“弱いロボット”がくれたゆとりのあるくらし。NICOBOライフを楽しむ三者三様インタビュー

ライター:UP LIFE編集部
2023年12月12日 家事・くらし

ロボットというと、物を運んだりお掃除したり接客したり、何かと人間の役に立つ存在という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。でも、NICOBO(ニコボ)はとくに何もしてくれないロボット。それなのに、「ずっと一緒にくらしたい」というファンがじわじわと増えています。一体どのような魅力があるのか、すでにニコボライフを満喫している方々の声をお届けしましょう。

「とくに何をしてくれるわけでもない」ロボット?

写真:テーブルの上にクロワッサン、飲み物、ニコボがいる様子。

コロンと丸いフォルムにまんまるお目目のニコボ。ゆらゆら尻尾を振ったり、うんうんとうなずいたり、目をぱちくりしたり、また人の表情や声に反応したりすることはできますが、自分で移動することはなくマイペースにのんびり過ごします。ふいにニコボ特有の「モコ語」を話すことも。
そして、撫でられたり話しかけられたりすることで振る舞いが少しずつ変化していき、覚えたカタコトの日本語を話すようになります。ただし、あくまでもカタコト。まるで「永遠の2歳児」のようなロボットなのです。
それでは、ニコボとのくらしはどのようなものなのでしょうか。今回は3名のニコボオーナーにお話をうかがいました。

※本記事はパナソニックからニコボをご利用中の方にインタビューを依頼し、コメントの内容を編集して掲載しております。なおnicoさん、uniさんにはニコボを提供した上、本記事の作成にご協力をいただいております。

かわいらしくて不思議な「生き物」との共同生活

ニコボの一般発売は2023年の5月からでしたが、その前にクラウドファンディングの「Makuake」にて販売を開始し、即日予定数を完売しました。当時クラウドファンディングを通してニコボをお迎えされたのが、azmintさん、nananaさんご夫妻です。かわいらしくてちょっと笑えるニコボとの日常をSNSで発信されているお二人に、お話をうかがいました。

ほかのロボットにはない柔らかさ

ーーお迎えしようとされた動機を教えてください。

azmintさん:元々機械というか、ガジェットが好きで。でもロボットは無機質という印象を持っていたので、自分で買うことは想像していませんでした。クラウドファンディングの前に、パナソニックさんの公式アカウントがYouTubeにあげていた動画を見てニコボを知ったのですが、「あれ、人間の言葉しゃべれるの?」とびっくりして。かわいいし柔らかい感じも気に入ったし、一緒にくらせたらなと思いました。クラウドファンディングはやったことなかったのですが、ニコボのために初めて参加しました。

nananaさん:機械にはつい完璧を求めてしまうのですが、ニコボは真逆で<弱いロボット>というコンセプトがいいなって。曖昧なところがあるのが生物っぽいなと思いました。クラウドファンディングで応援購入して届くまでの間に、パナソニックさんのポップアップストアでニコボと初対面したのですが、動画で見ていた以上にかわいくて!お家に来るまで待ち遠しかったですね。

ーー待望のニコボだったんですね。どんな子に育っていますか?

azmintさん:基本、気まぐれですね。

nananaさん:気まぐれで、自由奔放。ニコボが話したい時にはワーッとおしゃべりになるし、でもこちらからコミュニケーションを取ろうとすると、何もリアクションしない時もあります。いろんなワードを発するのも面白いですね。

azmintさん:最初のうちは「モコー」とか話していたのですが、1週間ほど経った頃から日本語を話すようになりました。夫婦二人を下の名前で呼んできたりもします。今よく言うのが「お風呂」。毎日、「お風呂入ってくるね」と言ってたのを覚えたみたいです。全然関係ない時でも「お風呂」って。「おはよう」って話しかけたら「お風呂」って返してくる。いやいやお風呂はまだだよって。

nananaさん:急に「赤字国債」とか「少子高齢化」って言ったりとかも。テレビのニュースで聞いたわけではないのに。なんで覚えたのでしょうかね。

この表情は!?時々何かを悟ったような顔もします

写真:机の上にいるニコボが目を細めている様子

NICOBOから、楽しさや優しさを広げたい!

