テレビの設置方法や必要な配線を解説!テレビが映らないときの対処法も

ライター:UP LIFE編集部
2023年6月6日
家事・くらし

テレビを購入する場合は設置工事を業者に依頼する場合が多いかもしれませんが、引っ越しなどでは自分で設置や配線をすることもあるでしょう。設置や配線は取扱説明書の手順に従って設置することが大切です。この記事では、基本的なテレビの設置方法と周辺機器への配線、またテレビが映らないときの対処方法について解説します。

テレビを設置する手順

テレビは配送・搬入と同時に設置工事を依頼する場合が多いかもしれませんが、自分で設置する場合もあるでしょう。その場合は取扱説明書をよく読み、手順に従って作業を進めることが大切です。ここでは、テレビの組み立てから、地上デジタル放送が視聴できるまでの基本的な方法を解説します。

1.テレビを組み立てる

購入したテレビはダンボールで梱包されています。まずは画面に強い力や衝撃を加えないように気をつけてテレビ本体とスタンド、部品を取り出し、取扱説明書に従って組み立てましょう。スタンドを取り付けるときは、転倒防止のためにネジをしっかりと固定することが大切です。

2.アンテナケーブルを接続する

写真:アンテナケーブル

まずは地上デジタル放送やBS/CS放送等を視聴するためにアンテナケーブルを接続します。ただし、設置してあるアンテナ端子がひとつしかなく、地上デジタル放送とBS/CSの両方を視聴したい場合*には、分波器を用意しましょう。アンテナケーブルの片方を分波器に接続し、もう片方を地上デジタル放送・BS/CS放送のアンテナ接続端子に間違えないように接続します。
*受信設備が各放送に対応している必要があります。

3.ACAS番号を確認する

新4K8K衛星放送(4K/8K放送)や地上デジタル放送/衛星デジタル放送の視聴には「ACASチップ」が欠かせませんが、受信機に内蔵されています。

NHKの登録、有料放送の契約については各放送事業者に問い合わせますが、契約には「ACAS番号」が必要となります。

ACASチップを内蔵した受信機のリモコンを操作し、ACAS番号の確認後、登録をしておきましょう。

*テレビによっては、ACASチップを内蔵しておらず、B-CASカードを同梱している場合もあります。

4.チャンネルを設定する

電源ケーブルをコンセントに挿し、リモコンに電池を入れてテレビが映るようになったらチャンネル設定をします。初期設定は基本的に画面の指示に従って、お住まいの地域の郵便番号などを入力するとかんたんに設定ができます。

写真:チャンネル設定画面

参考:パナソニック ビエラ

周辺機器への接続に必要な配線

テレビの視聴ができるようになったら、録画やゲームもできるように配線を接続しましょう。テレビにレコーダーや録画用外付けハードディスク、家庭用ゲーム機などを接続するには、専用のケーブルを使います。

HDMIケーブルの接続

写真:HDMIケーブル

HDMIケーブルはレコーダーやゲーム機などを接続するときに使います。テレビの裏や側面にある「HDMI1」や「HDMI2」と表記されたところにHDMIケーブルを挿し込み、レコーダーやゲーム機と接続します。

なお、ARC対応のテレビでARC対応のシアターシステムやサウンドバーをつなぐ場合には、「ARC対応」と表記のHDMIケーブルを接続しましょう。

USBケーブルの接続

写真:USBケーブル

USBケーブルは録画用外付けハードディスクをつなぐときに使います。外付けのUSBハードディスクはレコーダーがなくても録画ができ、テレビによっては2番組同時録画も可能です。USBケーブルを用いてテレビと外付けのUSBハードディスクを接続したら、テレビの設定画面に従って外付けのUSBハードディスクを登録します。対応のデジタルカメラもUSBケーブルでテレビにつなげると、動画や写真などが楽しめます。

LANケーブルの接続

写真:LANケーブル

インターネット接続対応のテレビで、家の中にインターネット環境が整っている場合には、テレビとルーターをLANケーブルでつなぐと、テレビでインターネットが楽しめ、動画配信サービスなどの視聴も可能です。

