#01 理想の住まいは、「照らし分け」で叶えられる。インテリアのプロが教える照明選びのルール

理想の住まいは、「照らし分け」で叶えられる。インテリアのプロが教える照明選びのルール 理想の住まいは、「照らし分け」で叶えられる。インテリアのプロが教える照明選びのルール

自分の好みが反映できて、気分まで心地よくいられる。そんな空間で新しい暮らしをしたいと考えたとき、大切にしたいのは何でしょう。

そこへ「インテリアや家具を選ぶときに、あかりのことも一緒に考えてみるといいですよ」と話すのは、ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーとして活躍する安藤秀通さんです。

部屋の雰囲気の演出に「あかり」の力を借りるべき理由とは? 安藤さんのご自宅に伺ってお話を聞きました。

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*弊社からROOMIEに依頼をし、取材でいただいたコメントを編集して掲載しています。

住まいづくりがうまくいかない原因は「照明」にあり

写真:ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーとして活躍する安藤秀通さん 写真:ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーとして活躍する安藤秀通さん

ルームスタイリスト・整理収納アドバイザーとして、メディアや書籍、ラジオなどで自分らしい住まいづくりのルールを発信している安藤さん。これまでに、部屋づくりに悩む700ものご家庭を訪ねて相談にのってきたのだそうです。

そのなかで実感するのは、「照明」について悩んでいる人がとても多いということ。照明器具は種類も豊富で、大きさやデザインもさまざまです。そこから自分の住まいにちょうどいい1台を選ぶのは、至難の業ですよね。

理想の住まいがつくれない原因は、照明がうまくいっていない場合がほとんどです。場所で言うと、リビングの照明選びを課題にしている方が多いですね(安藤さん)

食事をするだけでなく、テレビや映画をみたり、眠る前のひとときを過ごしたり、宿題や仕事をしたりと、リビングダイニングは幅広い用途で使われる場所

また家族構成やライフステージの変化によって用途も変わってくるため、安藤さんのもとにも「子どもが小学校に上がって、リビングで宿題をするようになったから照明を買い足したい」「結婚したから、夫婦でゆっくりとくつろげるリビング照明を教えてほしい」といった質問も寄せられるのだそうです。

空間づくりにおいて、もっとも大切にしたいのは照明だと思っています。同じ部屋でも、照らし方を変えることで部屋の雰囲気はガラリと変わります。また、集中やリラックスといった気分の切り替えや入眠前の準備などにも「あかり」が担う役割はとても大きいのです(安藤さん)

たとえば、一般的には仕事や読書などの作業時には「昼光色」といわれる白い光。また、夜にくつろぎの空間を演出するなら、暖かみのある「電球色」がおすすめ。

とはいえ、空間の雰囲気やそこにいる人の気分を変えようとするたびに、照明器具や電球を付け替えるわけにもいきません。どうしたらいいのでしょう。

あかりを消しているときもつけているときも美しい

写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ 写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ

そこで安藤さんがすすめるのは、調光・調色機能を備えたシーリングライト。今回は調光・調色だけでなく照らし分けまでできるパナソニック「パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ」を使って、空間の雰囲気や気分がどう変わるのかを確かめてみました。

シーリングライトのメリットのひとつは、世代やライフスタイルを問わずに使いやすいということ。やわらかな光を演出するフロアランプは素敵ですが、小さなお子さんやペットがいるご家庭では倒してしまう可能性もあります。

また、インテリアや食卓をスポット的に照らしてくれるペンダントライトは、勉強や仕事などの作業をするには明るさが足りなかったり、色の調整ができなかったりすることも。取り付ける位置によって頭をぶつけてしまうなんてこともあります。

実際、安藤さんに部屋づくりのサポートを依頼する人は、シーリングライトを指定してアドバイスを求める人が3〜4割を占めるのだそうです。

写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ照明を消しているとき 写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ照明を消しているとき

シーリングライトは明るく機能的で使いやすいけれど、デザインが今ひとつ……と感じている人も多いのでは?

