電子レンジの500Wや600Wって?「ワット数」の使い分けや上手にあたためる方法
ライター:UP LIFE編集部
2023年10月13日
家事・くらし
食品を電子レンジであたためるとき、「何ワットに設定したらいいの?」と悩んだことはありませんか。ワット数を目的によって使い分けることで、食品を効率よく上手にあたためることができます。この記事では、電子レンジのワット数を上手に使い分けるコツや、より簡単・便利に使える電子レンジについても紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
電子レンジのワット数とは、「火加減」のようなもの
電子レンジを使うとき、ワット数を選択するようになっています。家庭用では500Wから600Wが一般的ですが、コンビニなどで1500Wも選べる機種を見たことがあるのではないでしょうか。
ワット数とは、食品などをあたためる際に必要なエネルギーのことです。ワット数が大きくなるほど、「強火」のように強力に加熱できます。一般的な電子レンジでは複数のワット数から選べますが、これはあたためたいものによって必要なエネルギーが異なるため。目的に応じてワット数を使い分けることで、中がまだ冷たかったり逆に熱くなり過ぎたりといった失敗が減らせるはずです。
低いワット数は解凍に
たとえば150Wくらいは、火加減でいえば「弱火」にあたります。煮込み料理などじっくり熱を通したい場合に向いています。また、食材の解凍にもおすすめです。
そして300Wくらいは「中火」で、卵などのはじけやすい食品の加熱等に適しています。
高いワット数は時短に
一度火の通っている食品や食材、たとえば作り置きのお惣菜やコンビニのお弁当などには、500Wから800Wと高めのワット数を選ぶとよいでしょう。一気にあたためられるので、時短になります。
ワット数が高いと電気代も高い?
高いワット数を使うと、電気代が気になるかも知れません。もちろん、低いワット数よりも大きなエネルギーが必要なので電気代はかかります。しかし、あたため時間は短くなることから、結果的に電気代の差はあまりないと考えられます。
節電を意識するなら、あたため過ぎないように気を付けましょう。
ワット数が違っても、「換算式」であたため時間がすぐわかる
冷凍食品などをあたためるとき、パッケージに表示されているワット数と家の電子レンジが対応しているワット数が異なっていて、困ったことはないでしょうか。
そんなときは、次の計算式で換算してみてください。すぐにあたため時間がわかります。
商品パッケージに、ワット数が600Wであたため時間が4分とあり、家の電子レンジの800Wであたためたい場合、何分電子レンジにかけるべきでしょうか。
600(W)×4(分)÷800(W)=3(分)
3分あたためればよい、ということが分かります。
あたためるものの状態や電子レンジのクセなどによってもできあがる温度は異なるので、算出方法は目安として活用してください。
効率よくあたためるコツ
電子レンジで食品を上手にあたためるとおいしく食べることができるうえ、電気代を抑えることにもつながります。電子レンジを効率よく使うために大切な、3つのコツをご紹介しましょう。
コツ1:電子レンジの内部をキレイにしておく
電子レンジを毎日のように使っていると、庫内に汚れが付いてしまいます。汚れをそのまま放置しているとあたための効率が悪くなりがちに。使用頻度に応じて、定期的にお手入れしましょう。
コツ2:入れる量や場所に注意する
電子レンジで食品をあたためる際は、食品の量や庫内での置き場所にも気を付けなければなりません。具体的には、均等にあたためられるよう適度な量にすること、また庫内の正しい場所に置くことです。庫内がフラット式なら中央に、ターンテーブル式なら外側に置くと、あたための効率がよくなります*。
*メーカーや機種によって仕様が異なります。取り扱い説明書を確認するようにしてください。
コツ3:とろみのある食品は途中でかき混ぜる
カレーなどとろみのある食品は、あたためにムラができやすくなります。最初の設定時間を短めにしていったん取り出し、スプーンなどでかき混ぜてから再度あたためましょう。
思い通りの温度にあたためられるオーブンレンジ