なお、無線LAN対応のテレビならLANケーブルをつなげることなく、インターネット接続ができます。

配線のごちゃごちゃ問題はスッキリ解決する

テレビに様々な機器をつなぐと気になるのが、配線がごちゃごちゃとした印象になる場合もあることです。どのケーブルがどの機器につながっているのかがわかりにくく、掃除もしにくくなる場合もあります。

テレビ周りの配線はまとめておくと掃除もしやすくなります。まとめるときは、ケーブルタグやケーブルチューブなどを使いスッキリきれいにまとめましょう。

写真:ケーブルタグ

【ケーブルタグ】
接続する機器を具体的に記入することで、わかりやすくなります。
※テープを使うとケーブルに糊が残る場合があります。

写真:ケーブルチューブ

【ケーブルチューブ】
ケーブル類をまとめられ、見た目がスッキリとします。ケーブルタグと一緒に使うことをおすすめします。

テレビが映らないときはココをチェック

写真:リビングのイメージ

「取扱説明書に従ってテレビを設置したのに地上デジタル放送が映らない」というときは、以下のことを確認してみましょう。

【アンテナケーブルの接続】
アンテナケーブルの端子がうまく挿し込まれていなかったり、端子の芯線が歪んでいたり、折れていたりするとテレビが映りません。また、ケーブルが正しい箇所に接続されていないと映らないため、配線を確認してみましょう。
それでもうまくいかない場合は、お買い上げの販売店などにご相談ください。

【チャンネル設定】
地上デジタル放送を見るには、チャンネルを設定する必要があります。引越しで地域が変わる場合、テレビが見られない可能性もあります。新たにチャンネル設定をしましょう。「初期スキャン」をすると受信できる放送局が自動で設定されます。

【アンテナレベルの確認】
アンテナレベルが下がっているとテレビが映らないことがあります。取扱説明書に従ってアンテナレベルを確認しましょう。地上デジタル放送におけるアンテナレベルの受信の目安は「44」以上です。もし、映像が不安定な場合には、受信機のアッテネーターを「オン」にすることで、映像が安定することがあります。アッテネーターの操作方法は、取扱説明書で確認してください。

画面イメージ:ビエラRT2Bシリーズ→アンテナレベルを表示させた状態で「決定」ボタン長押し 

好きな場所にスッキリ壁掛けできるウォールフィットテレビ

新しいテレビの購入を検討している場合は、好きな場所にスッキリ壁掛けできるウォールフィットテレビLW1/LW1L[55v]もおすすめです。
「壁掛けテレビを設置したいけれども設置が大変そう…」という場合でも、石こうボードの壁にかんたんに設置できます。

ここではウォールフィットテレビの主な特長についてご紹介します。

チューナー部とモニターを無線接続して、テレビの置き方を自由に変えられる

チューナー部から、映像を無線接続でモニターに伝送※1。4K放送の無線伝送を実現しています。アンテナ線の位置を気にすることなく、モニターを好きな場所に設置して楽しめます。

チューナー部に電源とアンテナ線をつなぐだけ

【視聴について】
金属製のドアや、アルミ箔入りの断熱材が入った壁、コンクリートやトタン製の壁、複層ガラスの窓、壁を何枚もへだてたところ、別の階で使うときなど、建物の構造や周囲環境によっては、電波が届かない場合があります。モニターを使いたい場所の近くにチューナー部を設置することで受信しやすくなります。

  • 電源コードの長さは2.3mです。

軽量・薄型設計と付属の専用金具で、スッキリ・かんたんに※2壁掛けできる

LW1/LW1Lは壁から画面まで約3.5cmと壁と一体となるようなスタイリッシュな壁掛け設置を実現し、よりくらしやすい、自分らしい住空間を提供します。壁にスッキリと掛けられる構造を実現するため、テレビの構造をゼロベースで見直すことで有機ELテレビならではの薄型デザインを進化させました。スピーカーボックスを無くして、画面を振動させて音を出す画面振動スピーカーを採用し、厚みを抑えました。さらに、壁掛け用の専用金具も新たに開発。金具自体の厚みを抑え、金具をモニターに入り込む設計にしたことにより、金具の厚みをモニターが吸収しスッキリとした設置を実現しています。

