高周波とは
高周波に関する研究の歴史
パナコラン開発秘話
コリの原因とほぐし方
周波数の低い波を「低周波」、高い波を「高周波」と呼びます。周波数値の持つ特性によって周囲への影響や効果が異なります。
*低、中、高周波の周波数については取扱う団体により異なります
「高周波治療」と「低周波治療」の違いを知る
身近な例では、よく整形外科の治療で使われている電気治療があります。ピリピリ刺激のあるものが低周波治療器、刺激感のない方が高周波治療器です。
「高周波治療」と「低周波治療」では、治療の原理や部位が異なるため、目的によって使いわけることをおすすめします。
特徴を知る
高周波治療器
- 周波数が高い(9MHz付近)
- (低周波では届きにくい)深部まで浸透し、血管を拡張してコリをほぐす
- 刺激なし
低周波治療器
- 周波数が低い(3~1200Hz付近)
- 表面の筋肉を動かしてコリをほぐす
- ピリピリとした刺激がある
高周波は、血管に作用。無刺激。
低周波では届きにくい身体組織まで深く浸透。コリの患部に到達して血管を拡張させ、血行を促進。肩コリ、腰コリを改善します。無刺激のため長時間のながら使いができるから、つけている間中ずっと治療ができます。
低周波は、筋肉に作用。ピリピリした刺激。
表面の筋肉を刺激・収縮させることにより肩コリを緩解します。短時間(約15分)、刺激を伴う治療ができます。
高周波パルスと磁石の違い
高周波パルスの磁力は、時間と共に目まぐるしく変化します。高周波は1秒間に数百万回も電磁界に変化が起き、粒子に熱を与えることがあります。特に鉄分は周囲の電磁界が変化すると、内部に熱を発生しやすくなります。
ここで、高周波と磁石が鉄分に与える熱量を比べた結果を見てみましょう。
磁石の磁力が常に一定なのに対し、高周波パルスの磁力は目まぐるしく変化し続けていることがわかります。
高周波パルス
1秒間に数百万回も変化が起きる。
磁石
時間が経っても磁力は一定。
高周波と磁石が鉄分に与える熱量の比較
高周波と磁石の前を通過する鉄分に発生する熱量のシミュレーション結果
高周波のシミュレーション条件:直径26mmのコイル状の電線に9MHzの周波数で0.4mAの電流を流したときに、発生する電磁界
磁石のシミュレーション条件:直径30mmで1,600mTの磁石を、コイル状の電線に置き換えたもの
高周波と磁石の前を、水平方向に秒速3mm/sで80μmの鉄分が移動したと想定