衣類につく黒いカスは黒カビ!洗濯槽を清潔に保つためのお手入れ方法

ライター:UP LIFE編集部
2023年8月22日
家事・くらし

洗濯したのに衣類が臭ったり、黒いゴミやカスがついていたりすることがありませんか?それは洗濯槽の汚れが原因で発生した黒カビかもしれません。洗濯槽の除菌など清潔への関心が高まりつつある今、せっかく洗濯したのに逆効果なんてことにならないよう、清潔な洗濯槽をキープする方法を覚えておきましょう。

衣類につく黒いカスの正体は“黒カビ”だった!

洗濯してキレイになったはずの洗濯物に嫌な臭いや黒い汚れが残っていたら、要注意!実はその正体は「黒カビ」なのです。
黒カビの発生源は、洗濯時に使用する洗剤です。洗濯する時に入れた洗剤は汚れと結合して洗剤カスになり、そのカスが洗濯槽などに残っていると、空気中のカビがカスを分解して最後には黒カビに変化してしまいます。いきなり黒色になるのではなく、黄色→茶褐色→黒色と変わっていくのが一般的です。また、湿度が高い時ほど繁殖しやすくなります。

【黒カビが発生するまで】

合成洗剤の溶け残りや、衣類などに付着している皮膚のたんぱく質や汚れなどがカビの栄養分となり黒カビ発生。

黒カビ予防には「洗剤カス除去」と「洗濯槽の湿気対策」が有効

洗濯槽は黒カビが繁殖しやすい場所ですが、原因となる「洗剤カス除去」と「洗濯槽の湿気対策」をしていけば、黒カビの発生をある程度抑えることができます。

【お洗濯ごと】洗剤の量を守る

洗剤は溶け残りがカビの栄養分になり、繁殖の原因になるため、適正な量を守って使用しましょう。

【週に1回】洗濯終了後に乾燥運転をする

黒カビは湿気が多い場所を好みますので、水を使う洗濯機は黒カビが発生しやすい場所といえます。週に1度、洗濯槽内をドライする「槽乾燥」コースを洗濯終了後に使用すると、湿気をとばし、黒カビが発生しにくくなります。乾燥機能付きの洗濯機で槽乾燥を使用しない場合は、週に1度は洗濯乾燥運転、または乾燥運転を行ってください。

【月に1度】「衣類用塩素系漂白剤」を使い、洗濯槽を洗浄する

黒カビが発生したときにおすすめの洗濯槽クリーナー。この洗濯槽クリーナーは強い塩素系ですが、洗濯槽の中の洗剤カスや黒カビに取り付いて塩に変化するため、汚染の心配がありません。

黒カビは、洗剤の溶け残りや、衣類に付着しているタンパク質などの汚れを栄養にして繁殖します。
月に一度、「塩素系漂白剤」を使って、槽洗浄を行うことで黒カビの繁殖を抑えられます。
湿度や気温の高い時期は、2~3週間に1度のペースで槽洗浄を行うと効果的です。

  • 「塩素系漂白剤」は「衣類用塩素系漂白剤」を使用すること。
    「台所用塩素系漂白剤」や「酸素系漂白剤」、界面活性剤入りタイプ、塩素系の洗濯槽クリーナーでも高発泡タイプは、泡立ちが多くなり、途中で排水される可能性があるので使用しないこと。
  • 水量50リットルに対して「衣類用塩素系漂白剤」を約200ミリリットル投入(注意:衣類を一緒に入れないこと)
  • つけおき洗い→すすぎ→脱水運転を自動で行う専用の「槽洗浄」コースを使うと便利です。約3時間、約6時間など短時間で槽洗浄できるコースや、約11時間、約12時間などじっくり時間をかけて槽洗浄するコースなど、機種によって選べるコースが異なります。

万が一、黒カビが発生してしまったら、洗濯槽クリーナーにお任せ!

