ブルーレイとDVDの違いは?あなたが選ぶべきはブルーレイ?それともDVD?
ライター:UP LIFE編集部
2023年2月17日
家事・くらし
映画を観る際や番組を録画する際に重宝するブルーレイやDVD。実際に購入する時に、どちらを買うべきか悩んだ経験のある人は多いのではないでしょうか。
今回は、そんなブルーレイとDVDの違いについてご紹介します。ブルーレイが向いている人、DVDが向いている人についても触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブルーレイ(Blu-ray)とDVDの違い
DVDの販売開始は1996年ですが、当時はまだVHSテープ全盛の時代でした。しかし、DVDは登場から数年で世間に浸透し、あっという間にVHSテープの生産量を上回ります。
そして、2002年にブルーレイ規格が公式発表され、翌年には世界で初めてブルーレイ対応レコーダーが発売されました。
ブルーレイとDVDは、一見どちらも同じように見える記録メディアですが、見た目や記録容量、耐久性など、さまざまな違いがあります。具体的に見ていきましょう。
ディスクの外観の違い
大きさや形がまったく同じなので、詳しい人でない限り一目見ただけでは判別困難なDVDとブルーレイ。二つを区別する際、見るべきポイントは読み取り面の色です。
DVDはシルバーに近いブルー、ブルーレイはゴールドに近いブルーと覚えておけばある程度は区別がつけられます。
ただし、ブルーレイ・DVDにはそれぞれ種類があります。パッケージに記載されている「-R」「-RAM」などがそれにあたりますが、種類によって色は変わってきます。橙~赤色がかったDVD、黒っぽい茶系統のブルーレイなどさまざまです。
また、盤面の縁や中央部分に媒体名が記述されたものもあるので、その部分に何かしらの文字があるなら、よく読んでみることをおすすめします。
見た目以外にもそれぞれ機能なども異なります。すべての種類を覚えるのは難しいので、以下に主な種類と機能を表にしました。細かい仕様は省きますが、大まかに以下のことを覚えておけば見分ける際に役立つはずです。
主な種類 | 機能 |
---|---|
BD-ROM/DVD-ROM | 読み出し専用の規格。主にパッケージ製品で使われている |
BD-R/DVD+R/DVD-R | 一度だけデータ(テレビ番組)を書き込める規格 |
BD-RE/DVD+RW/DVD-RW/DVD-RAM | 何度も書き換えができる規格 |
2層式◯◯/3層式◯◯ | 他のブルーレイ・DVDのディスクよりも容量が増えている規格 |
録画・再生する方法
ブルーレイが録画・再生できるのはブルーレイ対応機器のみですが、DVDはブルーレイのデータが読み込める機器であればしっかり作動します。先に販売されているだけあって、幅広い機器で動作が確認できるDVD。ブルーレイ対応機器と比べて価格も安価です。
また、DVDプレーヤーでCDが聞けるように、現在ではCD操作にも対応するブルーレイ機器も存在しています。
再生品質(画質・音質)の違い|ブルーレイ(Blu-ray)のほうが高画質・高音質!
