【専門家監修】いつから始める?赤ちゃんのネントレ(ねんねトレーニング)のやり方を解説

ネントレについての監修:清水 悦子(しみず えつこ)
ライター:UP LIFE編集部
2022年2月1日
子育て

赤ちゃんが自分の力で寝られるように習慣づけるトレーニング「ネントレ(ねんねトレーニング)」。この記事では、ネントレを始めるタイミングや基本のやり方、赤ちゃんが泣き止まない時の対処法等について解説します。またネントレに役立つベビーカメラもあわせて紹介します。

ネントレ(ねんねトレーニング)を行う目的は?

「ネントレ(ねんねトレーニング)」とは、赤ちゃんが自分の力で眠りにつけるように習慣づけるトレーニングのことです。

一般的に赤ちゃんは生後3カ月を過ぎたあたりから夜にまとまって寝るようになります。しかし、生活環境や習慣によって、「抱っこしないと寝てくれない」「寝かしつけが大変」など、赤ちゃんの睡眠に関して悩んでいる場合もあるようです。そんなママとパパの悩みを解消することにもなり、赤ちゃんが自分の力でぐっすりよく眠れる力をつけることを目的としているのがネントレです。

ネントレはいつから始めるのがベスト?

イメージ:寝ている赤ちゃん

自分の力で眠る力を育てる本格的なネントレの開始時期は、生後4~6カ月以降がおすすめです。

この頃になると、ママやパパも赤ちゃんの扱いに慣れ、寝る時間と起きる時間、お昼寝のタイミングもつかみやすくなり、夜間の授乳回数も減ってくるため、ネントレを始めるのにベストな時期とされています。

ネントレを順調に進めるには「生活リズムを整える」ことが大切

ネントレを順調に進めるためには、注意したい前提条件があります。
それは、「生活リズムを整える」こと。

前述したように、一般的には赤ちゃんは生後3カ月あたりから夜に睡眠がまとまってくると言われています。ただし、これは自動的にそうなるのではなく、親が用意した生活環境に大きく依存します。

朝になったら赤ちゃんがいる環境も明るくする、外が暗くなってきたら赤ちゃんのいる環境も暗めにして夜は暗い中で寝かせる。生後まもなくから、赤ちゃんに太陽の明るさのリズムを教えることで、体内時計が育っていき、そのおかげで夜に睡眠がまとまってくるのです。

生後4カ月までは一緒の部屋で寝るようにする

ネントレをするにあたり、すぐに海外のような別室での1人寝を目指す家庭もあるかもしれませんが、4カ月になるまでは一緒の部屋で寝るようにし、赤ちゃんの様子を常に見守れるように注意しましょう。日本では赤ちゃんが別室で1人で寝ている家庭は、多くないかもしれません。別室に1人で寝かさないと眠りの問題は解決しないということではありませんので、安心してネントレに取り組んでいきましょう。

ネントレのやり方【5つの基本】

イメージ:寝ている赤ちゃん

ネントレにはいくつかの方法があります。ここではその中でも「ネントレの基本」ともいえる5つの方法を紹介します。

①寝る時間を決める

まず赤ちゃんが毎日決まった時間に眠れるように寝る時間を決めましょう。具体的には朝起きる時間と寝る時間を決め、毎日規則正しく生活をします。おおよそ10時間程度、お布団の中にいられるスケジュールにすると、睡眠不足の心配が減るでしょう。また、夜の睡眠の質を高めるために同じ時間に昼寝させることも重要です。
生後まもなくは昼寝は不安定ですが、朝と夜については早いうちから習慣づけることで、体内時計の発達を促し、その後の夜泣きなどの眠りの問題の予防につながります。

②入眠時のルーティンを決める

赤ちゃんに「寝る時間が来た」と知らせるための入眠時のルーティンを定めましょう。たとえば、寝る時間の30分前くらいになったら、部屋の明かりを暗くする、おしゃぶりを与える、絵本を読む、子守歌を聞かせるなど、赤ちゃんが「これから寝るんだ」とわかるような決まりごとを行います。

イメージ:寝ている赤ちゃんを見ている女性

③最初のうちは

4カ月になるまでは一緒の部屋で寝るようにして、赤ちゃんの様子を常に見守れるよう注意しましょう。
ネントレを始めてすぐは数分おきに寝室へ様子を見に行きましょう。その際、赤ちゃんが泣いているようなら背中をさすったり、声をかけたりして落ち着かせます。この時も抱っこをしないように注意してください。そして、徐々に様子を見に行く間隔を長くしていきます。

また、赤ちゃんと寝室が同室の家庭でも、赤ちゃんが先に寝室で眠り、数時間後に親が寝に行く場合が多くなると思いますので、同じように実践してみてください。

④部屋を真っ暗にする

入眠時のルーティンを行うときは部屋の明かりを薄暗くし、眠る際には電気をすべて消して真っ暗な状態にします。真っ暗な状態にすることで眠りやすくなるともいわれています。

⑤布団に入ったら抱っこはしない

赤ちゃんが布団に入ったら、赤ちゃんがぐずっても基本的に抱っこはしません。赤ちゃんが泣いているとついつい抱っこしてあげたくなりますが、本当に世話が必要かを見極め、抱っこしたい気持ちを抑えて様子を見ましょう。ただ寝言でぐずっている場合は、待っているうちに泣き止んでまた寝入ってくれるでしょう。本格的に起きたとしても、授乳以外では抱き上げずにあやすようにしましょう。

泣き止まなかった時の対処法は?