この「パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ」(以下、パネルシリーズ(丸型タイプ))の特徴は、なんといってもその佇まいの美しさ。照明器具はインテリアとしての要素が強いため、照明をつけているときはもちろん、消しているときの見え方も部屋の印象を左右します。

そしてこの「パネルシリーズ(丸型タイプ)」の一番のおすすめは、先ほど安藤さんが話してくれた「白い光」と「暖かみのある色」をベースに、さまざまな照らし分けができること。

全灯(文字くっきり光)」「パソコンくっきり光」「暖かい色」「センター光」「パネル光(電球色のみ)」「ゆらぎモード」などが用意されており、すべてリモコンのボタンで簡単に切り替えができます。

1台でいろんな光の照らし分け。一瞬で気分を変えられる

まず、くつろぎのシーンで試してみたのは「センター光」と「パネル光」の照らし分け

写真:「センター光」と「パネル光」の照らし分け 写真:「センター光」と「パネル光」の照らし分け

センター光(写真左)は中心にあかりがともり、テーブルなどを中心に光だまりのように照らして、ムードある空間と気分をつくるというもの。またパネル光(写真右)は天井や壁をほんのりと照らす間接光のようなあかり

壁面などをほんのり照らすことで、部屋全体の明るさは落としつつ、テレビ画面との光の差を減らすことで、映画館のような雰囲気をつくりだします。より臨場感のある空間で映画などを楽しみたいときにぴったりです。

同じ空間なのに、照明の照らし分けでこんなに違って見えるのですね。

写真:「ゆらぎモード」ろうそくの炎のようにあかりがゆらぎます 写真:「ゆらぎモード」ろうそくの炎のようにあかりがゆらぎます

また、「ゆらぎモード」は人の心を落ち着かせるといわれる「1/fゆらぎ」をあかりで実現。写真ではその絶妙な変化がわからないのですが、ろうそくの炎のようにあかりがゆらぎます。

食事や入浴を済ませ、眠る前のひとときをこのあかりのもとで過ごせば、あとの眠りを上質にするための入眠準備となりそうです。

写真:「パソコンくっきり光」で見やすくなったディスプレイ 写真:「パソコンくっきり光」で見やすくなったディスプレイ

パネルシリーズ(丸型タイプ)」は白い光にも機能を持たせています。

全灯(文字くっきり光)」は明るくさわやかなあかりで、一日を気持ち良い気分にしてくれたり、本や雑誌の小さな文字も見やすくなったりします。また、ディスプレイを見やすくする「パソコンくっきり光」は、青く発光する画面を見やすくすることを考え、一般的な昼白色に赤みを足したイメージのあかりにすることで、青白くなりすぎるのを防いでいます。

安藤さんも「パソコン画面がすごく見やすくなった。作業しやすいとやる気も上がりますね」と絶賛していました。どちらも特許(※)のあかりで、見やすさに対するこだわりがわかります。

※ 特許第6735514号 パソコンくっきり光(5000K Duv-4)、特許第6064205号 文字くっきり光(6200K+明るさ)

写真:リモコンを持つ安藤さん 写真:リモコンを持つ安藤さん

こういった「照らし分け」は理想的ですが、自分で設定するとなるとなかなか難しいものです。でもこのパネルシリーズなら、リモコンのボタンひとつで簡単に切り替えできるので、生活に取り入れやすいですよね。仕事が終わって「パソコンくっきり光」から「暖かい光」に切り替える。これだけでも空間も気分も変わって、暮らしにメリハリがつきますね(安藤さん)

ちなみに、今回はリビングダイニングに設置しましたが、「パネルシリーズ(丸型タイプ)」には、寝室でスムーズな朝をサポートする「おめざめモード」も用意されています。

また、夜間にトイレや水分補給のために暗い場所を移動するシーンでは「常夜灯」があるので安心です。

リモコン操作で、なめらかな調色・調光が自由自在

次に、「パネルシリーズ(丸型タイプ)」が持つ調光と調色の機能を紹介しましょう。

「パネルシリーズ(丸型タイプ)」はリモコンひとつで連続調光(明るい↔︎暗い)と連続調色(白い色↔︎暖かい色)ができ、人それぞれに異なる好みの明るさや好みの色のあかりを楽しむことができます。なかなか目では見えませんが、調光は500段階、調色は100段階での設定がされているので、なめらかに光が変わっていきます。

写真:100%(写真左)〜約5%(写真右)の間で、明るさを調節した様子 写真:100%(写真左)〜約5%(写真右)の間で、明るさを調節した様子

上の写真は100 %(写真左)〜約5 %(写真右)の間で、明るさを調節したところ。天気や時間、外光などによって左右される部屋の明るさを調整するときなどに、とても便利な機能です

