ママ防災士・アベナオミさんに学ぶ「いつもの便利×もしもの備え」
監修・ライター:アベナオミ
2019年9月26日
防災
ママ防災士・アベナオミさんが「いつもの便利×もしもの備え」商品をお試し!
商品を使った感想や、おすすめの使い方を聞いてみました。
みなさんこんにちは!宮城県在住の2児のママで、防災士・イラストレーターのアベナオミです。東日本大震災当時、長男はまだ1才7ヵ月。津波の被害は直接受けませんでしたが、ライフラインの停止、物流のストップした被災生活を経験しました。
停電にはどれくらいの備えが必要?
大変だったのが停電中の生活で、当時我が家にあった明かりはランタンひとつ。 明かりがひとつあってとても助かりましたが、ひとつだけでは家族がそれぞれ行動することができませんでした…。
震災から7年。当時の教訓から各部屋に乾電池式の明かりを置いています。 被災生活の経験をふまえた明かりの使い方をご紹介したいと思います。
最低でも家族の人数分用意しよう
各部屋にあるのがベストですが、最低でも家族の人数分あれば、停電中でも家族がそれぞれ行動することができます。
大地震でも落ちない工夫を
明かりを収納するために引き出しの中に入れたり、クローゼットや押し入れにしまっていませんか?大地震の時にすぐに見つけて使用できるように、フックに吊るしておくなど工夫しましょう。
保管場所を家族みんなが知っておく
「ママだけが」「パパだけが」防災対策に熱心でも…いざという時、他の家族が防災用品の保管場所を知らなかったら意味がありません!
乾電池もローリングストックを
乾電池は、水や食料と同じように、あっという間にスーパーから消えてしまいます。いつでも使えるように、使い切る前にストックしておきましょう!
震災後の「自宅避難」生活で頼れる家電たち
復旧に時間のかかるガスに比べ、比較的早く使えるようになるのが電気。電子レンジやホットプレートといった調理家電は、ガスが復旧するまでの心強い味方です。
ただし、大きな地震の揺れで電子レンジやポットが倒れたり、落ちてきたりする危険性も。耐震シートや耐震ゲルパッドで、動かないようにしっかり対策を。
※本記事はパナソニックからママ防災士・アベナオミさんに「マイコン沸騰ジャーポット」「オーブントースター」「ホットプレート」「炊飯ジャー」「スティック掃除機」を提供した上、商品についてのご意見を記事化しています。また、一部コメントの内容を編集して掲載しております。
マイコン沸騰ジャーポット
停電しても半日程度は保温でき、コードレスタイプなら給水所の水も沸かせます。即席麺や赤ちゃんのミルクを作ったり、タオルを湿らせて体を拭いても。
トースター
配給で多いのが、食パンやロールパン。非常時は冷たい食事が続くので、電気が復旧したら、こんがり焼いて食べるだけでも心がホッとしますよ。
ホットプレート
素材そのままでも、麺類なども調理できる万能調理家電!フッ素コーティングだから、水で洗えない時も、濡らしたキッチンペーパーでさっと拭けば大丈夫。
炊飯ジャー
ホットプレート同様、優秀な調理家電。白いご飯はもちろん、缶詰と一緒に炊けば炊き込みご飯が作れます。おかずが多く作れない被災後の生活に嬉しい!
充電式スティック掃除機
充電式なら停電後も使用可能。地震の揺れでものが散乱した床の掃除に便利です。ホウキとチリトリだけでは大変なので、1台あるととても助かります!
「女性として」「ママとして」の備えも大切
災害時の避難所では、女性として、ママとして、様々な心配・不安があります。着替え場所やトイレ、「生理がきたらどうしよう」といった女性ならではの心配。子どもの夜泣きや、オムツ替え、周りに迷惑をかけないか心配といった、ママとしての不安。
もし自宅が安全なら、「自宅避難」という選択肢もあります。ライフラインが止まっていても、そこそこ生活ができるくらいの備えがあれば大丈夫。非常時だからこそ、いつもの家で過ごせるほうが安心ですよね。
食料品、おやつ、化粧品やオムツなど、いつも使っているものを「ひとつ多く買っておく」だけでも立派な防災対策になります。まずはスーパーで何かひとつ多く買ってみるところから始めてみましょう!
この記事で紹介した商品
監修者・ライター
アベナオミ
イラストレーター。防災士。宮城県出身、在住。2児の母。日本ビジネススクール仙台校(現在の日本デザイナー芸術学院仙台校)卒業後、地元情報誌編集部でグラフィックデザイナーをしながらイラストレーターとしても活動を開始。2011年に東日本大震災にて被災し、そのときの様子や防災を伝えるコミックエッセイなどを執筆。被災体験をもとに、本当に必要な防災、続けられる防災に取り組む。
2019年9月26日 防災
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