テレビをPCモニター代わりにできる?違いや使い方、メリット・デメリットを解説
ライター:UP LIFE編集部
2024年11月22日
エンタメ
テレビをPCモニターとして使いたいと思ったことはありませんか。そもそもテレビはPCモニターの代わりになるのでしょうか。この記事ではテレビとPCモニターの違い、テレビをモニター代わりに使う方法、メリットやデメリットなどについて詳しく解説します。
テレビとPCモニターの違い
テレビとPCモニターの大きな違いはテレビ番組を視聴するためのチューナーの有無ですが、それ以外にも異なる点があります。ここでは、まずテレビとPCモニターそれぞれの特徴をご紹介します。
テレビの特徴
テレビは、主に以下の4つの特徴があります。
- テレビ番組を視聴できるチューナーが内蔵されている
テレビは地上波や衛星放送などのテレビ放送を受信するために、チューナーが内蔵されています。 - ビデオオンデマンド(VOD)で動画を視聴できる
現在の一般的なテレビはインターネット接続に対応しており、NetflixやPrime VideoなどのVODサービスが利用可能です。 - HDMI、アンテナ端子などの接続端子が搭載されている
多くのテレビにはHDMIやアンテナ端子などの接続端子が搭載されています。そのため、自宅のアンテナ端子と接続するだけでテレビ番組が視聴できるほか、ブルーレイレコーダーやスピーカーなどの周辺機器と簡単に接続できるようになっています。 - 30インチ以上の大画面の製品が多い
今の一般的なテレビの画面サイズは30インチ以上ある場合が多く、大画面で映像を楽しめます。
PCモニターの特徴
PCモニターは、主に以下の5つの特徴があります。
- テレビ放送を受信するには別途チューナーが必要
PCモニターにはテレビチューナーが内蔵されていません。もしテレビ放送を受信したい場合は、別途PC用テレビチューナーを購入したりブルーレイレコーダーを接続したりする必要があります。 - 応答速度が速い(ラグが少ない)
応答速度が速く、画面表示のタイムラグが少ないです。 - リフレッシュレート(1秒間に何枚の静止画を描写できるかを表す数値)が高い
リフレッシュレートが高い傾向にあり、映像を滑らかに表示します。 - HDMI、D-SUB、DPなどの接続端子が備わっている
一般的なPCモニターにはHDMI、D-SUB、DPなど、主にPCの接続を想定した接続端子が備わっています。 - 画面サイズは24~27インチなどが一般的
PCモニターの画面サイズは24~27インチなどが一般的です。このサイズはデスクの上に置いて作業する用途に適しているとされています。
テレビをPCモニターとして使用する方法
テレビはPCモニターと異なる特徴を持っていますが、PCモニターの代わりに使うことは可能です。PCモニターとして使用する際の主な方法をご紹介します。
ミラーリングする
ミラーリングとは、ミラーリング機能に対応したスマートフォンやタブレット、PCなどの画面をテレビやPCモニターなどに表示できる機能です。ミラーリング機能を使用すれば、モニターの大画面で映画やスポーツ中継、動画、ゲームなどを楽しむことができます。
有線接続と無線接続の2種類の方法がありますが、PCの画面をテレビに無線接続でミラーリングする場合、テレビがミラーリング機能に対応している必要があります。その上でPCと同じネットワークに接続し、ブラウザーなどを通してPCの画面をテレビに映すことが可能です。ミラーリング機能が搭載されていない場合は、ストリーミングデバイスなどの外部機器を通してミラーリングする方法があります。
HDMIケーブルで接続する
テレビをPCモニターとして使用する方法の中で一般的で簡単なのが、HDMIケーブルでの接続です。HDMIは、映像と音声の両方を1本のケーブルで出力する通信規格です。現在市販されているテレビとPCはどちらもHDMI端子を搭載しているものが多く、HDMIケーブルで繋げばすぐにテレビをPCモニターとして使うことができます。
端子が一致しない場合は変換ケーブルを使う
テレビとPCの端子が一致していない場合は、変換ケーブルを使うことで接続できます。変換ケーブルには、DVIからHDMIに変換できるものや、HDMIからDisplayPortに変換できるものなどがあります。
また、古いテレビや一部のPCなどでは、HDMI端子が搭載されていないものもあります。その場合も、DVI-HDMIやHDMI-DisplayPort、HDMI-VGAといった入出力を変換するケーブルを利用する方法があります。
