これだけは覚えておきたい!洗濯表示の意味と洗濯のコツ
ライター:UP LIFE編集部
2024年12月3日
家事・くらし
洗濯表示は、お洋服を取り扱うための大切な情報です。初めて洗う時や季節ごとのしまい洗いの時は必ず確認しましょう。この記事では、日常のお洗濯で覚えておくと便利なマークの意味と、適切な洗濯の方法を解説します。おさえておきたいポイントやおすすめの洗濯機も併せてご紹介していきます。
洗濯桶のマークに数字が書いてあれば、洗濯機洗いOK
衣類を洗濯する前に、洗濯表示に洗濯桶のマークがあるか確認してみましょう。中に数字が書いてあれば、家庭用の洗濯機で洗っても問題ありません。ご家庭で洗濯できるのかを確認する際は、まず洗濯桶のマークに注目してみてください。
洗濯(洗い方)記号の意味を紹介
洗濯桶のマークは「基本記号」のひとつ。このほか漂白・乾燥・アイロン仕上げ・商業クリーニングを意味する「基本記号」があります。
基本記号に数字や×などの「付加記号」を付け加えることで、適切な衣類のお手入れ方法を示しています。ここでは、最低限知っておくと便利な「付加記号」の意味を解説します。
洗濯桶の数字は「温度の上限」
洗濯桶の中の数字は、液温の上限を示しています。「30・40・50・60・70・95」の6つの種類があり、たとえば40と書かれていれば「40℃以下」のお湯で洗えることを意味しています。
冷たい水よりも、ぬるま湯やお湯のほうが汚れを落としやすいですが、表示されている数字を超えない温度で洗うことが大切です。高い温度で洗ってしまうと、生地の劣化や色落ちにつながることがあります。
洗濯桶の下の横線は「洗濯の強さ」
洗濯桶マークの下に、1本または2本の横線がついている場合があります。これは「洗濯作用(機械力)の強さ」を表すものです。1本は線なしに比べて弱い力で、2本はさらに弱い力で洗わなければならないことを示しています。
洗濯桶の表示を確認する際は、液温とともに洗濯の強弱についてもチェックし、衣服に適した強さで洗うように心がけてみてください。
絵表示に2本線がある衣類は、おしゃれ着洗いでお手入れを
前述のように、洗濯桶マークの下に横線があるときは、生地が薄く弱い、レースが使われている、型くずれしやすい、毛玉ができやすいなどのデリケートな素材に使われていることが多いです。洗濯の際は、おしゃれ着洗いができるコースを搭載した洗濯機を使用した方が、衣服を傷めずきれいに洗濯ができるでしょう。
桶のマークに×があるものは、家庭での洗濯はNG
基本記号に「×」がついていることがあります。これは「禁止」を表しています。例えば洗濯桶のマークに「×」がある場合、家庭での洗濯禁止ということを意味しています。洗濯機洗いも手洗いもできませんので、注意してください。
桶に手を入れるマークが付いている衣類は、手洗いOK
洗濯桶に手を入れているマークは、手洗いができることを示しています。
洗濯機に衣類の傷みを抑えてやさしく洗い上げる「おうちクリーニング」コースなどのデリケートな衣類専用のコースがあれば、洗濯機洗いが可能です。今までクリーニングに出していたデリケートな素材の衣類なども、水流でしっかり押し洗いしながら、生地の傷みを抑えてやさしく洗い上げるので、とても便利なコースです。このコースを使用する場合には、必ず中性洗剤を使用してください。
手洗いをする際の手順とポイント
では、自宅で手洗いする際の手順とポイントについてご紹介します。
用意するものは、おしゃれ着洗い用の中性洗剤、風呂用洗面器、洗濯ネット、大きめのタオルです。通常の洗濯用洗剤は弱アルカリ性で洗浄力は高いのですが、デリケートな生地の洗濯には向かないので注意が必要です。
①洗面器にぬるま湯(40℃まで)※1と洗剤を混ぜたら、たたんだ衣類を入れてやさしく押し洗いします。ここでは決してこすり合わせたり、もんだりしないように。浮かせたり沈ませたりします。
②洗濯ネットにたたんで入れて、洗濯機で脱水します。あまり長い時間脱水すると生地が傷むので、30秒以内に設定します。
③洗面器にきれいな水を入れて、取り出した衣類をやさしく押し洗いします。これを2回繰り返します。泡がなくなれば、すすぎの完了です。
④大き目のタオルに衣類をはさんで水分をとるか、もう一度洗濯機で軽く脱水します。
⑤水分がとれたら、形を整えて干します。
○のマークはクリーニング店へ
丸で囲まれたP、Fなどのマークは、ドライクリーニングでの処理を表しています。
商業クリーニング店での特殊な洗濯処理方法が必要なため、家庭では洗えません。
桶に手が入っているマークが併記されていたら、家庭でお手入れが可能
実は、丸で囲まれたP表記されている場合でも、洗濯桶に手を入れているマークが一緒に表記されている衣類は、洗濯機のデリケートな衣類やおしゃれ着洗い用などのコースで洗濯が可能です。
タンブル乾燥マークに×があったら、家庭での乾燥機の使用は避けて
四角の中に○が描かれているマークは、タンブル乾燥を表しています。タンブル乾燥とは、回転ドラムに入れて温風で乾かす方式のことです。洗濯乾燥機の乾燥機能、衣類乾燥機、コインランドリーの乾燥機などで使われている乾燥方法です。
「×」がある場合は、タンブル乾燥禁止という意味です。タンブル乾燥ができない衣類は熱に弱い素材が使われているため、洗濯表示の指示に従って、つり干しやひら干しなど衣類や素材に合った適切な干し方で自然乾燥で乾かしてください。
洗濯表示は、上記以外に漂白、自然乾燥での干し方、アイロンでの仕上げ処理を表すものがあります。より詳しく知りたい方は以下のサイトで確認してみてください。
おしゃれ着やデリケートな衣類もパナソニックの洗濯機ならご自宅で
洗濯表示が示すように、衣類にはそれぞれ適したお手入れ方法があります。パナソニックの洗濯機はドラム式も縦型も、さまざまな洗濯方法に合わせて選べるコースが充実しています。
その中でも、おしゃれ着洗いに役立つのが「約40℃おしゃれ着コース」、「約40℃つけおきコース」、「約40℃つけおき(おしゃれ着)コース」、「約30℃おしゃれ着コース」、そして「おうちクリーニングコース」です。温水機能では、中性洗剤または合成洗剤の両方が使用可能です。「おうちクリーニングコース」なら、中性洗剤を使用して、デリケートな衣類をやさしくきれいに洗い上げます。その他にも、汚れ移りを抑えてきれいに仕上げる「2度洗い」モードや敷きパッドや毛布の洗濯に便利な「約40℃毛布コース」も搭載されています。
コースの上手な使い分けを知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
この記事で紹介した商品
※1 衣類によっては30℃までの場合もありますので、お手入れする衣類の洗濯表示を確認し、水温の温度を調節してください。
※2 洗濯後、身丈方向に引っ張って3秒間キープ、縮んだ縫い目等を伸ばして干すことによる効果。また、すべての衣類のシワを防ぐものではありません。
2024年12月3日 家事・くらし
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