写真:洗濯槽の中にパナソニックの「洗濯槽クリーナー」を入れてるイメージ

それでも洗濯槽の中に黒カビが発生してしまったら、「槽乾燥」や「衣類用塩素系漂白剤での槽洗浄」では黒カビを除去できないので、槽の裏側まで強力洗浄できる塩素系の「洗濯槽クリーナー」を使ってお掃除をしましょう。パナソニックの「洗濯槽クリーナー」は、累計出荷本数600万本を突破!カビをはがして溶かす力が強い高濃度塩素成分で洗濯機の槽についた黒カビをしっかり分解。除菌・黒カビ除去率99.9%以上※1で、年1回の使用で充分に効果を発揮します。防食剤で洗濯槽の劣化を防ぐので、プラスチック製、ステンレス製の洗濯槽のどちらにも使用が可能です。排水しても、主成分は次亜塩素酸ナトリウムなので、有機物や光などによって塩と同じ成分(塩化ナトリウム)に分解されるので、水質環境に悪影響を与えることはありません。

※2021年12月現在

「洗濯槽クリーナー」は大別すると、汚れをそぎ落とす「酵素系」と、汚れを分解し殺菌効果も高い「塩素系」の2種類があります。市販の洗濯槽クリーナーやカビ取り洗浄剤での効果は評価を取ってないのでわかりませんが、「台所用塩素系漂白剤」や「酸素系漂白剤」、界面活性剤入りタイプ、塩素系の洗濯槽クリーナーでも高発泡タイプは、泡立ちが多くなり、途中で排水される可能性があるので使用しないことをおすすめします。また、ドラム式洗濯乾燥機には使えない場合があるので、クリーナーを選ぶ際は、利用している洗濯機に対応しているか確認するのも忘れずに。

【写真左】N-W1A 【写真右】ドラム式洗濯機用 N-W2

累計出荷本数600万本突破!( ※2021年12月現在)
【写真左】洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1A(1回分 1500 mL)
【写真右】ドラム式洗濯機用洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W2(1回分 750 mL)

洗剤ケース・糸くずフィルターもお手入れしよう

洗剤ケースや糸くずフィルターにも、お手入れしていないと洗剤のカスやカビなどで汚れている場合があります。取り外した後に、糸くずフィルターがキャッチした糸くずなどのゴミを取り除き、プラスチック部分についた汚れをぬるま湯ですすぎ、歯ブラシで擦りながら落としていきます。最後にキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、元に戻します。

【毎日】黒カビ予防にはこれも忘れずに!

  • フタを開けたままにし、乾燥させておく。
    洗濯終了後に乾燥運転をかけなかった場合には、洗濯後はとくに、洗濯機の中が濡れた状態になっているため、洗濯機のフタを開けたままにしておくと、カビの繁殖を防ぎやすくなります。洗濯が終わった後はしばらく開けておき、乾燥させておきましょう。
  • 洗濯カゴのように洗濯機の中に衣類を入れたままにしない。
    洗濯機のカビ予防のため、洗濯物は洗濯カゴに入れておくようにし、洗濯機を使用するまでは洗濯機の中には、脱いだ衣類などは入れないようにしましょう。

すすぎや脱水のときに自動で洗濯槽をお手入れしてくれる洗濯機もあるので、買い替えの際は、洗濯槽の「自動お手入れ」ができるかを、ぜひチェックしてみてください。

洗濯槽のお掃除に重曹、お酢、クエン酸は使えるの?

  • 重曹は洗浄力が比較的弱く、洗濯槽を掃除するには多くの分量が必要となります。
    そのため、溶け残る可能性が高く、縦型洗濯機の場合は、パルセーターの下に溶け残り、故障の原因になることも。
    水道水の水質が硬水寄りの地域では溶け残った重曹がさらに固まり、排水経路が詰まる恐れもあるので、洗濯槽の掃除におすすめできません。
  • お酢やクエン酸は、酸性のため、洗濯槽内の金属部品などを酸化させる場合があり、サビによって洗濯機の不調を招く恐れがあるので、使用しない方が安全です。

洗濯槽がキレイなのに、洗濯した衣類がなぜか臭う?

湿気が多い春から夏にかけて、洗濯した衣類から嫌な臭いがすることもあります。洗濯槽をキレイにしているのに、なぜ臭うのか?それは衣類の洗い方に課題があるのかもしれません。臭いの原因となる3つのポイントをおさえましょう。

すすぎ方

洗剤の入れすぎや、すすぎの回数不足が考えられます。洗剤の量やすすぎの回数を見直しましょう。溜めすすぎではなく、「注水すすぎ」に切り替えるのも効果的です。

お風呂の残り湯

残り湯で洗濯をしている場合、それが臭いの発生源になる可能性も。特に入浴剤を使用したお風呂の残り湯は、洗濯には使わないようにしてください。

柔軟剤の量

柔軟剤が多すぎると衣類に付着した成分を洗濯で落としきれず、残った柔軟剤成分が汚れを引き寄せて、臭いを発生させてしまいます。たくさん入れても香りや柔らかさは変わらないので、適正な使用量を守りましょう。