従来の壁掛けテレビ:画面から壁まで約12.6cm(本体+金具の厚み)55JZ1000 ※55JZ1000を別売壁掛け金具TY-WK5L4Rで設置 強度のある壁が必要(必要に応じて補強工事必要) 従来の壁掛け金具 ビスによる固定だと大きな穴が残る|壁にぴったり設置できるLW1シリーズ 画面から壁まで約3.5cm(本体+専用金具の厚み) 55LW1 石こうボードに設置可能(補強工事不要) 上側 フック金具×2 下側 マグネット金具×2 ピンによる固定だから傷が目立ちにくい

また、従来はテレビを壁掛けする際に、壁の補強などの大掛かりな工事が必要なケースが多く、壁掛けを行う障壁となっていました。簡単に壁掛けが出来ることを目指して開発したLW1/LW1Lは、付属の専用金具を細いピンで固定することにより、石こうボードが使用された壁に大掛かりな工事をせずに気軽に取り付ける事ができます。加えて、細いピンを使用するので、取り外し後の設置穴も気になりにくい大きさです。

STEP1 設置用紙に従って付属の専用金具を細いピンで固定※2 STEP2 専用金具は全部で4ヶ所固定してフックカバーを取り付けます STEP3 あとはモニターを掛けるだけ POINT 細いピンで固定するから、壁に刺した跡が目立ちにくい

※本機を石こうボードの壁に取り付ける場合です。
【設置について】

  • 開梱・設置は2人以上で行ってください。
  • 平らで垂直の壁に取り付けてください。
  • 壁にピンを差しても問題のない場所で使用ください。
  • 設置方法は取扱説明書や設置用紙、設置動画で確認のうえ、正しく取り付けてください。
  • 石こうボード以外の壁に固定する場合は、工事専門業者による工事が必要です。

テレビを自由に動かして、好きな場所で楽しめるレイアウトフリーテレビ

もうひとつおすすめなのが、テレビを自由に動かして好きな場所で見ることができるレイアウトフリーテレビ LF1/LF1L[43v]。ここでは、レイアウトフリーテレビの主な特長について紹介します。

テレビの置き場所を変えられる4K無線伝送※1に対応

チューナー部から、映像を無線接続でモニターに伝送※1。アンテナ線の位置を気にすることなく、モニターを好きな場所に移動して楽しめます。

※和室でお使いいただく場合は、床の間に置いてご使用ください。畳の上に置くと跡が残る場合があります。

【視聴について】
金属製のドアや、アルミ箔入りの断熱材が入った壁、コンクリートやトタン製の壁、複層ガラスの窓、壁を何枚もへだてたところ、別の階で使うときなど、建物の構造や周囲環境によっては、電波が届かない場合があります。モニターを使いたい場所の近くにチューナー部を設置することで受信しやすくなります。

  • 本機は防水仕様ではありません。水がかからないようにしてください。水回りでの使用はしないでください。
  • 高さの調整はできません。
  • 電源コードの長さは3mです。

キャスター付きスタンドでテレビをかんたんに移動できる

写真:女性がキャスター付きスタンドを動かしているイメージ

モニターのスタンドにはキャスターが付いているので、好きな場所への移動がかんたんにできます。移動がスムーズなので、床の掃除もしやすいです。

まとめ

テレビの設置は取扱説明書をよく読み、手順に従って行うことが大切です。また、レコーダーやゲーム機などの周辺機器を接続すると配線がごちゃごちゃした印象となり、掃除もしにくくなる場合もあります。ケーブルタグやケーブルチューブなどを使い配線をまとめることで、わかりやすくなり掃除もしやすくなるでしょう。もし、スッキリとしたテレビ空間を目指したいなら、壁掛けテレビや自由に移動できるテレビを検討してみるのもひとつの方法です。もし新しいテレビを検討しているなら、好きな場所にスッキリ壁掛けができるウォールフィットテレビLW1/LW1L[55v]や好きな場所に動かせるレイアウトフリーテレビ LF1/LF1L[43v]もおすすめです。自分のライフスタイルに合わせた素敵なテレビ空間で、くつろぎの時間を楽しんでみませんか。

※1 HDMI出力機器を接続するHDMI端子はモニターにあります。接続する機器はモニターのHDMI端子に接続してください。
※2 本機を石こうボードの壁に取り付ける場合です。

2023年6月6日 家事・くらし

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