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これって故障?猛暑期に欠かせないエアコンのトラブル診断

2017年7月13日

本格的な夏到来!自宅でも出先でもエアコンに頼りたくなる日が多くなりますが、頻繁に使われる時期だけに、不具合のお問い合わせや修理もかなり集中します。こんな暑い時期に「エアコンが使えない!」なんてことがないように、よくあるトラブルのパターンから対処法を覚えておきましょう。

冷たい風が出ない!全然冷えない!これって故障?

エアコンを利用していると、「冷えない」「変なニオイがする」「ポコポコ音がする」いったトラブルに見舞われることがありますが、エアコンの「運転効率が低い」または「そもそも部屋のサイズに合っていない」場合も考えられます。いきなり修理に出そうとせず、次の4つのチェックポイントから判断してみてください。

<ポイント1>機器は正常に動いているか
正常に送風されているかを確認してください。設定温度20℃未満で長時間運転すると、吹出口に露が付く場合がありますが、これは異常ではありません。

→風が出ていたらポイント2へ
→風が出ていない場合はポイント3とポイント4へ

送風確認
<ポイント2>冷風が出ているか
冷風が出ていない場合は、エアコンの能力が部屋の広さとあっているかどうかを確認してください。機種によってそれぞれ「対応畳数」があるので、部屋の広さとエアコンの「対応畳数」があっていない場合は、エアコンの増設や買い替えを検討した方がいいかもしれません。

→畳数が適切なのに、冷風が出ていない場合はポイント3とポイント4へ。

エアコンの対応畳数

例)カタログで「暖房 6~8畳」と記載の場合

<ポイント3>室外機の周りに物を置いていないか
室内機から冷風を出すためには室外機から熱を逃がす必要があります。室外機の前に物を置いて空気の循環を邪魔していないかどうかを確認してください。また、直射日光を避けて室外機自体の温度を上昇させないことも重要です。
室外機まわり
<ポイント4>フィルターが汚れていないか
エアフィルターが汚れていると室内機に風を取り込めず、冷風が出にくくなることもあります。フィルターの掃除は定期的に行いましょう。
※内部の汚れは、水もれや発火・発煙のおそれがあるので、エアコンクリーニングの専門会社に任せましょう。
フィルター掃除

「ランプが点滅!?」「運転していないのに音が!」どうしたらいい?

「タイマーランプが点滅」していたり、「エラーコードが表示」されたり、さらに「運転していないのにエアコンからポコポコと音がする」場合は、故障を疑いたくなりますが、必ずしも故障とは限りません。

まず、ランプの点滅とエラーコードについて。ランプ、そして新しい機種に備わっているエラーコードはいずれも本体の不具合を知らせるものです。とはいえ誤動作の可能性もあるので、ランプが点滅している場合はいったん電源プラグを抜き指ししてから再度電源を入れてみましょう。それでも点滅している場合は不具合の可能性があるので、表示されたエラーコードと合わせて、取扱説明書やメーカーサイトで調べてみましょう。

エアコンのエラー確認

次に、「運転していないのにエアコンからポコポコ音が出る」という現象について。これは故障ではなく、室内と室外の気圧バランスが崩れることによって発生する音です。換気扇を使用したり、屋外が強風だったりすると起こります。どうしても気になる場合は、エアカットバルブという部品によって異音の発生を防止できます。エアコンを購入した販売店などに相談してみてください。

ここまで見てきたように、エアコンのトラブルは日ごろのちょっとした気づかいやお手入れの積み重ねで回避できるものも多いです。おかしいと思ったら、まずはエアコンの動作を1つずつ順番に追っていきましょう。

除湿と冷房、どっちがお得なの?

トラブルと合わせて気になるのはコストについて。エアコンの省エネ性能はめざましく向上してきていますが、「つけっぱなしにしていると電気代が高くなるのでは?」「除湿と冷房だと、どちらの方が電気代が安くなるの?」という疑問を持つこともあるでしょう。

エアコンは室内温度と設定温度の差が大きい時には強い運転を行い、差が小さくなると緩やかな運転に切り替わります。つまり、最も電力を消費するのは起動時なので、こまめにオン・オフをせず、設定温度によって調節するのがベターです。

除湿と冷房、どっちがお得?

除湿(ドライ)モードは、通常の冷房に比べると室内を冷やしすぎないため、電気代も安くなるのでは?と考える人もいますが、実はそうとも限らないのです。

除湿モードには、温度を下げつつ湿気も取り除く「冷房除湿」と、温度は下げずに湿気を取り除く「再熱除湿」の2種類があります。

冷房除湿と再熱除湿比較

上記の通り、再熱除湿は、クーラーとして使うのはあまり向いていないので、除湿したいときは冷房除湿を選びましょう。

吹き分け

またパナソニックの新型モデルには、「温冷感センサー」で室内にいる人のからだの表面温度と周囲の温度差を解析して2つの風を同時に吹き分けたり、部屋の中に人がいるかどうかで運転パワーを自動セーブするようなものがあります。最先端の技術で快適と節電を両立できることも、お忘れなく。