失敗しない!冷蔵庫の買い替えガイド

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ライター:UP LIFE編集部
2025年3月5日
家事・くらし

冷蔵庫が冷えない、容量が足りない、電気代が気になる……。迷うポイントが多い冷蔵庫の買い替え。この記事では、生活スタイルや家計に合った冷蔵庫選びのコツや最新機能を分かりやすく解説します。

冷蔵庫買い替えのベストタイミングとは

冷蔵庫の買い替えは、動作不良や電気代の増加などで気づくことが多く、これらのサインを見逃すと日常生活に影響を与えることも。本節では、冷蔵庫の買い替えが必要なサインやタイミングの見極め方を解説します。

【故障や動作不良のサイン】細かい部品の劣化にも注意

冷蔵庫が正常に動作しているか、いくつかのサインで確認できます。「冷蔵庫が冷えない」「冷凍室に霜が大量にたまる」「運転音が以前より大きい」などの症状がある場合、それは故障や動作不良の兆候です。また、扉のゴムパッキンなど細かい部品が劣化して冷気が漏れていることもよくあります。このような状態では庫内の温度が適切に下がらず、電気代が増える可能性も。こうした問題が出ているなら、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。

【買い替え時期の目安】古い冷蔵庫は修理費用が高額になることも

冷蔵庫の寿命は使用頻度や環境によって変化しますが、一般的に12年〜13年とされています。この時期を過ぎると、冷却性能が落ちるだけでなく、修理費用が高額になるケースも増え、買い替えたほうが経済的な場合も。
また、最新の冷蔵庫は省エネ性能が向上しているため、電気代の節約にもつながります。古い冷蔵庫を修理して使い続けるより、思い切って買い替えたほうがトータルでお得になることもあります。

家族構成とライフスタイル別の冷蔵庫選び

写真:キッチンにいる夫婦のイメージ
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冷蔵庫は家族構成やライフスタイルによって、必要な容量や機能が大きく異なるため、ここからは最適な冷蔵庫を選ぶためのポイントをご紹介します。

一人暮らしから大家族まで|容量の選び方

冷蔵庫の容量は、家族構成や生活スタイルによって選ぶことがポイントです。例えば、一人暮らしなら290〜340L程度のモデルが適しているといわれています。一方、夫婦や小家族なら360~480L、4人以上の大家族の場合は500L以上の冷蔵庫を選ぶことで、食材を十分にストックできます。さらに、冷凍食品を頻繁に利用する場合は、冷凍室が広いタイプを選ぶと便利です。

機能で選ぶ!生活スタイル別おすすめ冷蔵庫

共働き家庭には、冷蔵庫の時短機能として人気の「自動製氷機能」や「急速冷凍機能」がついた冷蔵庫が便利です。また、鮮度保持や湿度調整が可能な野菜室を備えたモデルは、野菜をシャキシャキの状態で長く保てるため、食材ロスを減らしたい方に最適。一方、あまり調理をしない方には、基本的な機能を押さえながらも収納力がしっかりあるシンプルな冷蔵庫が向いています。

選ぶなら電気代節約に繋がる省エネ冷蔵庫

電気代の節約を目指すなら、省エネ性能に優れた冷蔵庫を選ぶことが不可欠です。特に、年間消費電力量が低いモデルは家計への負担を減らすだけでなく、環境にも配慮した選択肢となります。以下のポイントに着目しながら最適な一台を選んでみてはいかがでしょうか?

省エネ基準の見方と冷蔵庫選びのポイント

冷蔵庫の省エネ性能を比較する際は、省エネラベルの「年間消費電力量」と「星の数」がポイントで、消費電力量が低く星が多いほど省エネ性能が高いことを示しています。例えば、最新モデルの冷蔵庫は、旧型と比較して年間消費電力量が約30~50%削減されているケースもあるため、購入前には省エネラベルを確認し、家庭の電力消費を抑えられる冷蔵庫を選びましょう。

省エネには「インバーター搭載」モデルがおすすめ

もうひとつ省エネモデルを選ぶ際に欠かせないのは「インバーター」搭載モデルかどうかという点です。インバーターを搭載した冷蔵庫は、コンプレッサーの動きを調整して効率よく冷やせるのが特徴です。例えば、長時間扉の開閉がない夜間や外出中など、冷却があまり必要ないときは運転を控えめにすることで、無駄な電力を使わずに済むため、省エネ冷蔵庫を選ぶ基準となります。

最新のスマート冷蔵庫で暮らしを快適に

写真:冷蔵庫の中身のイメージ
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さらに、IoTやAI技術などを用いた最新機能が搭載されたスマート冷蔵庫は、日常生活の利便性を大きく向上させます。

外出中に庫内を確認して買い過ぎを防ぐ

例えば、IoT技術を搭載したスマート冷蔵庫は、スマートフォンとの連携することで、外出先から冷蔵庫の中身をスマホで確認できる機種もあるため、買い物中に「冷蔵庫に何があったか思い出せない!」という悩みも解消できます。冷蔵庫に残っている食材がきちんと把握できれば、無駄な買い過ぎを防いで食費を減らすことにつながります。

フードロスや家事の負担を減らすことも

スマート冷蔵庫の機能は非常に多彩です。食材の消費期限が近づくとスマホに通知を送る機能はフードロスの削減になりますし、AIが冷蔵庫内の材料を基に献立を提案する機能は、意外と負担になりがちなメニュー決めを冷蔵庫に任せることができます。日々の家事で忙しい方や効率を求める方には、スマート冷蔵庫も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

冷蔵庫買い替えで後悔しないための注意点

冷蔵庫の購入後に後悔しないためには、容量や機能だけでなくライフステージを見据えて商品検討をすることも大切です。また買い替え時には、設置場所やサイズ、搬入経路などの事前確認が必要なことも忘れてはいけません。

ライフステージに合った冷蔵庫を選ぶ視点

冷蔵庫は長期間使用する家電だからこそ、現時点の生活だけでなく、将来のライフステージを見据えた選び方が重要です。例えば、夫婦二人暮らしでも、将来的に子どもが増える予定があるなら、少し大きめの容量を選んでおくのがおすすめ。また、高齢者が冷蔵庫を買い替える場合には、野菜室や冷凍室の位置が腰をかがめずに使いやすいものを選ぶと今後の負担が減ります。生活の変化を見越した選択が、長く満足して使える冷蔵庫選びのポイントです。

買い替え時に見落としがちなチェックポイント

購入前には、設置スペースのサイズを測定し、扉の開閉方向が周囲に干渉しないかはもちろん、玄関や廊下、エレベーターなどを購入予定の冷蔵庫が通れるかを確認することも重要です。特に大型モデルを購入する場合は搬入できずに再購入することになってしまった、窓からの搬入が必要で追加の日数や費用が必要になった、などトラブルも多くなりがちなため、事前にしっかりと計測し、スムーズな買い替えを目指しましょう。

まとめ|冷蔵庫の買い替えで快適な生活を実現

冷蔵庫の買い替えは、電気代節約や家事の効率化につながります。本記事を参考に、ライフスタイルに合った冷蔵庫を選んで、快適で環境に優しい暮らしを始めましょう!

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2025年3月5日 家事・くらし

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