電子レンジをもっと手軽に上手に使いたいという方におすすめなのが、パナソニックのスチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10Cです。
一般的によく使われる500Wや600Wが液晶画面の上に表示されるため、迷うことなく使えます。ほかにも150Wや300Wスチーム、300W、800Wといった豊富なワット数が用意されており、簡単に選択できます。また、ワット数を選択しなくても自動で最適な温度にあたためてくれます。便利な機能について、詳しく説明しましょう。
自動であたため!高精細・64眼スピードセンサー
ワット数や時間の設定をしなくても、あたためたい温度を設定すれば、自動で上手にあたためてくれます。その秘密は、高精細な64眼スピードセンサー。庫内へ入れた食品の量や温度上昇特性などをセンサーで瞬時に測定し※1、自動であたためたり解凍したりしてくれます。活用すれば、「何ワットで何分あたためようか」と悩まなくてすみます。
ムラを抑えて解凍できるサイクロンウェーブ加熱
冷凍した食品をレンジ解凍するときに困るのが、加熱ムラです。ビストロ NE-UBS10Cなら、サイクロンウェーブ加熱で食品の中心部分からおだやかに熱を加えていくので、加熱ムラを極力抑えます。レンジ解凍が難しいミンチ肉も、端だけ煮えてしまうことなくほろほろにほぐせる状態に仕上げてくれます。
しかもセンサーで食品の分量や種類を見分けるので※1、何度も様子を見ながら解凍を繰り返す必要はありません。手間を省けるので、お料理の下ごしらえがラクになります。
2品を同時に、適温にあたためられる
また、ホカホカのごはんやぬるめの離乳食※2など、食べ物をお好みの温度にしたい場合は、-10℃から90℃まで5℃刻みで設定可能です。カチカチのアイスクリームもちょうどよい固さにできて、おいしく食べられます。
さらに、温度の異なる2品を同時に、それぞれ適温にあたためられる※3のも便利です。たとえば、冷凍のごはんと常温のおかずを一度にあたためられるので、忙しい日もササッと食事の支度を整えることができます。
ムダなあたためをセーブして省エネ
ビストロ NE-UBS10Cは、AIエコナビ機能※4付きです。庫内のセンサーがリアルタイムに食品の温度をチェックして加熱時間をコントロールするので、あたため過ぎを防止し電気代のムダを省きます。たとえばごはんだけをあたためる場合、均一の素材と判断※5され、お茶碗1杯ならわずか30秒台※6であたため完了。2品以上でも低温部をねらって効率よく加熱できます※7。
また、加熱後には電気代の目安を表示するので、節電意識も高められます。
まとめ
電子レンジは、ワット数を上手に使い分けることで時短や省エネにつながるなどのメリットがたくさんあります。自動で上手にあたためてくれたり、省エネしてくれたりする便利な機能を搭載した電子レンジもあります。毎日使うものだからこそ、手軽に使いこなせるものを選んでみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
※1 マイクロ波による食品の温度上昇特性や、面積、温度上昇速度により、食品を分類し見分けます。
※2 加熱後かき混ぜて、温度を確認してください。
※3 食品2品の分量はほぼ同等。ただし汁物、ソース、タレがかかった食品、冷凍カレー、冷凍シチューなどは2品あたために向きません。
※4 ごはんのように素材が均一の食品と見分けたらAIエコナビ制御。70℃設定で室温ごはん150gの1品あたための場合、上昇温度1℃当りの電力量がAIエコナビ運転時(0.223Wh/℃)とAIエコナビ運転をしなかったとき(0.258Wh/℃)の比較にて、約14%の省エネとなります。
※5 マイクロ波による食品の温度上昇特性や、面積、温度上昇速度により、食品を分類し見分けます。
※6 茶わん1杯のごはん150g(約20℃)を中心部を含む平均温度75℃以上まであたためた場合。連続加熱・庫内高温時の加熱は除く。
※7 70℃設定で冷凍ごはん150gと冷蔵ハンバーグ90gの2品あたための場合、上昇温度1℃当りの電力量がAIエコナビ運転時(0.716Wh/℃)と「ねらって加熱」をしなかったとき(0.825Wh/℃)の比較にて、約13%の省エネとなります。
2023年10月13日 家事・くらし
- 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。