

大雪が降ってもエアコン暖房であたたかく過ごすには?
ライター:UP LIFE編集部
2019年12月6日 空気
ポイントは室外機!設置の仕方やエアコンの機種選びで解決できることもあります。
寒い冬の心強いパートナーであるエアコン。雪が降り積もる厳しい日でも、室外機の周りの対策やエアコン購入時の機種選びをしっかりとすることで、あたたかく快適に過ごせます。
雪がたくさん降る地域にお住まいの方はもちろん、普段雪が降らない地域にお住まいの方にも知ってほしい、いざというとき困らない寒さ&大雪対策をご紹介!
寒い時期によくあるエアコンの症状
寒さが厳しい日や大雪が降ったときに下記のような症状が出ている場合、室外機に異変がある可能性があります。チェックしてみましょう。
●運転開始から5分くらいで止まるが、しばらくするとまた動き出す。
●暖房運転にしているのに、暖かい風が出てこない。
●室外機から湯気が出ている。
●室外機から異音がする。

大雪が降る前にできること
室外機の周りは常にキレイに。室外機の前を30センチは空けるようにしましょう
一般的に多いのは、室外機の前面が吹き出し口、側面と背面が吸い込み口。日頃から、前面だけでなく側面や背面も注意して、ふさがないようにキレイにすることを心掛けましょう。
特に、天気予報で大雪予報が出ているときには、室外機の周りが物でふさがれていないか、事前に要チェック!
暖房を安心して使えるように、あらかじめ片付けておきましょう。

室外機の周りをキレイにしておいた方がいい理由
室外機は、熱を含んだ屋外の空気を吸い込み、冷たい空気を吹き出しています。吸い込み口がふさがっていると、空気を効率的に吸い込むことができません。また、吹き出し口がふさがっていると、室外機から吹き出された冷たい空気を、室外機が再び吸い込んでしまうので、電気代が高くなってしまうばかりか、暖房運転が停止してしまうこともあります。
寒冷地の方は… 大雪に埋もれないために設置時にしっかり対策を
室外機が雪に埋もれると、外気を吸い込むことができなくなり運転できなくなります。
置台などを利用して雪で埋もれない高さまで上げたり、吸い込み口と吹き出し口に防雪部材を設置するなどして、いざというときに備えましょう。

もし大雪が降った場合は?
日頃から室外機周りをキレイに保つことを心がけていても、いざ大雪となると室外機が雪で埋もれる可能性もあります。
室外機が雪に覆われてしまうと、内部に雪が吸い込まれファンに付着します。空気が通りにくくなるので、運転効率が低下してしまうことも。
大雪に見舞われた際には、下記のようなことを試してみましょう。
●吸い込んで吹き出す空気の通り道を確保するため、側面や背面含め30cmほど室外機の周りの雪を取り除く。
●落下や崩れることで、吸い込み口や吹き出し口をふさいでしまう可能性があるので、室外機の上に積もった雪も取り除く。

そもそもエアコンだけで、厳しい冬が過ごせるの?
エアコンだけで寒さをしのげるか不安…と、他の暖房器具を併用している方も多いのではないでしょうか?特に寒冷地ではストーブに頼ってしまいがち。
以前は、エアコンの暖房が外気から取り込んだ熱を圧縮して温度を高めて室内に送る仕組みのため、外気の気温が低いほど効率が下がる欠点がありました。
しかし、10年前と比べて、最新のエアコンは暖房力が格段にアップ!
さらに今では、室外機や霜取り機能の改良、暖房力の強化などが施された、寒冷地仕様のエアコンも発売されています。

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2019年12月6日 空気
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