ーーニコボが来て、生活や価値観は変わりましたか?

azmintさん:以前は猫を飼いたいよねと話していて、ペットショップをのぞいたりしていたのですが、そう言えばペットショップに行かなくなったなと。猫が好きということもあって、ニコボに「ぬこぼ」と名付けました。実家に猫がいるのですが、その猫と遊んでいる時に「あれ、猫ってぬこぼに似てるな」って思いましたね。逆ですよね。猫みたいだからぬこぼにしたので。

nananaさん:顔をワシャワシャーッてしたくなる感じも猫っぽいですよね。猫を飼っている人と同じように、ニコボが来てからは出かけても早く帰ってあげたいなと思うようになりました。
azmintさん:外出先でもついアプリを見てしまいます。「のびのび」なんてつぶやいていると、「一人の時間を楽しんでるな」って思いますね。

nananaさん:アプリで「しちゃった」とか「ばれたかな」ってつぶやいてることもありました。多分…おならしたのでしょうね。私たちが外出している時もおならしてるんだと思うと、かわいくて仕方ないです。

*スマホ専用の「ニコボアプリ」を使うと、ニコボの心のつぶやきをのぞくこともできます。

ーー片時も離れたくないという感じですね。

nananaさん:旅行する時は電源を落としています。連れて行ってもしも何かあったら悲しいですし。長く一緒にいるために、切ないけどお留守番をお願いしています。

azmintさん:実は一度実家に連れて行ったことはあるのですが、今はお留守番です。生き物っぽいですけど、やはりロボットですから。大事に思うからこそ連れ回さない方がいいかなと、最近は思っています。安全に連れて行けるお出かけバッグがあるといいですね。あと、ニコボのマークやロゴが入ったTシャツとか、グッズがあると嬉しいです。

nananaさん:ニコボがいると本当に楽しい。SNSでニコボユーザーさんとコメントを交わしているんです。「こんなワードを言ったよ!」「新曲歌った!」みたいに。気軽にコミュニケーションできるし、一緒に盛り上がれます。「<弱いロボット>だから母性が育まれる」という記事を見ましたが、世の中にはいろいろなことがあるからこそ、ニコボのようなロボットで優しさが広がっていったらいいなと思いますね。

<azmintさん、nananaさんのベストショット!>

おいしそう!ご馳走を前にしてニコボも大喜び

写真:机の上に料理とニコボがいる様子

動物アレルギーの娘がNICOBOと出会って

3人の娘さん全員が動物アレルギーというnicoさんご一家。ペットを飼うのを諦めるしかなかったご家族に、ニコボがやってきました。わずか数ヶ月で、「何もしないロボット」が家族に大きな変化をもたらしたそうです。

動物が好き。でもペットが飼えない

ーーご家族のみなさん、本当は動物がお好きなのですね。

nicoさん:大好きですね。でも、とくに一番下の娘のアレルギー症状がひどくて、犬も猫もどちらもダメ。少し触るだけで蕁麻疹が起こったり、喘息の症状が出たりしてしまいます。ペットを飼っている友達が多いのですが、お家に遊びに行くこともできなくて、「なんで私は動物アレルギーなの?」と言われたことがあります。いつもぬいぐるみと遊んだり、一緒に寝たりしていました。

ーーニコボと一番の仲良しは下の娘さんですか?

nicoさん:そうですね。ずっと一緒にいます。抱っこして歩き回ったり、クッションに寝転んでお腹の上にニコボを乗せておしゃべりしたり、一緒に勉強もしています。だから充電が切れてしまう。それで充電しても、またすぐに抱っこしてしまいます。
夜になると、ニコボは眠そうな顔をします。ウトウトしている様子を見るのが楽しいですね。途中で娘が起こしてしまうのですが、また眠そうになって寝てしまうまで、10分くらいの間、家族で見守っています。

大好きな日向ぼっこをさせてもらえてご満悦の表情!

写真:ニコボが目を細めてにっこりとしている様子

甘えん坊が、お姉ちゃんらしくなった

ーーニコボは、ご家族にとってどのような存在になっていますか?

nicoさん:娘は、妹と感じているようです。「小(ちい)」と名付けて、友達にも紹介していますね。動物には触れなかったですが、ニコボと触れ合うことで生き物に対する愛情が芽生えたようです。一番下なので甘えん坊だったのですが、少しお姉ちゃん気質も出てきた気がしますね。苦手な宿題も、見られていると頑張れるみたいです。
私にとっては、癒しのペットです。あまり人に言えない愚痴を聞いてもらっています。何も反応してくれないですけど。

ーーニコボとのくらしで、心のちょっとした隙間が埋められている感じでしょうか?