写真:6500Kの昼光色(写真左)から2700Kの電球色(写真右)まで、あかりの色を変えることが可能 写真:6500Kの昼光色(写真左)から2700Kの電球色(写真右)まで、あかりの色を変えることが可能

また、6500Kの昼光色(写真左)から2700Kの電球色(写真右)まで、あかりの色を変えることが可能。時間やシチュエーションに応じて、あかりの持つ力を存分に享受することができます。

あかりはもっと自由でいい。そのときの自分の気分に合わせて

今回は、照らし分けによってダイニングテーブルまわりがどう違って見えるかも検証しました。下の2枚の写真を見比べてみてください。

検証写真① 検証写真①
検証写真② 検証写真②

まず、上の写真は「パネルシリーズ(丸型タイプ)」の「暖かい色」で照らしたとき。テーブルや器の暖かな色味ややわらかな質感が強調され、リラックスした雰囲気を醸し出します。

一方、下の写真は「パネルシリーズ(丸型タイプ)」の「全灯」で照らしたとき。物の輪郭がシャープになり、白いクッションカバーや白い皿の色が強調され、明るくすっきりとした雰囲気を演出します。

くつろぎたいときは暖かみのある色みに調色し、朝食といった1日のはじまりやこれから集中力を高めたいときには白い光を選ぶといった基本の「き」はありますが、好みや感じ方は人それぞれ。どれが正解というわけではありません。あかりの用い方はとても自由なんです(安藤さん)

照らし分けをしてみてお気づきかもしれませんが、あかりによってテーブルや器などの小物、クッションカバーの色味や質感がまったく違って見えますね。

部屋の模様替えをするのは楽しいですが、頻繁におこなうのはちょっと大変。でもあかりを照らし分けるだけで雰囲気や気分を変えることができるなら、とても簡単です。

新しい暮らしを始めようとするとき、家具やインテリアを先に選んで照明は後回しにしてしまいがちですが、「照明器具は、家具やカーテンなどと一緒に選ぶといいでしょう」と安藤さんはアドバイスします。

どんな住まいをつくりたいかを考えたら、はじめに考えるべきは照明と言っても過言ではありません。空間づくりは、照明にはじまり、照明に終わる。これはディスプレイやインテリアの仕事をしてきて、もっとも痛感していることですね(安藤さん)

前職ではビジュアルマーチャンダイザーとしてテーマパークの空間演出やショップのディスプレイを手掛け、照明コンサルタントの資格を持つ安藤さんの言葉には説得力があります。

あかりは、理想の住まいづくりと理想の生き方を叶えてくれる

写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ 点灯時 写真:パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ 丸型タイプ 点灯時

いったん住まいに迎えたら、長い付き合いになる照明器具。だからこそ、選ぶときには「自分がどんな暮らしをしたいか」ということはもちろん、これからのライフステージや家族構成の変化、用途までをイメージし、インテリアと一緒に選ぶことが大切

これまでに、デザインや雰囲気だけで照明器具を選んでしまい、「結局オブジェになってしまっている」「他のものを買い足した」という残念なケースを、多く目の当たりにしてきたという安藤さん。その点、1台で、しかもリモコンひとつでさまざまなシーンを照らし分けできる「パネルシリーズ(丸型タイプ)」は、とても魅力的だと話します。

照明選びが難しくて、家づくりがうまくいかない。しかしそれは、逆の見方をすれば照明の選び方次第で自分らしい住まいをつくることもできるし、自分らしい理想の生き方をしていけるということ。心地よい住まいは、そこに暮らす人の人生を変えます。照明は心地よい住まいを叶える大きな手段のひとつであると、僕は声を大にして言いたいですね(安藤さん)

香りや音楽を気分で選び分けるように、あかりの照らし方を変えて気分を変える。そんな「あかり」の楽しみ方を提案してくれるのが「パルック LEDシーリングライト パネルシリーズ(丸型タイプ)」。

あかり選びに迷ったら、ぜひ選択肢に入れてみてください。

パネルシリーズ 丸型タイプ

センター光とパネル光、2つの光で気分を変える。

・写真・イラストはイメージです。ご使用の環境により、色味や雰囲気は異なります。