氷が入った冷たい飲み物

水道水こそ、おいしい氷にぴったり!?自宅での氷づくりのコツ

2017年7月13日

冷たいドリンクやお酒はもちろん、かき氷にそうめん、アレンジメニューとしては冷やし茶漬けなど。暑い時期の食べ物や飲み物には氷が欠かせません。ただ、自宅の氷は白く濁っていてすぐ溶けちゃうし、おいしくない……と思っている方もいるのでは。でも、少し手を加えるだけで自宅でもお店クオリティの氷は作れるんですよ。

美味しい氷には、どんな水を用意したらいい?

ペットボトルと水道水

一般的に「美味しい氷」は溶けにくく、全体が透明で臭わないのが条件。「美味しい水」をそのまま凍らせれば「美味しい氷」が作れると思われがちですが、そんなことはないんです。

ミネラルウォーターやアルカリイオン水
そもそも自宅で作る氷が白く濁ってしまうのは、水に溶け込んでいる不純物や空気が、凍っていく過程で真ん中に閉じ込められてしまうからです。ミネラルウォーターやアルカリイオン水は、含まれている成分こそが「おいしい水」の特長となりますが、「おいしい氷」を作るにはそこがネックになってしまうのです。
また、市販のミネラルウォーターやアルカリイオン水はミネラル成分が多く、浄水フィルターが目詰まりを起こす恐れがあります。アルカリイオン整水器の水も、本体の故障の原因になることがあるので、使用は避けた方がよいでしょう。ただし、製氷機が取り外せるタイプの機種なら、ミネラルウォーターや浄水器の水、井戸水も使用できます。その場合、ミネラル成分が多い水で氷を作り続けると、製氷皿にミネラル分が結晶化して故障の原因になるので、ミネラルウォーターを使用する場合は硬度100mg/L以下のものを選び、頻繁に掃除することをおすすめします。
水道水
自宅で氷を作るときは水道水の利用がおすすめです。ただし水道水にも空気や残留塩素(カルキ)は含まれているので、蛇口から出した水をそのまま使用せず、まず煮沸して不純物を取り除きましょう。その後常温まで温度が下がるのを待ってから冷やすと、白い濁りが残りにくくなります。
あわせて注意したいのは、冷凍庫の温度です。急激に冷やすと、水分子が均一に揃わず溶けやすい氷になります。通常冷凍庫の温度は約-20℃ですが、-4℃~-10℃程度にしてゆっくり凍らせると、溶けにくい氷ができます。他の食品が多く入っていて温度調整をするのが難しい場合は、直接製氷皿に冷気があたらないようにしましょう。

水道水を使うと、自動製氷機のお手入れが楽になるメリットも

きれいな氷

氷に賞味期限はありませんが、冷蔵庫の中のニオイが移ったり、開閉時にホコリなどがついてしまうこともあるので、作った氷は早めに使うようにしましょう。もちろん、自動製氷機や製氷皿もマメにお手入れして清潔を保つことも大事です。

自動製氷機で水道水を使うと、水道水に含まれる残留塩素の殺菌作用が働くので、給水タンクが汚れにくくなるのもメリット。給水タンクと浄水フィルターのお手入れは水道水なら週1回、ミネラルウォーターは週2ペースを目安にしてください。ちなみに、浄水フィルターは消耗品なので、3年程度を目安に交換が必要です。ミネラルウォーターを使用した場合、フィルターの交換ペースはもう少し短くなります。

自動製氷機のお手入れ方法は機種によって異なりますが、ここでは代表的な方法をご紹介します。

1.フタを外し、給水タンクを水洗い 2.浄水フィルターを回しながら、ツメを外して引き抜く 3.浄水フィルターをやさしく水洗い 4.フタの裏側のふちから、パッキングを外して水洗い

①給水タンクはフタを外して水洗いする
②浄水フィルターは回しながらツメを外して引き抜き抜く。
③浄水フィルターをやさしく水洗いする
④フタの内側からパッキンをはずして水洗いをしたら、浄水フィルターを取り付ける

また、見落としがちですが、氷を溜める貯氷ケースや製氷皿も定期的なケアが必要です。お手入れする時は冷蔵庫のドアいっぱいに引き出し、手前を持ち上げななめに取り出してください。抗菌カセットなどを利用している場合は取り外し、氷が入っていないことを確認してから水洗いをします。

貯氷ケース 製氷皿

洗える機種であれば、製氷皿は年1~2回はお手入れしましょう。取扱説明書通りに取り出して水洗いを。その際には手でやさしく洗ってください。スポンジなどを使うと製氷皿の表面が傷ついて故障の原因になるので、注意が必要です。

貯氷箱

ちなみに、自動製氷機でよくあるトラブルが「自動製氷機が作動しない」というもの。作動しないと思ったら、まずは「貯氷箱に氷以外のものを入れていないか」を確認してください。自動製氷機は「検知レバー」を動かすことで氷の量をチェックしているので、貯氷箱に食品など氷以外のものが入っていると誤検知してしまうことがあるのです。特に多いのが、氷を取り出す「アイスシャベル」。必ず所定の位置に収納し、中に残さないようにしましょう。

自宅の冷蔵庫でも透明で溶けにくい氷を作れるコツをご紹介しましたが、いかがでしたか? 多少手間はかかりますが、氷が欠かせないこの時期、ぜひお試しください!