衣替えとは?衣替えの時期と収納前に洗濯が必要な理由

ライター:UP LIFE編集部
2023年10月26日
家事・くらし

衣替えの時期に出した服に、黄ばみやダニによる虫食いがあった・・・となるとショックなものです。ここでは衣替え前の洗濯や収納時に知っておくと役立つ情報をお伝えします。収納のポイントや虫対策についてもご紹介するのでぜひ参考にしてください。

衣替えの基礎知識

室内干しのイメージ

まずは衣替えについての基礎知識をマスターしましょう。まず知っておくべきは衣替えをする時期の目安です。季節ごとに目安となる時期が異なるので注意が必要です。また、衣替えをする前に洗濯をしなくてはならない理由も理解しておく必要があります。

衣替えとは

衣替えとは、季節が変わるときに、私たちが着る服を変えることです。暖かくなる前に、厚い服をしまい、薄手の軽い服をクローゼットに出すことを指します。逆に、寒くなる前には、薄い服をしまい、暖かい服を出します。
また衣替えは、ただ服をクローゼットの中で入れ替えるだけでなく、その季節にもう着られなくなる服をきちんと清潔にしまい洗いをするという意味もあり、洗濯やクリーニングすることで、次にその服を着るときには清潔で気持ち良く着られるように準備するという役割もあります。

衣替えの時期はいつ?

冬物の洋服から春物へ衣替えするときは、4月の初頭が目安の時期です。夏服へ替えるのなら6月の初頭、秋服なら9月の初頭、冬服に替えるのなら10月の初頭です。ただし、年によって気温の違いもあるので、あくまで目安として覚えておきましょう。

また、衣服を切り替えたものの思いもよらず暑くなる、または寒くなる日もあります。それまで着ていた服をすべてしまい込んでしまうと、このようなときに不便です。そのため、衣替えをするときにはある程度の移行期間を設けておくのが基本。気温によって対応できるように羽織ることができるものなど調整のきくアイテムを残しておき、2週間ほどの移行期間を設けておきましょう。

衣替えの前に洗濯が必要な理由

洗濯をせずに服をしまってしまうと、黄ばみができてしまう恐れがあります。汗に含まれるタンパク質や皮脂汚れが蓄積して酸化してしまうとそれが黄ばみの原因になるので、きちんと皮脂やタンパク質汚れを取り除いた状態で収納しなくてはなりません。そのためにはしっかりと洗濯する必要があります。

特に夏物を片づけるときには忘れず洗濯しなくてはなりません。夏は汗をかきやすいので、しっかり洗って汗を落としておかないと、来年タンスから出したときに黄ばみが……ということにもなりかねません。

また、ダニによる虫食いなどを避けるためにも洗濯は必須です。ダニは人間のタンパク質をエサとして繁殖してしまうので、衣服に付着した皮脂汚れや頭皮のフケなどをしっかりと除去しておく必要があります。湿気もダニを繁殖させる原因になるので、洗濯した服はきちんと乾燥させてから収納してください。

【衣替え前に覚えておきたい】洗濯の3つのポイント

正しい方法で洗濯をしてから衣服を収納(しまい洗い)することで、トラブルを避けることができます。黄ばみやシミ、ダニなどの虫対策のためにも洗濯は必須ですが、ここではいくつかポイントをピックアップしてご紹介しましょう。

1.黄ばみや汗・皮脂汚れには「温水」を使う

洗濯カゴに洗濯物を入れているイメージ

先述の通り、汗に含まれるタンパク質や皮脂汚れなどがそのまま衣服に残っていると黄ばみの原因になります。そのまま長期間保管してしまうと、出したときに黄ばみができていた、ということもありえます。

一般的に洗濯をするときは水を使いますが、蓄積した皮脂やタンパク質汚れは水よりも温水のほうがしっかり除去できます。温水洗浄なら1回の洗濯でもしっかりと汚れを落とせるので水道代の節約にもつながるでしょう。

2.セーターなどのおしゃれ着洗いの「おうちクリーニング」のコツ

手洗い可能なセーターは、市販の中性洗剤を使って洗濯しましょう。最近の洗濯機には家でクリーニングできる「おうちクリーニングコース」が付いていて便利です。衣類を泡で包み、パルセーターをほどんど動かさずに遠心力の水流でやさしく押し洗いするので衣類のからみや傷みを気にせず、何着かまとめて洗えるので便利です。のびた袖口や裾なども洗濯することで織り目が整うので、洗ったほうが形が整いますよ。洗濯するときは、洗濯ネットに入れましょう。汚れが気になるところは外側にたたんで入れるといいですよ。脱水したらすぐに軽くたたみ直してから、たたいてシワを伸ばし形を整えます。水を含んで重く感じられるものは平干し、ウールは黄ばみを防ぐため必ず陰干しを。

3.洗濯でダニなどの虫対策をする

着ていた服には、ダニのような小さい虫が付着している可能性があります。ダニは目に見えないほど小さいので、気づかずにそのまま収納してしまうことも。これだと、ダニがどんどん繁殖して大切な衣服が目もあてられない状態になることも考えられます。

虫の被害を回避するのはやはり洗濯です。ダニは皮脂やフケなどのタンパク質を主なエサとするので、これらが服に残ったままだとダニを繁殖させるきっかけになります。洗剤や柔軟剤には、ダニ対策に効果的な成分が配合されているタイプもあります。きちんと洗濯することで、ダニはもちろんエサとなる皮脂やフケも除去できるでしょう。

