Interview 井野智晃 | LAMDASH DNA

INTERVIEW プロダクトデザイン 井野智晃 INTERVIEW プロダクトデザイン 井野智晃

ラムダッシュを超えるのは、ラムダッシュしかない。

プロダクトデザイン 井野智晃

想像を超えた感動が共感を生む

良いデザインとは、どんなデザインか。そんな漠然とした質問に、ラムダッシュのデザインを担当する井野は、「共感を得るデザイン」と答える。
その共感がユーザーの想像の範囲内であったら驚きはない。目指しているのは、想像を超えたところにある感動だ。デザインとは、ユーザーの共感を見つける作業でもある。

井野智晃さん

ディテールを突き詰める日々

ラムダッシュの開発陣には、長年積み重ねられてきた高い技術力がある。それを表現するためには、チープなデザインは許されない。コンセプトとなるキーワードを探しながら、ときには何十枚もラフスケッチを描き、モックアップ(デザインの検討時に用いられる模型)を作って検証していく。フォルム、カラー、素材。ディテールを徹底的に突き詰める日々が続いていく。

ラムダッシュとラフスケッチ

受け継がれるラムダッシュDNA

取りたてて説明されることはないが、ラムダッシュのグリップの形状は丸型ではない。前面が扁平になった「D断面」と呼ばれる断面形状が特長だ。
この形状により、手にしっかりとフィットして、使用時に回転してしまうのを防ぐことができる。
より機能的なグリップを目指して、歴代のデザイナーが大切にしてきたラムダッシュのDNAだ。

グリップをデザインする様子

さらなる高みを目指して

井野にとってラムダッシュは、憧れであり目標的な存在だ。
デザイナーとして、自分も共に進化してきたという自負がある。
完成したばかりのラムダッシュは、次のラムダッシュが、そして自分が、乗り越えるべき壁になる。
視線の先にしっかりとユーザーを見据えながら、次なる進化の道筋をすでに描きはじめている。

作業する井野さん