スーパームーンやブルームーンなどの珍しい月は、いつ観測できるの?

ライター:UP LIFE編集部
2022年6月27日 エンタメ

最近は、スーパームーンやブルームーン、ブラッドムーンなどなかなか見られない珍しい月が、SNSなどで話題になりますが、いつごろ観測できるかご存じですか?今回は、月をより身近に感じられるトリビアやスーパームーンなどが見られる時期、そして美しい満月の写真をご紹介します。

楽しみ方は多種多様!世界のお月見文化

写真:お団子がピラミッド型に積まれてるイメージ

おだんごや里芋などをお供えし、ススキなどの秋の七草を飾る「お月見」。日本人がお月見を楽しむようになったのは、江戸時代ごろからと言われています。

中国や台湾では中秋の名月は「中秋節」と呼ばれる伝統的な祭日で、欠かせないのが月餅。近年では小分けされたものが主流のようですが、大きな月餅を切り分けて、みんなでいただくのが本来の食べ方なのだそう。

また台湾では、友人などと集まってバーベキューをするのも最近では人気だとか。ひとくちに「中秋の名月」といっても国が変われば、その楽しみ方も様々なのです。

次に観測できるのは、いつ?夜空に浮かぶ巨大な満月「スーパームーン」

スーパームーンのイメージ

特別な名前がついた月と聞いて、まず「スーパームーン」を思い浮かべる人も多いかもしれません。一般的にスーパームーンは、楕円軌道を描きながら地球の周りを巡る月が、地球に最も接近した状態の満月として知られています。でも、この呼び名はアメリカの占星術家が提唱したもので、はっきりとした定義はないのだそう。

おおよそ1年に1回のペースで地球に最接近するスーパームーンを次に観測できるのは、2022年7月14日と言われています。せっかくなので何かお願い事をしてみてはいかがでしょうか。

※出典:国立天文台(外部サイト)

一番小さな満月「マイクロムーン」

一方、「マイクロムーン」はご存じでしょうか。地球から見た時に一番大きい満月がスーパームーンに対して、一番小さな満月がマイクロムーンです。1年の中で月と地球の距離が最も離れた満月で、2022は1月18日に観測されました。次は来年までおあずけです。

色をまとった珍しい満月の名前

日本には「十五夜」だけでなく、月の満ち欠けにあわせた「十三夜」「十六夜」「立待月」「居待月」「寝待月」「更待月」など、月の和名があります。海外でも満月に様々な名前がつけられていますが、色名を冠したものがいくつかあります。

ちょっぴりレアな「ブルームーン」

ブルームーンのイメージ

まずは、前回2020年10月31日に観測された「ブルームーン」。その名前から「青い色の月」を想像しそうですが、青に見えるわけではなく、1か月の中で満月が2度現れることを指すといわれています。月は平均すると約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返すので、平均30.4日である1か月の中で満月を2回も見られるのは、珍しい現象なのです。約2年半に一度の割合で目にすることができるブルームーンが次に夜空に現れるのは、2023年の夏頃だそうです。

愛らしい名前の「ピンクムーン」と「ストロベリームーン」

ストロベリームーンのイメージ

続いては、ここ数年SNSなどでも目にする「ピンクムーン」と「ストロベリームーン」。実はこれらも「ブルームーン」と同じく月の色あいを指す名前ではなく、アメリカの先住民が季節ごとの満月につけていた名前が由来です。「ピンクムーン」は野花が咲きはじめる4月の満月で、「ストロベリームーン」はイチゴの収穫時期である6月の満月のこと。毎年4月と6月に、可愛らしい名前が付けられた満月を見上げてみてください。

天体の神秘を感じられる「ブラッドムーン」

ブラッドムーン

最後にご紹介するのは「ブラッドムーン」。ちょっと怖そうな名前ですが、これは皆既月食によって赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い色に見える満月。では、なぜ皆既月食中の月は赤黒く見えるのでしょう?

これには月食のしくみが深く関係しています。

月食のしくみのイメージ

皆既月食中は太陽・地球・月が一直線に並び、地球によって太陽光がほぼさえぎられた「本影」の中に月が入ります。このとき地球を包む大気がレンズの働きをし、屈折した太陽光がわずかに本影へと入りこみます。このわずかな太陽光があるため、本影に入っていても月は真っ暗にならないのです。

小さな波状に揺れながら進む太陽光は、地球の大気中に浮遊する酸素や窒素の分子などの粒にぶつかって散乱します。また太陽光の色は、振幅である「波長」の長い順に赤・橙色・黄色・緑・青・藍・紫に分けられます。このうち波長が最も長い赤い光は、大気中の粒にぶつかる確率が低いため、本影の中に入り込んで月面まで届くことができます。この赤い光に照らされるため、皆既月食中の月は赤銅色に見えるのです。

2021年5月26日には、スーパームーンとブラッドムーンが重なった「スーパーブラッドムーン」が観測されました。次に全国で「ブラッドムーン」を観測できるのは、2022年11月8日のようです。月は夕方からどんどん欠けていき、20時ごろには地球の影に完全に隠れるようなので、シャッターチャンスを逃さないようにしてください。天候に恵まれるといいですね。

こんな表情も!月の美しい姿

地球照のイメージ

特別な名前がついた満月だけでなく、夜空に輝く普段の月にも様々な美しさが秘められています。そのひとつが、月の欠けた暗い部分が、地球で反射した太陽光に照らされて、うっすらと見える「地球照(ちきゅうしょう)」。こちらは新月前後の細い月だと見やすいです。

月光環のイメージ

また月と夜空に浮かんだ雲も、美しい彩りを見せてくれます。雲粒の粒径がそろっていると、月光による光の環「月光環(げっこうかん)」を見ることができます。また粒径がそろっていなくても、銀河系の星雲を思わす幻想的な姿が夜空に現れます。月光と雲による夜空の彩りにも、ぜひ注目してみてください。

LUMIXと望遠レンズで写真に残す、月の魅力的な姿

「月の姿を写真に残してみたいけど、ちょっと難しそう…」と思っていませんか?明るい満月であれば、天体望遠鏡がなくても、LUMIXと焦点距離200mm以上(35mm判換算)の望遠レンズの組み合わせで、簡単に撮影することができます。

写真:満月のイメージ

例えば、美しい月面の陰影に思わず見入ってしまうような写真。肉眼ではなかなか見えない月面のクレーター(表面の凸凹)も望遠レンズを使って撮影すれば、クッキリと写しとることができます。空の高い位置に満月があるときに撮影すれば、街灯や街明かりに影響されにくいので、より鮮明な作品になります。

また欠けた月の場合は、影との境目にあるクレーターがより見えやすくなるので、まずは三日月や半月の撮影からチャレンジしてみるのもおすすめです。

※写真はすべてイメージです。

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