家電製品の「警告表示」の正しい見方
家電製品を安全にお使いいただくために、製品本体や取扱説明書には注意事項や禁止事項をお知らせする警告表示が書かれています。誤った使い方をすると、けがや火災の原因になることがあります。警告表示の意味を理解して、正しく使いましょう。
警告表示の3段階「危険・警告・注意」の意味
使用者への危害や物への損害の程度は、3つのレベルに分類して示されています。
危険(Danger)
取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷※1を負うことがあり、かつその切迫の度合いが高い危害の程度を指します。
警告(Warning)
取り扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷※1を負うことが想定される危害の程度を指します。
注意(Caution)
取り扱いを誤った場合、使用者が軽傷※2を負うまたは物的損害※3の発生が想定される危害・損害の程度を指します。
※1 重傷とは、失明、けが、やけど(高温・低温・化学)、感電、骨折、中毒などで、後遺症が残るもの、及び治療に入院・長期の通院を要するものを指します。
※2 軽傷とは、治療に入院や長期の通院を要さないけが、やけど、感電などを指します。
※3 物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットなどにかかわる拡大損害を指します。
警告図記号の種類と意味
警告図記号には、以下の3種類があります。
水濡れや引火などの恐れのある行為を禁止するマークです。
発火、感電、高温などへの注意を促すマークです。
アース接続など必ず守る(行う)行為を指し示すマークです。
禁止図記号とその意味
火気を近づけてはいけません。製品が発火する原因になります。
触ってはいけません。ケガ・火傷の原因になります。
防水型ではないので、風呂場などで使ってはいけません。漏電によって、感電や発火の原因になります。
製品を分解してはいけません。感電やケガの原因になります。
雨水のかかるところで、使ってはいけません。漏電によって、感電や発火の原因になります。
濡れた手で製品を触ってはいけません。感電の原因になります。
注意図記号とその意味
使い方を誤ると、発火の原因になります。
使い方を誤ると、破裂の原因になります。
分解したり、水をかけると、感電の原因になります。
高温になる部分があり、触ると火傷の原因になります。
モーターやファンなど、回転する部分があり、フタやカバーを開けるとケガの原因になります。
使い方を誤ると、指のケガの原因になります。
うっかりすると、ドア、入口などで手を挟まれ、ケガの原因になります。
ドア、挿入口などで、指を挟まれ、ケガの原因になります。
指示図記号とその意味
電源プラグをコンセントから抜いてください。
安全アース端子付きの製品の場合、アース線を必ず接続してください。