日ごろの洗濯槽のお掃除で、洗濯物につく嫌な臭いや黒いカスは減らせます。これを機に、ぜひご自宅の洗濯機を定期的にお手入れしてください。

最新のドラム式洗濯乾燥機で洗濯槽の黒カビ対策と除菌※2

パナソニックのドラム式洗濯乾燥機

普段から気をつけていてもいつの間にかできてしまう黒カビ。洗濯機が代わりに対策してくれたらうれしいですよね。
そこでオススメなのが、パナソニックのななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX129B」です。

自動槽洗浄

外槽 洗濯槽 (イメージ図) 汚れやすいこんなところにも水が届く 外槽前カバーの裏側 洗濯槽の前面部 洗濯槽の外側 外槽の内側

身につける衣類や、肌に触れるタオルなどは、いつも清潔に保ちたいと思いませんか。パナソニックのドラム式洗濯乾燥機なら、洗濯・乾燥しながら、洗濯槽自体の除菌※1ができて、とても清潔。すすぎ行程でキレイな水を約2L追加して槽洗浄。ドラム槽を通常すすぎ時の約3倍の高速で回転。生じる遠心力水流で、ドラム槽の外側や外槽の内側など、洗剤カスが残りやすいところまでしっかり洗浄し、除菌※1します。
また、ドラム式はすすぎ前に自動で行う「自動槽洗浄」(工場出荷時オフ設定)、縦型はすすぎ後に自動で行う「自動槽洗浄」(工場出荷時オフ設定)、ドラム式は洗濯終了後に行うナノイーX槽カビ菌除菌※3(NA-LX129Bのみに搭載。洗濯終了後、電源を切らずに衣類を取り出しドアを閉めスタートを押すと運転開始。約30分で槽を乾燥させナノイーXを噴霧して槽の黒カビ菌を除菌。NA-VG2700は「ナノイーX槽クリーン」※4搭載。洗濯終了後、電源を切らず衣類を取り出しドアを閉めれば、自動でナノイーXにより黒カビの発生を抑制※5)で黒カビ対策ができます。これ以外にも、洗浄剤を使わずスチームで黒カビの発育を抑制※6する「約60℃槽カビクリーン」コース(NA-LX129B・NA-LX127B・NA-VG2700のみ)を月に1回(目安)実施し、定期的にお手入れいただくことも効果的です。「槽洗浄サイン」がお知らせしてくれるので、月1回のタイミングを忘れずにお手入れできます。

この記事で紹介した商品

  1. このクリーナーの除菌効果は、北里環境科学センターで証明されており、エビデンス番号は第2022_0084号(N-W1A)、第2022_1084号(N-W2)、黒カビ除菌率・細菌除菌率、99.99%です。
  2. 〈「自動槽洗浄」設定による除菌について〉[試験機関](一財)日本食品分析センター [試験成績書発行年月日]2014年4月22日 [試験成績書発行番号]第14031842001-01号 [試験方法]外槽に取り付けた菌液付着プレートの生菌数測定 [除菌方法]「自動槽洗浄」による [対象部分]ドラムおよび外槽[試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
  3. [試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2022年5月30日[試験成績書発行番号]第22038466001-0101号[試験方法]外槽に取り付けた菌液付着プレートの生菌数測定[除菌方法]「ナノイーX槽カビ菌除菌」による[対象部分]外槽[試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
  4. ナノイーX槽クリーンは、コース選択時に「洗濯」を選ぶと、自動的に設定されます。
  5. [試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2011年8月4日[試験成績書発行番号]第11064190001-01号[試験方法]ドラムおよび外槽に取り付けた菌液付着布の黒カビ抑制確認[黒カビ抑制方法]「ナノイーX槽クリーン」による[対象部分]ドラムおよび外槽[試験結果]黒カビの発育なし。
  6. [試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2021年12月3日[試験成績書発行番号]第21067238001-0301号[試験方法]外槽に取り付けたカビ培養プレートの生菌数測定[黒カビ抑制方法]加熱高温水と温水スチームによる[対象部分]外槽[試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)

2023年8月22日 家事・くらし

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