イメージ:起きてる赤ちゃん

ネントレを始めた頃は、どうしても赤ちゃんが泣き止まないということがよくあります。そんな時は、まず自然に泣き止むまで少し待ちましょう。それでも泣き止まないようなら、赤ちゃんの様子をチェックして問題ないようであれば、赤ちゃんの耳元でやさしく子守歌を歌ってあげたり、リラックスできる音楽や赤ちゃんが泣き止む音などを聞かせたりしてみましょう。

なお、この時も赤ちゃんを抱っこせず、布団の上であやすようにしてください。ほかにもおなかをトントンしたり、さすったりして赤ちゃんが落ち着くのを待ちましょう。

そっと見守れるからネントレに役立つ「ベビーカメラ」を紹介!

ネントレでは、数分ごとに赤ちゃんの様子を確認する必要がありますが、物音で起こしたりしないようにそっと見守ることができると、ネントレもうまく進められそうです。そんな時におすすめなのが、パナソニックのベビーカメラ KX-HBC200です。ここからは、ネントレをする際に役立つベビーカメラ KX-HBC200のメリットについて紹介します。

スマートフォン※1で赤ちゃんの様子をいつでも見守り

イメージ:キッチンからスマートフォンで映像を確認する女性

ベビーカメラ KX-HBC200を使えば、スマートフォン※1で赤ちゃんの様子をいつでも確認できます。使い方はスマートフォン※1に専用アプリをインストールして、カメラと無線LAN※2を接続するだけ。これなら料理や洗濯などで手が離せない時でもいつでも赤ちゃんの様子をしっかり見守れます。

イメージ:スマートフォンから無線LANでベビーカメラに接続する

ナイトモード※3で暗い部屋でもはっきり映る

ベビーカメラ KX-HBC200は部屋が暗くなると、自動的に赤外線LEDを点灯させるナイトモード※3に切り替わります。そのため、暗い部屋での赤ちゃんの様子もはっきりと確認できます。

通話機能を搭載

カメラにはスピーカーとマイクを搭載。これによりスマートフォン※1から寝室にいる赤ちゃんの声が聞こえ、離れた場所から赤ちゃんに話しかける※4こともできます。

5種類のおやすみ音※5&子守歌を搭載

カメラには胎内音、心音、ホワイトノイズ、波の音、雨音のおやすみ音※5と、5種類の子守歌が搭載されており、赤ちゃんが起きたり泣きだしたりした際にはスマートフォン※1から操作して音を再生できます。

動作・音・温度を感知してお知らせ

赤ちゃんが動いたり、泣いたり、室温に変化があった場合には、スマートフォン※1にお知らせが届きます。そのため、就寝中の赤ちゃんの変化にもすぐに気付けます。

動いたら:動作センサー,泣いたら:音センサー,設定温度から外れたら:温度センサー,プッシュ通知でお知らせ

自動追尾機能※6搭載で赤ちゃんの動きをキャッチ

イメージ:動いてる赤ちゃん

赤ちゃんが動くと検知した方向(左右※6)にカメラが自動的に動く自動追尾機能※6を搭載。これにより、赤ちゃんが寝返りしてもその様子をとらえます。

 

また、パナソニックのベビーモニター KX-HC705も赤ちゃんの見守りにおすすめです。こちらは初期設定不要で電源を入れるだけですぐに使えます。ナイトモード搭載※7で就寝中の赤ちゃんをしっかりと見守れます。さらに、赤ちゃんが泣きだしたら自動で胎内音、心音、ホワイトノイズ、波の音、雨音のおやすみ音※5と5種類の子守歌の再生ができます。

まとめ

イメージ:寝ている赤ちゃん

ネントレはすぐにうまくいくとは限りません。もし赤ちゃんがぐずっても、しばらく待ち、落ち着いて見守ることが大切です。また、ベビーカメラなどのアイテムを上手に取り入れるのも一つの方法です。スムーズにトレーニングを進めていくためにも、あまり神経質にならずに家族で協力しながら焦らずゆっくりと行い、赤ちゃんのネントレを成功させていきましょう。

※1 Android™ 7.0 以降を搭載し、Google Play に対応したスマートフォン/タブレット、または iOS 11.0 以降を搭載したiPhone( iPhone 5s 以降)、iPad( iPad Air 以降)に対応しています。ご利用には専用アプリケーション「ホームネットワークW」のインストールが必要です。OSのバージョンアップに伴い「ホームネットワークW」アプリケーションが対応できるバージョンや端末も変更になることがあります。機器の接続にはグローバルIPアドレス[IPv4]「IPv6を用いたIPv4」が付与されるインターネット接続環境と、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応した無線ルーターが必要です。
※2 本製品では、UPnP機能、「2.4 GHz」の周波数帯域に対応した無線ルーターが必要です。
※3 周囲が暗いときは本機に内蔵の赤外線LEDが点灯して、映像を白黒で表示します。
※4 双方の送話が通る全二重通話です。双方向通話が可能ですが、同時に話すと音が途切れて聞こえることがあります。
※5 設定が必要です。本機能は赤ちゃんの睡眠を保証するものではありません。
※6 上下方向の自動追尾はしません。
※7 周囲が暗いときは本機に内蔵の赤外線LEDが点灯して、映像を白黒で表示します。赤ちゃんとカメラの距離めやす:約50 cm~約100 cm

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ネントレについての監修

監修:清水 悦子氏

清水 悦子(しみず えつこ)

NPO法人赤ちゃんの眠り研究所 代表理事。茨城キリスト教大学文学部児童教育学科講師。
理学療法士として病院や施設に勤務後、保育士資格を取得。夜泣きのサポート活動を開始。
夜泣きは社会課題であるととらえ、子育て家庭の睡眠改善とサポートに取り組むNPO法人赤ちゃんの眠り研究所を立ち上げる。睡眠医学の視点から夜泣きについて調査し、赤ちゃんの睡眠について研究活動を続けている。著書に『赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』(かんき出版)他がある。

2022年2月1日 子育て

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