子どもの成長にも好影響。愛情がたっぷり伝わるリビングづくり

マイホームについての監修:井上 恵子
ライター:UP LIFE編集部
2022年8月1日
子育て

子どもが小さいうちは、リビングが暮らしの中心。家族と過ごしたり、遊んだり…。眠る時間以外のほとんどを過ごすからこそ、すこやかな成長を助ける場所にしてあげたいですよね。
では、子育てに適したリビングをつくる方法って? 住宅の専門家に聞きました。

コミュニケーションが取りやすい、子育てに適したリビングとは?

コミュニケーションが取りやすい、子育てに適したリビングとは?

小さな子どもがいる家庭には、どのようなリビングがよいのでしょうか? 女性目線で住まいづくりをサポートする井上さんによれば、「快適かつ安全であること」が基本となるそうです。

「長時間、過ごすのだから、快適な場所にしたいもの。ある程度の広さがあり、明るくて風通しがよい空間が理想的です。安全という点では、家具の角にアタマをぶつけたり、ドアに指を挟んだりしないよう、クッションを取り付けるなどの対策が必要。また、花粉やPM2.5、ダニなどのアレル物質が少ないことも大切です」

さらに、「すぐそばにいなくても気配を感じられること」もポイント。たとえばキッチンからリビングを見渡せる間取りなら、食事の準備をしながら子どもの様子を見られるので安心だそうです。

「こうした対面キッチンは、今も根強い人気。その先にカウンターをつくり、子どもの勉強スペースにする提案も喜ばれます。こうしたスペースは、50cmくらいの板を渡す程度の簡易なものや、大きめのダイニングテーブルを利用する形でも十分。互いにコミュニケーションが取りやすく、目が届きやすくもあるので安心です」

自立心を育むリビングなら、しつけもスムーズにできるかも?

自立心を育むリビングなら、しつけもスムーズにできるかも?

続いて井上さんにうかがったのは、子どもが進んでお片付けできるようなリビング。しつけに頭を悩ます親としては、ぜひとも欲しいところですが、果たして実現できるものなのでしょうか?

「先ほどお話ししたようなカウンターを設け、“あなた専用のスペースよ”と決めてあげると、子どもも片付けしやすいようです。最近は、ウォールステッカーも充実しているので、子どもに好きなものを選ばせて貼ってあげれば、より愛着が湧いて“自分の場所”という意識が高まることでしょう」

また、こうしたスペースで収納家具を使うなら、手が届く高さで出し入れしやすいものを選ぶのがポイントとか。

「最近は、シェルフとカゴを組み合わせたり、突っ張りポールに板を渡したりなど、簡単なDIYでできる収納スペースを設ける家庭も増えています。どこに何を収納するかを決めてあげるのも、子どもが片付けしやすくなるのでオススメですね。気を付けたいのは、親自身もきちんと片付けをすること。そうでないと、子どもは片付けの大切さを理解できないので、出しっ放し、やりっ放しをしないように心掛けたいですね」

好奇心や想像力が刺激されるリビングのつくり方

好奇心や想像力が刺激されるリビングのつくり方

さまざまなことに興味をもたせ、独創性を育むことも、子どもの成長の助けとなるもの。そんなリビングをつくるには、どのような工夫が必要なのでしょうか? 井上さんによると、「対面キッチンにするのもひとつの方法」だとか。

「リビングやダイニングに向かう対面キッチンは、子どもが入りやすいという利点があります。一緒にお菓子を作ったり、食後のお片付けをしたりといった機会が増えるので、自然と食育につながりますよ」

また、リビングに子どもが描いた絵や、工作を飾るスペースを設けるのもよいとか。

「自分の作品が飾ってあれば、モチベーションが上がって創作意欲につながるもの。ちょっとした棚などでいいので、ぜひ作ってあげてください」

子どもがイキイキと過ごすには、リビングの室内環境も大切

子どもがイキイキと過ごすには、リビングの室内環境も大切

リビングづくりを考える際は、室内環境への配慮も大切。先ほど井上さんもお話ししていたように、快適に過ごせる場所とするには欠かせないポイントです。

「健康的で安全な暮らしを実現するには、目に見えない空気も重要な要素。近年は大気汚染も大きな問題となっているため、換気システムの吸気口に高性能フィルターを取り付けるなどの対策も施されています」 

そう語る井上さんは、自宅で使うエアコンにもこだわったとか。

「わが家のエアコンは、空気清浄機能とフィルターの自動おそうじ機能を備えたモデルを選びました。今、思えば、フィルターを自分で掃除していたころより、使う頻度がグンと増えていますね。何もしなくていいのは本当に楽ですし、快適だと思います」

子育て家庭のリビングには“キレイな空気”を

私たちが生きていくために、空気の存在は不可欠。でも、空気には花粉やダニ、ホコリなどが含まれているため、必ずしもキレイとは限りません。

特に子どもの場合、呼吸する空気から取り込む化学物質の量は、大人の2倍近くと言われています。こうした点からも、子育て家庭のリビングに“キレイな空気”は必須と言えるでしょう。空気清浄機やエアコンなどの空調家電をうまく使って、“キレイな空気”を保ちましょう。