ブルーレイの再生品質はDVDとは比べものになりません。
画素数を比べると、DVDは35万画素、ブルーレイは207万画素。そのため、臨場感あふれる映像を楽しむことができます。音質についても同様で、多くのブルーレイディスクでリニアPCMやドルビーTrueHDといった高音質のデータ規格が採用されています。これらは非圧縮もしくはロスレス圧縮というデータ形式になり、DVDなどに収録されている音声データよりも大容量となるかわりに高音質を実現可能な点が特徴です。ブルーレイとDVDの差は、コンサート映像やミュージカル映像などでより強く実感できるでしょう。
記録容量の違い|ブルーレイ(Blu-ray)のほうが大容量
ブルーレイの記録容量はDVDの5倍以上。DVDなら片面1層タイプで4.7GBなのに対して、ブルーレイは同規格で25GBもの容量があります。
種類によってばらつきがあり、ブルーレイなら100GBを超える大容量の商品もあるほど。購入前には必ず確認して用途に合ったものを選びましょう。
価格の違い|DVDのほうがお手頃価格で入手できる
価格に関しては、DVDのほうがややお手頃価格で入手可能です。しかし、記録容量や記録品質の差を考えると、一概にはどちらがお得とはいい切れません。
耐久性の違い|DVDはきちんと保存すれば10年以上も保存可能
DVDは読み取りスポットが大きく、多少の傷があってもエラーとして検出されないため、耐久面からいえばDVDが優位です。適切な環境で保存すれば、10年以上もデータを破損することなく使えるでしょう。
一方、ブルーレイは読み取りスポットが小さいので、盤面に少しでも傷が生じると再生に支障をきたしやすくなります。
ブルーレイ・DVDの保管方法
ブルーレイ・DVDは、保管方法を守っていただくことで、10年以上保存しておくことが出来ます。基本的にはどちらも「紫外線」「高温多湿」を避けることが基本です。日の当たる場所を避け、専用のケースなどで保管するのがおすすめですが、湿気の多い日本では除湿剤なども併用すると良いでしょう。
普及率の違い|ブルーレイがDVDを逆転
2021年に内閣府が行った消費動向調査によると、二人以上世帯におけるDVDプレーヤー・レコーダーの普及率は45.4%と半数を割る結果となっています 。一方、ブルーレイ機器に関しては普及率が少しずつ伸びてきており、50.0%とちょうど半数に達しています。
数年前まではDVDの普及率の方が高かったのですが、今ではブルーレイが逆転。それだけ録画データの品質にこだわる人が増えたといえそうです。
DVDが向いている人
ここまではブルーレイとDVDの違いについて見てきましたが、DVDはどのような人に向いた記録メディアなのでしょうか。
低価格で映像を楽しみたい人
とにかく低価格で映像を楽しめればOKという人にDVDはおすすめです。画質や音質に大きなこだわりがなく、映像を純粋に楽しめればいいのなら、わざわざ機器を買い替える必要もありません。
また、レンタルソフトが多いのもDVDを使い続けるメリットでしょう。ハード面・ソフト面両方において価格を抑えられるので、ブルーレイの視聴にかかる費用でより多くの作品を鑑賞できます。
ブルーレイ(Blu-ray)が向いている人
続いて、ブルーレイはどのような人向けかご紹介します。
高画質・高音質で映像・音楽を楽しみたい人
ブルーレイの特長は、何といっても品質の良さにあります。とことん高画質・高音質にこだわり抜いた映像での記録・再生を求める人にとって、ブルーレイはうってつけの記録メディアです。臨場感あふれた映像美を楽しみたい人におすすめです。
大容量の動画を保存したい人
大容量のデータを保存したいという人にとっても、ブルーレイは最適です。種類によっては片面1層のDVD20枚分に相当するディスクもあるので、たくさんのデータを一枚に収めたいと考える人にとってはよりおすすめです。
パナソニックおすすめのブルーレイ(Blu-ray)対応機器
最後に、パナソニックおすすめのブルーレイ対応機器「おうちクラウドディーガ 4Kチューナー内蔵モデル DMR-4T202」をご紹介します。
新4K衛星放送に対応したチューナーを内蔵。“おうちクラウド”の名の通りクラウド連携機能に対応し、スマホでいつでもどこでも録画やリアルタイム視聴を楽しめる「どこでもディーガ」の機能のほかに、本機で録画した番組を家中のテレビに転送できる「お部屋ジャンプリンク」、音声認識「Googleアシスタント」を利用した、スマートスピーカーとの連携機能などを搭載。HDDの容量は2TBで、これをさらに拡張した3TB、4TBモデルとラインアップも充実しています。
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2023年2月17日 家事・くらし
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