅広いフォーカス領域をカバーしながら、写真・動画撮影の両方で柔軟なピント合わせが可能になります。

779点 像面位相差AF

※画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。

779点 像面位相差AF

像面位相差AFは、像面位相差センサーにより、被写体までの距離を高速・高精度に算出し、779点の測距でダイナミックに動く被写体をとらえるだけでなく、自動認識AFとの組み合わせで、逆光や低照度撮影での被写体が判別しにくいシーンや、複数の人が交差するシーン、より小さな被写体においても、優れたAF追従性能を発揮します。

コントラストAF+DFDテクノロジー(空間認識AF)

空間認識AFとは、パナソニック独自の「DFDテクノロジー(空間認識技術)」によって、ピント位置の異なる複数のライブ画像から空間を認識して、被写体までの距離情報を瞬時に算出、一気に合焦領域までピント合わせを行うAF制御です。撮影した画像そのものから、DFDテクノロジーにより被写体までの距離を、コントラストAFにより被写体のエッジ強度を同時に算出する為、従来のコントラストAFに比べて、高速性と高精度の両立を可能にしています。

進化した認識AF

ディープラーニング技術を用いた認識AIを開発することで、従来からの「人物認識」「動物認識」においてもより小さな被写体を、高速かつ正確に認識できるようになりました。また従来の認識対象に加え「動物瞳認識」 「車認識」「バイク認識」「飛行機認識」「列車認識」を搭載。距離情報を組み合わせることで、静止画・動画撮影で高精度なフォーカス性能を実現します。

人物認識

ディープラーニング技術の進化と認識処理の高速化により、人物の「瞳・顔・体」をそれぞれを認識し、ポートレートや複数人の人物撮影をサポートします。近くの人物の「瞳・顔」を高速に認識し、被写体が動いている場合も確実にとらえ続けます。

さらに遠くの小さい人物は「体」を認識して、フォーカスし続けます。
従来に比べ被写体の上半身・胴体のみを認識し、複数人を同時に認識する精度も向上しました。

動物認識

©Koji Ueda ※この写真はLUMIX GH7で撮影されたものです。

動物認識

「動物認識」は、鳥、イヌ科(オオカミなどを含む)、ネコ科(ライオンなどを含む)に対応します。

動物瞳認識

従来の「動物+人物認識」から「動物認識」を独立しながら、さらに動物の瞳を認識し、フォーカス追従する「動物瞳認識」を搭載。被写体の部位を「体」または「瞳・体」から選択できるので、さらに動物の認識精度が向上しています。

車認識・バイク認識

©Koji Ueda ※この写真はLUMIX GH7で撮影されたものです。

車認識・バイク認識

モータースポーツの撮影に適した「車認識」「バイク認識」を搭載。被写体を高い精度で認識し続けるので、フレーミングの自由度が上がり、モータースポーツの高度な撮影をアシストします。また車認識では「全体」と「主要部優先」、バイク認識では「全体」と「ヘルメット優先」の部位選択も可能です。

※フォーミュラカーの場合はドライバーのヘルメット、GTカーの場合は車体前部

飛行機認識・列車認識

GH7は、新たに航空機や鉄道の撮影を強力にアシストする「飛行機認識」「列車認識」を搭載。被写体を高い精度で認識し続け、自由度の高いフレーミングで撮影することが可能です。また飛行機認識では「機体」と「機首優先」、列車認識では「先頭車両」と「主要部優先」の部位選択も可能です。

  • 設定通りにすべての被写体を認識できるわけではありません。
  • 動物以外の被写体に対して動物認識する場合があります。

    多彩なフォーカス機能で、
    さまざまな撮影環境をバックアップ

    天候や撮影環境の変化、さまざまな被写体の撮影において、多彩なフォーカス機能が活躍。撮影シーンや被写体に合わせて最適なAF機能を選べるので、撮影に集中でき、こだわりの作品を残せます。自動認識AFは、さまざまなAFモードを組み合わせることで、自由度が高まり、撮影シーンに応じた最適な組み合わせの選択が可能です。さらに、縦・横・斜めの8方向操作に対応したジョイスティックで、スピーディなAF操作ができます。

    フォーカス機能

    ■AFモード
    追尾/フルエリア/ゾーン(横・縦)/ゾーン/1点+補助/1点/ピンポイント

    ■フォーカス設定
    ・ピンポイントAF
    ・AFカスタム設定
    ・フォーカスリミッター

    遠くの被写体を拡大して確認できるAFポイントスコープ機能

    狙った被写体にフォーカスを合わせると、フォーカスが合った部分を拡大表示できる「AFポイントスコープ機能」を搭載。ライブビューファインダーの強みを活かし、被写体を拡大表示してピントを確認したり、望遠鏡のように被写体の観察などができます。

    フォーカスリミッター

    ※画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。

    フォーカスリミッター

    AFの作動範囲を制限することが可能です。撮影者が任意でAFの作動範囲を制限することでAFの合焦スピードが上がり、背景抜けや手前の障害物にピントが合うミスショットも抑制できます。

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    ※画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。

    動画ライブビュー拡大表示

    動画撮影中にピント位置を確認できる動画ライブビュー拡大表示に対応。また、MF撮影時にはピントの位置をシビアに合わせることができるMFアシスト機能により、ダイヤルとピンチアウト/ピンチイン操作で画面全体、PinP(Picture in Picture)時には画面の一部(フレーミングスクリーン)を約3~6倍に拡大・縮小できます。

    • 使用するレンズによって、動画ライブビュー拡大表示画面が表示されない場合があります。
    • 記録フレームレートが60pを超えるハイフレームレート動画用の[動画画質]、[バリアブルフレームレート]を使用しての動画撮影中は、動画ライブビュー拡大表示画面を表示できません。
    • フォーカスリングがない交換レンズ装着時、[バリアブルフレームレート]の使用中は、動画ライブビュー拡大表示画面を表示できません。

    フォーカスリングのリニア/ノンリニア設定

    フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する「ノンリニア方式」と、回転量に対して移動量固定でピントを移動する「リニア方式」に切り換えが可能。「リニア方式」では、撮影シーンに応じて回転量を設定することも可能であり動画撮影時に撮影者の意図に沿った精緻なフォーカシングが可能です。動画撮影時だけでなく、写真撮影時にも対応しています。対応レンズのファームウェアアップデートが必要です。

    【ファームウェア公開済み】
    対応レンズ:H-X09/ H-X012/H-X015/ H-XA025/H-NS043/H-E08018/H-X1025/H-X2550/H-ES12060/H-ES50200/H-RS100400/H-XA025/H-ES200/H-HSA12035/H-ES12035/H-FS12060/H-HSA35100/H-ES35100/H-FSA45200/H-FSA100300/ H-RS100400/H-RSA100400

    その他の特長

    映像表現を支える基本性能を刷新

    撮影現場の自由度が上がる 機動力・表現力

    現場を支える撮影アシスト機能

    人間工学に配慮した操作性

    プロフェッショナルの現場に 応える信頼性/拡張性

    注意事項
    • 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
    • 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。