収納のポイントと注意点

洗濯物を運ぶ女性のイメージ

どんなにきちんと洗濯ができたとしても、間違った方法で収納してしまうと意味がありません。洗濯した衣服はきちんと乾燥させて湿気を飛ばし、きちんとたたんでから収納するのが基本です。詳しく見ていきましょう。

洗濯後はしっかりと乾燥させる

洗濯した衣服は干して乾燥させるのが普通ですが、乾燥が不十分なまま収納してしまう可能性もあります。衣服に湿気が残ったまま収納してしまうと、ダニが繁殖する原因になるので注意が必要です。ダニは湿気が多い場所を好むので、繁殖しやすい環境を作り出してしまうのです。

また、単純に半乾きのままでは衣服にダメージを与えてしまいます。次のシーズンに着ようとしても、生地が伸びていたり傷んでいたりといったことにもなりかねません。そのような事態にならないよう、しっかり乾燥させることが大切です。さらに、湿気が残ったままの服を収納してしまうとほかの服にも影響を与える恐れがあるので注意しましょう。

衣類をたたんで型崩れを防ぐ

たたんだ洗濯物のイメージ

きちんとたたんで収納することも大切です。たたんで収納しないとシワができたり、型崩れの原因になったりします。上から重みを与えてしまうと圧力が加わり衣服にダメージを与えやすいので、おすすめなのは立てた状態で収納すること。このほうが型崩れも防げるでしょう。

たたむときには、シワを伸ばしながらたたむのも基本です。シワを丁寧に手で伸ばしながらたたむことで、衣服もコンパクトにたためます。できるだけ長方形になるようなたたみ方を心がけ、収納ケースの中に立てるようにして収納していきましょう。

収納するときは詰め込みすぎないように注意する

実際に収納するときには、あまり衣服を詰め込みすぎないようにしましょう。たくさんの衣服を一つのケースに詰め込みすぎてしまうと、これもシワや型崩れなどの原因になってしまいます。ケースの中に余裕を持たせるような収納を心がけてください。
また、衣類をぎっしりと詰めてしまうと湿気がこもってしまいます。ある程度のスペースを設けていれば、湿気の逃げ道にもなるので、湿気対策としても有効です。

大切な洋服は長く大切に使いたいものです。何も知らずに収納してしまうと、傷んでしまうこともあります。衣替えなどで衣服を長い間収納する場合は、しっかり乾燥させて、たたみ方に気をつけ、余裕を持たせて収納することが大切です。

衣類の黄ばみに強いパナソニックの洗濯乾燥機

どんなに丁寧な洗濯を心がけていても、黄ばみを完璧に防ぎきるのは困難です。そこで、洗濯機などの家電にこだわってみましょう。高機能の家電を使えば、いざ黄ばみが起こっても十分に対応ができます。
大切な衣服を次のシーズンも快適に着られるよう、以下の製品を検討してみてはいかがでしょうか。

ななめドラム洗濯乾燥機

ななめドラム洗濯乾燥機のイメージ
ななめドラム洗濯乾燥機の内部構造のイメージ

普段の洗濯で落としきれずに蓄積してしまいやすい皮脂や汗汚れ。
しっかり落とさないと、黄ばみやニオイの原因になってしまいます。
そこでおすすめなのが、温水専用ヒーターで洗剤液を温め、温度を一定に保ったまま洗う、「温水スゴ落ち泡洗浄」搭載のパナソニック「ななめドラム洗濯乾燥機」。給水栓が水だけでも大丈夫。約40℃に洗剤液を温めることで、洗剤の酵素成分が活性化しやすくなり、黄ばみやニオイの原因となる、皮脂や汗などの汚れ落ちがぐっと良くなります。ドラム式はドラムの角を利用して洗うので、縦型よりも大幅に節水できるので、普段着の皮脂汚れをしっかり落とす「約40℃おまかせコース」なら、1回あたりの電気代が約26円※1
しかも、洗剤液を泡状にすることで、繊維の奥深くまで浸透するので、脇や襟元、ボタンの周辺といった汚れのしつこい部分にもしっかりアタックします。
ななめドラム洗濯乾燥機には除菌ができるコースから、おしゃれ着や毛布などもしっかり洗えるコース、黄ばんだ衣類を除去※2できるコースなどさまざまな温水洗浄コースが充実しています。

縦型全自動洗濯機

お湯の温度をキープ 温水専用ヒーター (イメージ図)

パナソニックの「縦型全自動洗濯機」にも、「温水スゴ落ち泡洗浄」搭載タイプが揃っています。温水専用ヒーターで洗剤液を「お湯」にし、温度をキープして洗うのはパナソニックだけ※3
黄ばみを落とす※2「約40℃つけおきコース」、ニオイの原因菌をスッキリ落とす「約40℃においスッキリ」コースやおしゃれ着の汚れもやさしく洗いながらしっかり落とす「約30℃おしゃれ着」コース、毛布などに蓄積した皮脂汚れをしっかり落とす「約40℃毛布」コースなど、さまざまな温水洗浄コースで目的や衣類に応じて洗い分け!
シーズン終わりの毛布のしまい洗いにも最適で来年も気持ちよく使うことができます。
汗をかいたときの敷きパッドやタオルケットのお手入れにもおすすめで、夏場の大物寝具のお洗濯でも活躍します。

※1 4.5㎏洗濯時、「約40℃おまかせ」コース(洗濯)設定時、水温を20℃から40℃に上げる場合
※2 日光などで変色した汚れ・黄ばみは落ちません。衣類の素材・量、衣類の汚れ、洗剤の種類、水質、水温、室温などによって効果は異なります。
※3 NA-FA12V2。国内家庭用縦型全自動洗濯機において。2023年4月12日現在

2023年10月26日 家事・くらし

  • 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。