HDMIケーブルに対応していないスマートフォンやタブレットの場合は、変換アダプターなどを使用することでテレビに接続できます。
テレビをPCモニター代わりに使うメリットとデメリット
ところで、テレビをPCモニター代わりに使うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、デメリットはあるのでしょうか。詳しく解説していきます。
メリット
【動画や画像をきれいに表示できる】
テレビは動画や画像をきれいに表示されるのがメリットと言えます。テレビは映像を美しく映すことに特化しているため、一般的なPCモニターよりも高画質で動画や画像を楽しめます。
【複数のウィンドウを同時に開いての作業がしやすい】
テレビの大画面は複数のウィンドウを同時に開いて作業する場合にも便利です。例えば画面の半分でブラウザーを開き、もう半分でドキュメント作成作業を行うなどのように、マルチタスクをするときにも便利です。
【省スペースになる】
テレビで代用することによりPCモニターを設置する必要がなくなるため、省スペースになる点もメリットと言えるでしょう。
デメリット
【細かい文字やアイコンが見えにくい場合がある】
PCよりも遠い位置にテレビがあり、細かい文字やアイコンが見えにくい場合があります。一般的に大画面のテレビを見る際はソファなどのテレビを見る位置と画面との距離がある程度取られているため、見る位置とテレビが離れる関係で、細かい文字が読みにくいという状況が生まれやすいです。表示を拡大する方法もありますが、情報量が減ってしまうため、必要な情報が隠れてしまい、逆にわかりにくくなることがあります。
【応答速度が遅い傾向にある】
テレビはPCモニターに比べて応答速度が遅い傾向にあります。そのため、PCゲームをプレイする際に、素早いレスポンスが必要な場合にはあまり向いていないと言えそうです。
【テレビの設置場所が限定されるため自由度が低い】
PC作業をする場所が限定される点もデメリットと言えるでしょう。一般的な大型のテレビは移動しづらく、アンテナ線と接続する必要があるため、設置場所の自由度が低くなります。
また、テレビをリビングに設置して家族で共有している場合は、PC作業などで占有しづらいということもあるでしょう。
好きな場所に移動してPCモニターとして使える!レイアウトフリーテレビ
パナソニックの「レイアウトフリーテレビ(TH-43LF1)」は、テレビをPCモニター代わりに使う場合に大変便利です。
チューナー部からモニターへ4K映像を無線伝送するため、アンテナ線の位置にしばられずテレビを置けます。
また、チューナー部にアンテナ線をつなげば、モニターは電源コードの接続のみで視聴できます。スタンド部分にはキャスターがついているので、部屋のどこへでも移動でき、画面の向きも簡単に変えられます。
さらに、収納や安全性に配慮した電源コードは、スタンドに収納でき、長さも調整できます。足に引っ掛けても簡単に外れるマグネットタップで安全性に配慮した設計も魅力です。
テレビをPCモニター代わりに使う場合には、設置場所の不自由さが大きなネックになりますが、レイアウトフリーテレビなら「家族でテレビ番組を楽しみたいときはソファの前に」「在宅勤務で使用する際はデスクの近くに」など、PCモニターとしても快適に活用ができるでしょう。
ミラーリング機能を使用すれば、モニターの大画面で楽しめる!
レイアウトフリーテレビはミラーリング機能に対応しているため、PCをはじめスマートフォンやタブレットの画面を43インチの大画面に表示が可能です。
- iOSを採用した端末には対応しておりません。
HDMI入力端子で簡単に接続できる
HDMI入力端子が搭載されているため、有線接続が可能です。PCはもちろんゲーム機とも簡単に接続でき、大画面や高画質で快適に作業をしたり楽しんだりすることができます。
大画面だから細かい書類の画面共有も快適!
オンライン会議の時には、細かい資料の画面共有も快適です。また、テレビ会議をしながら2画面で別々の作業をするといった使い方もできます。
まとめ
テレビはPCモニターと用途や性能が異なりますが、PCモニターとして代用できます。それぞれの特徴、テレビをPCモニターとして使用する際のメリットやデメリットを理解して活用すると便利です。レイアウトフリーテレビは、チューナー部とワイヤレスでつながるため、好きな場所に置けるほか、簡単に移動できるので在宅勤務などでも役立ちます。もし、PCモニターとしてもテレビを考えている場合には、活用してみてはいかがでしょうか。
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