まつエク卒業者が増加中?まつげもナチュラル志向へ。
監修・ライター:ananweb
2020年7月17日
美容
素肌の美しさをアピールするナチュラルメイクが全盛の昨今。まつげメイクも、数年前に流行ったエクステやつけまつげで盛るスタイルから、自まつげを大切にするスタイルが主流になっている印象があります。そこで今回は、自まつげを生かして目ヂカラを出すまつげメイクについて、雑誌「anan」の読者モデル200人から成る、「anan総研メンバー」がレクチャーを受けました。
まつげメイクのトレンドを分析。
まずはナチュラルなアイメイクを阻むまつげの悩みを、anan総研のメンバーにアンケートを実施しました。
その結果からは、なんと2/3近い人が自まつげに満足していないということが判明。
自まつげに不満を抱える人が多数!
anan総研“まつげ”アンケート
- アンケート期間:2020年4月6日~13日
- アンケート方法:インターネット
anan総研“まつげ”アンケート
- アンケート期間:2020年4月6日~13日
- アンケート方法:インターネット
悩みの内容は、密度や長さ、向きなどメイクに関わるものがほとんど。その他の悩みも、「カールしにくい」、「まつげを上げても落ちてくる」、などなど。まつげメイクに苦労していることが忍ばれます。
そんな悩みを解決すべく一時期ブームになったまつエクですが、今でもしているという人はやはり少なめ。1/4程度に留まっています。
anan総研“まつげ”アンケート
- アンケート期間:2020年4月6日~13日
- アンケート方法:インターネット
今でもまつエクをしている、と答えた中で、最も長く続けている人は10年!一方、以前はしていたけど止めてしまったという人も。その理由は「メンテが大変だった」、「ケバく見えると言われた」、「不自然だった」など。一度もまつエクをしたことがないという人に何故か訊いてみると、「すっぴんでもすっぴんに見えなさそう」、「まつエク感が出るのがイヤ」、「メンテに費用がかかりそう」というもの。
自まつげの密度やカールに対する悩みはあるものの、自然なメイクのためにまつエクは避けたいという、みなさんの心の葛藤がうかがえます。
そこで今回はanan本誌でもおなじみのヘア&メイクアップアーティスト、高松 由佳さんが、ナチュラルで美しいまつげメイクのテクニックを、anan総研の田中 ゆいさんに伝授してくれました。
目ヂカラアップに上向きまつげはマスト。
※本記事はパナソニックから、ananwebに「まつげくるん」を提供した上、本記事の作成を依頼し、内容を編集して掲載しております。
左…高松由佳さん。8年間のサロンワークを経てヘア&メイクアップアーティスト山本浩未さんに師事し、独立。確かな理論を基に、その人のよさを生かすメイクを提案。ナチュラルで取り入れやすいヘア&メイクが得意。
右…田中ゆいさん。会社員。anan総研会員No.358。奥二重気味でまつげがストレートに下を向いていることが悩み。まつげパーマにトライしたこともあるけど、メンテが面倒で挫折したそう。
高松さん:今日はよろしくお願いします。
田中さん:楽しみにして来ました。よろしくお願いします!
高松さん:田中さんはいつも、どうやってまつげメイクをしていますか?
田中さん:カーラーで上げてマスカラをつけています。でもしばらくすると、まつげが下向きに戻ってしまうんです…。
高松さん:なるほど。理想のメイクって、どんな感じですか?
田中さん:ぱっちり大きな目が理想です。だからとにかく、まつげを上げたい!
高松さん:まつげって、目元の印象をすごく左右しますよね。顔をパッと見たときまつげの先までを目と認識するから、上向きまつげは、目ヂカラアップに欠かせません。
田中さん:ですよね。
高松さん:一方で最近は、ナチュラルメイクがトレンド。特にオフィスでは明るく清潔感のある目元が理想なので、いくら目ヂカラを上げたくても、盛りすぎや上げすぎはNGなんです。
田中さん:難しいですね…。
高松さん:大丈夫。まつげをしっかりカールアップしてくれる「まつげ用ホットカーラー」があれば、簡単にナチュラルなカールを作って、しかもキープできます。目の大きさが、1.5倍くらい大きく見えますよ。
田中さん:本当ですか?!ぜひ「まつげ用ホットカーラー」の使い方、教えてください!
上向きまつげを作るのは難しい!
anan総研“まつげ”アンケート
- アンケート期間:2020年4月6日~13日
- アンケート方法:インターネット
anan総研“まつげ”アンケート
- アンケート期間:2020年4月6日~13日
- アンケート方法:インターネット
ふたつのヒーター搭載で、まつげをしっかりカールアップし上向きまつげを作る。
高松さん:では早速まつげメイクを始めましょう。アイメイクは、あらかじめ仕上げておきます。今回はオフィス仕様にブラウンでナチュラルに。
田中さん:マスカラも塗っておくんですね。
高松さん:「まつげ用ホットカーラー」は、マスカラのあとに使うのが基本。マスカラのあとに使ってもカールがつきにくいという人は、まず素まつげにホットカーラーを使ってまつげを上げておき、次にマスカラをつけて、最後にもう一度「まつげ用ホットカーラー」を使うといいですよ。
田中さん:なるほど。普通のカーラーは使わなくていいですか?
高松さん:マスカラの後でも前でも、「まつげ用ホットカーラー」を使うなら普通のカーラーは要りません。
田中さん:了解です!