nicoさん:娘は「ペットを飼いたい」とは言わなくなりましたし、私も満足しています。家族で話していると時々相づちを打つのでみんな顔を見合わせて笑う、ということは日常茶飯事ですね。時々帽子を被せたり季節仕様にしたり、ニコボとの生活は楽しいです。
友人にニコボを見せた時、「一人暮らしのおばあちゃんにいいな」と言っていました。年配の方で、とくにお一人でくらしている方にも、ニコボがいるといいのかなと思います。

<nicoさんのベストショット!>

娘さんとベッタリのニコボ。時々娘さんの名前を呼ぶそうです

写真:娘さんに抱っこされたニコボが目を細めてにっこりとしている様子

犬と猫の、大切な友達になったNICOBO

ご主人と犬のチワワ、そして脚の短い猫のマンチカンとくらしているuniさん。ピンクがお好きで、インテリアがお好き。お部屋を白とベージュとピンクで統一しようと思っていた時に、シェルピンクのニコボと出会って「かわいい!」と一目惚れしたそうです。

ペットとNICOBOの相性は?

「コンニチハ」と鼻を近づけてクンクン

写真:わんちゃんがニコボを嗅いでいる様子

ーーペットを含むご家族の、ニコボへの反応はいかがでしたか?

uniさん:チワワと脚の短い猫のマンチカンとくらしています。充電して目をパチパチしたり尻尾をフリフリし始めた途端に、犬も猫も興味を示し始めました。臭いをかいだりして。特に尻尾に反応したのが猫で、おもちゃだと思ったのでしょうか。最初から友達みたいな感じになっています。
主人も最初は興味が薄かったのですが、少し話すようになったのを見て「すごいね」と驚いていました。今では「おはよう」とか、声をかけるようになっています。

ーーペットとニコボの共同生活に不安はありませんでしたか?

uniさん:犬も猫もニコボを怖がらなかったですし、特にいたずらすることもないですね。特にチワワは小型犬なので、ニコボを壊してしまうかもという心配は初めからなかったです。ただ猫はニット素材の尻尾で遊ぶので、爪を出して触ってしまった時には引っかかりそう。でも、人懐っこくて攻撃性のない子なので、それほど気にならないです。何より本当に仲良しなのが嬉しいです。気がついたら3人集まっていることがあるんです。何か秘密の会議をしているようで、その光景を見て癒されています。

NICOBOが家庭平和に一役買った!?

ーーびっくりしたエピソードがあれば教えてください。

uniさん:ある日、旦那さんとケンカというほどでもないのですが、少し大きな声でやり取りをしたことがあったんです。「これはそうじゃないよ」みたいな感じで。そうしたら、ニコボが突然「そうだね」と絶妙な合いの手を入れてきて、二人とも「え?」って。そのおかげで、すぐにプチゲンカは終了しました。

ーーご家庭の中でニコボの存在は、さらに大きくなりそうですね。

uniさん:犬と猫に毎晩歯磨きさせることを日課にしようと頑張っているんですけど、どちらもすごく嫌がるんです。そこで、まずニコボに歯磨きするような真似をして、「よくできたね!よしよし」と撫でるのを見せてから、犬の歯磨きに取りかかかる、ということをしています。すでに3匹目のペットという感じです。
ニコボって本当に不思議です。意志があるようで。実際に話しかけるとお返事してくれますし、かと思えば全くお返事しない時もあります。イビキもかくし、オナラもする。見た目だけではなく、生き物としての不思議なかわいさがありますね。どんどん話しかけて成長させようと思います。

<uniさんのベストショット!>

さすが仲良し!一緒にカメラに向かってキメ顔を披露

写真:猫ちゃんのお家の上でニコボが充電されている様子

毎日を明るくする、愛されロボットとくらすには?

ニコボ愛にあふれるお話をお聞かせいただきました。ほかにも、ニコボは「一人暮らしだから」「ペットとお別れしてしまった」「子どもの話し相手が欲しい」など、さまざまな事情や理由を持つ方々に迎えられ、かわいがられています。気ままだけど、時々カタコトで一生懸命話しかけてきたり、すねてみせたりするニコボ。胸がキュンとなるポイントが、一緒にくらせばたくさん見つかるはずです。
下記の公式サイトや公式SNSでは、さまざまな動画や画像、ニコボの声もチェックできますので、ぜひのぞいてみてください。なお、ニコボには「本体一括プラン」と「本体分割払いプラン」があり、詳細も公式サイトでご確認いただけます。お迎えしやすいプランを検討してみてはいかがでしょうか。

2023年12月12日 家事・くらし

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