「電球色」「昼白色」「昼光色」とは?LEDライトの種類と正しい選び方
ライター:UP LIFE編集部
2022年12月22日
家事・くらし
「電球色」「昼白色」「昼光色」などライトの色にはいくつか種類があり、作業効率やくつろぎ時間の質にも関係してくるので重要です。シーンに適した色味を正しく活用すれば、生活空間をより心地よく整えることができるはず。この記事ではLEDライトの「色」の種類と適した活用シーン等について、基本を解説します。
LEDライトの色は一般的に「電球色」「温白色」「昼白色」「昼光色」がある!それぞれの色について解説
LEDライトの色は、オレンジがかった暖かい「電球色」からすがすがしくさわやかな青みがかった「昼光色」まで大きくは4種類ほどに分けられます。この色の違いは、「色温度(単位=K(ケルビン))」という数値で表され、このケルビンの数値が高いと青白い光(=昼光色)に近くなり、明るく活動的な空間に向いています。一方、低くなると光はオレンジ(=電球色)がかり、落ち着いた空間によく使われています。
【写真左:色温度(ケルビンの数値)が低い光】電球色などのオレンジがかっている
【写真右:色温度(ケルビンの数値)が高い光】昼光色などすがすがしくさわやかな青みがかった光になる
ライトの色(光色)によっては、場所や時間、シーンによって向き不向きがあります。たとえば勉強の時に小さな文字が見づらいなどということがないように、そのシーンや目的によって、適した光色を選ぶ必要があります。
ここからはそれぞれの色についてと、またその色に適した部屋やシーンを解説していきますのでぜひLEDライト選びの参考にしてください。
温かみのある「電球色(でんきゅうしょく)」はくつろぐ目的の部屋に
「電球色」は、電球のような温かみのある光色です。
【適したシーンや場所】リビングや寝室など、くつろいでリラックスするための部屋に適しています。
落ち着いた明るさの「温白色(おんぱくしょく)」は団らんの部屋に
「温白色」は、落ち着きのある明るい光色で、近年人気が出ています。
【適したシーンや場所】リビングなど、団らんするシーンやダイニングなど様々な場所で使いやすい光色です。
自然な光の色に近い「昼白色(ちゅうはくしょく)」は調理やメイクをする場所に
「昼白色」は、生き生きとした自然な光色です。
【適したシーンや場所】調理をするキッチンやダイニング、メイクなどをする洗面台に適しています。
すがすがしい青みがかった色の「昼光色(ちゅうこうしょく)」は読書や勉強する部屋に
「昼光色」は、青みがかったさわやかな光色です。
【適したシーンや場所】勉強部屋やリビング、読書をする場所に適しています。在宅ワークや子どものリビング学習にもおすすめです。
4つの光色の違いと特徴一覧
光色の種類 | ケルビン(K) ※パナソニックの場合の目安 | 光の色の特徴 | 適したシーンや場所 |
---|---|---|---|
電球色 | 2700~3000K | オレンジがかった温かい光色 | リビングや寝室など、くつろいでリラックスする場所など |
温白色 | 3500K | 落ち着きのある明るい光色 | リビングなど、団らんするシーンやダイニングなど様々な場所で |
昼白色 | 5000K | 生き生きとした自然な光色 | 調理をするキッチンやダイニング、メイクをする洗面台など |
昼光色 | 6200~6500K | 青みがかったさわやかな光色 | 勉強部屋やリビング、読書をする場所、在宅ワークや子どものリビング学習など |
LEDライトには、この色温度を調整できる「調色機能」がついているものもあります。ライトを選ぶ際は、この調色機能の有無をみて選ぶこともひとつのポイントになりそうです。
昼と夜で、同じ照明器具でも色を変えることができる便利なLEDライト
これまで紹介してきたLEDライトの機能のひとつ、調色機能が最も活躍する部屋のひとつは、リビング・ダイニングかもしれません。同じ照明器具でも、昼の使い方と夜の使い方で異なる場合は、切り替えできるものを選べると快適です。
昼間にリビングで勉強や仕事、読書などの作業をするなら、クリアな光で紙と文字のコントラストがアップする昼光色を使いましょう。文字が読みやすくなり、集中したい作業のときに向いています。
一方、夜に団らんを楽しんだりするときは、電球色にするのがおすすめです。電球色は、温かみがありリラックスして過ごせるうえに、落ち着くおやすみ前のあかりとして、夜のリビングにピッタリです。
また、生活リズムに合わせて、自動で光色が切り替わるモード(おまかせモード)が搭載されている器具もあるので、意識しなくても日中の生活から夜の入眠に適した環境まで整えることもできます。
「LED電球」も「昼光色」と「電球色」の切り替えができる便利なタイプがある
ここまで紹介したようにLEDライトの調色は便利ですが、ペンダントライトなど照明器具の中には電球タイプしか使えない場合もあります。そんな照明器具にピッタリなのは、昼光色と電球色が切り替えられる電球タイプのLEDライトです。
1つで2つの光色に切替え可能!1台2役のLED電球
同じ場所でも、1台で勉強や仕事のときは「昼光色」、食事やリラックスするときには「電球色」に切り替えが可能!
- 点灯状態で壁スイッチを素早く(約2秒以内)切→入すると光の色が切替わります。
- 消灯後約20秒でリセットされ、再点灯時は勉強のあかり(昼光色相当)が点灯します。
お気に入りの照明器具を変更することなく、「昼光色」と「電球色」の切り替え機能が使えるので、「おうちの照明器具は電球タイプしか使えないので色の切り替えは無理かも……」と思っていた場合にはおすすめです。
明るさを調整できる「調光機能」も便利!
色の調節ができる調色機能のほかにも、便利なのは明るさを調節する「調光機能」。明るすぎたり、暗すぎる場合だと、リラックスしたり、作業に集中することが難しくなったり、人によって必要な明るさや好みも異なります。
調光機能付きのLEDライトのモデルによっては、細かく調整できるものや大まかに数段階の調整のものなど、違いがあるため、調光機能つきのLEDライトを選ぶ際はその違いもチェックしてみてください。
まとめ
LEDライトの「色」と「明るさ」について解説してきましたが、リビングなど多目的に使う部屋では、調色機能・調光機能がついたLEDライトが便利でおすすめです。また、電球タイプしか使えない照明器具なら、色の切り替えができる電球タイプを検討してみるのも一つの方法です。ぜひ、今後のLEDライト選びの参考にしてみてください。
※ 写真は全てイメージです。
2022年12月22日 家事・くらし
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