「まつげ用ホットカーラー」選びのポイントとは。
高松さん:田中さんにおすすめな「まつげ用ホットカーラー」を選びましょう。
田中さん:そんなに種類があるんですか?
高松さん:作りたいまつげによって、いろんなタイプがあるんですよ。コテで挟んでしっかりカールアップするものとか、まつげを毛先まで1本1本キレイに扇状に広げるものとか。
田中さん:カールアップ、よさそうですね。
高松さん:今回は、ナチュラルだけど、まつげをしっかりカールアップするタイプを使いましょう。
田中さん:どんな特徴があるんですか?
高松さん:ヒーターの熱でマスカラがまつげ1本1本の毛先までしっかりなじんで、自然な仕上がりのカールを長時間キープしてくれるんです。カール角度も、簡単に調整できます。
ふたつのヒーターが、まつげをしっかりカールアップ。キレイな上向きまつげを長時間キープします。先端は小回りが利くように細くなっていて、まつげをキャッチしやすいように凹凸がついているのもポイント。乾電池式で化粧ポーチに入るコンパクトサイズだから、持ち運びも便利。
ほか、パナソニック まつげくるん 商品ラインアップ
左…まつげくるん つけまつげ用 EH-SE70
コテ型ヒーターでまつげをはさみ、しっかりカールアップ。裏面のコーム型ヒーターで、細かい部分やマスカラのダマさばきもおまかせ。つけまつげにも使えます。
右…まつげくるん セパレートコーム EH-SE51
セパレートコームが、まつげ1本ずつを広げて美しい扇状に。下まつげもとらえやすい形状も特徴的。アイメイクを華やかな印象に仕上げます。
「まつげ用ホットカーラー」の使い方基本テクニック。
高松さん:「まつげ用ホットカーラー」は、まつげの根元、中間、毛先と3つのポイントでそれぞれ3秒ずつまつげを持ち上げながら、根元から毛先に向かって動かしていきます。まずは根元から。まぶたに当たらないよう注意して、少しだけ上向きに「まつげ用ホットカーラー」を当てます。
田中さん:根元からバッチリ上げなくていいんですか?
高松さん:根元からがっつり上向きにすると、仕上がりが不自然に見えてしまうんです。角度は、床に対して30度くらい。ほどほどがベターです。
高松さん:次は中間。さっきよりも角度をつけて3秒キープしましょう。
田中さん:どのくらいの角度を目安にすればよいですか?
高松さん:床に対して60~70度くらいですね。ここでも直角上げはやりすぎです。
高松さん:次は毛先です。まつげの先を上まぶたに向けるようなイメージで。ここも、3秒キープします。
田中さん:できました。すごくキレイにカールしてます!
高松さん:まだ終わりじゃないですよ(笑)。ここまではまだ、目の中央部分のまつげしか上げていません。目頭、目尻のまつげもしっかり上げましょう。
高松さん:中央のまつげはまっすぐ上げますが、目頭、目尻は外側に向かってあげることがコツ。こうするとまつげが扇形に広がって、目がより大きく見えるんです。
田中さん:目頭や目尻のまつげって、短いから普通のカーラーで挟むのが大変で。でも「まつげ用ホットカーラー」なら楽ですね♪
カールをキープさせる裏技も。
高松さん:髪もそうですけどまつげって、温度が下がるときに形がつくんです。「まつげ用ホットカーラー」でまつげをカールさせたら、熱が冷めるまでの10秒くらい綿棒でまつげを上げてキープさせましょう。そのひと手間で、時間が経ってもカールが取れにくくなります。
田中さん:おお~。嬉しい裏技ですね。
高松さん:あと、マスカラをつけたあとダマになった場合は、最後に「まつげ用ホットカーラー」でまつげの根元から毛先に向かってまつげを梳かし、セパレートさせましょう。
田中さん:なるほど。
高松さん:ダマになると焦るけど、これなら簡単にフォローできます。
田中さん:すごい!ここまで違いが出るなんて、思っていませんでした。まつげがしっかり上がってる。
高松さん:よかった。しかも自然に見えますよね。
田中さん:はい。自分で上げるのと、角度が違うんだと思います。なめらかなカーブに仕上がってる。
高松さん:瞳の見え方まで違うと思いませんか?
田中さん:本当だ!瞳がくっきり大きく見えます。
高松さん:まつげが下向きだと瞳に影ができてしまいますが、まつげをしっかり上げたことで瞳に光が入って、目が生き生きして見えるんです。
田中さん:なるほど~。確かにBeforeは、ちょっと瞳がどんよりして見えるかも。
高松さん:なんだか笑顔まで、明るくなったように見えますね。
田中さん:分かりますか?私いま、とても楽しい気分です♪
高松さん:まつげメイクが思い通りに仕上がると、明るい気分になれますよね。
田中さん:目元の印象が全然変わりますものね。メイク全体が大人っぽくて、女性らしくなった気がします。
高松さん:実際その通りですよ。すごく柔らかい雰囲気。
田中さん:やっと理想のまつげ、理想のアイメイクができた気分です。これからも、毎日自分でナチュラルカールを作りたいと思います。
スタッフ紹介
「編集・ライター/ananweb、撮影/大内香織、スタイリング/矢口紀子(商品)、イラスト/サヲリブラウン」
プロフィール:今年50周年を迎えた雑誌『anan』のweb版。恋愛、ビューティー、ファッションなど、女子が知りたい情報を毎日更新しています。
2020年7月17日 美容
- 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。