※東京都福祉保健局/化学物質の子供ガイドライン「室内空気編」より。

ナノイーXで、お部屋の空気の有害物質をしっかり抑制

ナノイーX

「エオリア」Xシリーズは、ナノイーXでお部屋の空気の菌・ウイルス※1※2、カビ※3、花粉※4、ニオイ※5、PM2.5※6、アレル物質※7などの有害物質を抑制するエアコンです。お部屋だけでなく、エアコンの内部まで自動で清潔をキープ。心地よく使えるので、子どもと一緒に過ごすリビングにおすすめです。

* 約6畳密閉試験空間での〈浮遊菌〉約4時間後〈付着菌〉約8時間後、※1〈浮遊ウイルス〉約6時間後〈付着ウイルス〉約2時間後※2 の抑制効果です。約8畳試験空間での〈カビ菌〉約2時間後※3の抑制効果です。約6畳試験空間での〈花粉〉約3時間後、※4〈ニオイ〉約15分後、※5〈PM2.5〉約12時間後、※6〈アレル物質〉約6時間後※7の抑制効果です。数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気、繊維の種類によって異なります。

マイホームについての監修

井上 恵子(いのうえ けいこ)

井上 恵子(いのうえ けいこ)

一級建築士、インテリアプランナー。住まいのアトリエ 井上一級建築士事務所を主宰。マンション設計に携わった経験が豊富で、性能評価申請に関わったマンションは20棟以上。設計事務所設立後は子育ての経験を生かし、保育園の設計なども行っている。安心・安全な住まいを見極め、女性視点でのサポートが得意。戸建て・マンション購入セミナー講師、新聞へのコラム連載などでも活躍中。

※1:〈浮遊菌〉【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】試験室(約6畳)において菌を浮遊させ空気中の菌数を測定【除菌の方法】ナノイーを放出【対象】浮遊した菌【試験結果】約4時間で99%以上抑制(北生発2016_0279号)。〈付着菌〉【試験機関】(一財)日本食品分析センター【試験方法】試験室(約6畳)において布に付着させた菌数を測定【除菌の方法】ナノイーを放出【対象】付着した菌【試験結果】約8時間で99%以上抑制(2013年6月14日、第13044083003-01号)。(試験はそれぞれ1種類のみの菌で実施)
※2:〈浮遊ウイルス〉【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】試験室(約6畳密閉空間)においてウイルスを浮遊させ空気中のウイルス感染価を測定【抑制の方法】ナノイーを放出【対象】浮遊したウイルス【試験結果】約6時間で99%以上抑制(北生発2016_0375号)。〈付着ウイルス〉【試験機関】ホーチミンパスツール研究所【試験方法】試験室(約6畳密閉空間)においてウイルスを布に付着させウイルス感染価を測定【抑制の方法】ナノイーを放出【対象】付着したウイルス【試験結果】約2時間で99%以上抑制(2017年7月24日、Accreditation No. VILAS Med 014)。(試験は1種類のみのウイルスで実施)
※3:【試験機関】(一財)カケンテストセンター【試験方法】試験室(約8畳)において布に付着させたカビ菌の発育を確認【除菌の方法】ナノイーを放出【対象】付着したカビ菌【試験結果】約2時間で抑制効果を確認(KT-21-003341-4、2021年6月8日)。
※4:【試験機関】パナソニック ホールディングス(株)プロダクト解析センター【試験方法】試験室(約6畳)内でELISA法で測定【抑制の方法】ナノイーを放出【対象】花粉(スギ)【試験結果】ナノイーX(9.6兆)約12時間で99%の低減効果を確認(L19YA009)ナノイーX(48兆)約3時間で99%の低減効果を確認(H21YA017-1)。
※5:【試験機関】パナソニック ホールディングス(株)プロダクト解析センター【試験方法】試験室(約6畳)において6段階臭気強度表示法により検証【脱臭の方法】ナノイーを放出【対象】疑似体臭(ノネナール)【試験結果】ナノイーX(9.6兆)約60分で臭気強度1.7低減(Y18HM059)ナノイーX(48兆)約15分で臭気強度1.9低減(H21HM005)。
※6:【試験機関】パナソニック ホールディングス(株)プロダクト解析センター【試験方法】試験室(約6畳)で付着した有機物量を測定【抑制の方法】ナノイーを放出【対象】アルカン:ヘキサデカン【試験結果】約12時間で99%以上分解(Y20NF091)。
※7:【試験機関】パナソニック ホールディングス(株)プロダクト解析センター【試験方法】試験室(約6畳)内で電気泳動法またはELISA法による検証【抑制の方法】ナノイーを放出【対象】アレル物質(ヤケヒョウヒダニ)【試験結果】約6時間で低減効果を確認(H21YA046-1)。

2022年8月1日 子育て

  • 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。