Digital FUN!|4K疑問解決Q:有機ELテレビってなに?4Kとはどう違うの?

・掲載内容は2021年7月時点の情報となります。予めご了承ください。

A:厚みは液晶テレビの1/10! 有機物を発光させる、次世代4Kテレビです。

有機ELテレビは、液晶テレビに必要なバックライト、プラズマテレビの特徴である放電スペースが不要で、非常に薄く作ることができます。 液晶テレビのパネルの薄さ約5~7cmと比較しても、有機ELのパネルは約1/10程度となる5mmという薄さです。

有機ELテレビの映像表示は「自発光方式」。方式はプラズマテレビと同じですが、発光材料に有機物※を使います。 有機物は電圧がかかることで発光し、その現象を「有機エレクトロ・ルミネッセンス(Electro Luminescence)=有機EL」というため、有機ELテレビという名称になりました。
主な解像度は現在の4K液晶テレビと同じく、4K(3840×2160)です。4Kよりさらに上の8K(7680×4320)の開発も進められています。

※有機物=ジアミン、アントラセン、金属錯体(有機物の陽イオンが鉄・コバルト・ニッケル・銅などの金属イオンと結合した化合物)など。

有機ELパネル構造

有機ELパネル

バックライトや発光に必要な放電スペースが不要なため、非常に薄く作ることができます。

・1画素ごとに明るさを調整できるので、完全な黒を表現できる
・他の方式に比べ、構造が単純なので薄型化、軽量化が可能

液晶パネル構造

液晶パネル

「バックライト」から光を出し、「液晶」で明るさを調整。光が「カラーフィルター(赤・青・緑)」を通ることで映像が表示されます。

・映像が明るい。テレビサイズが豊富
・バックライトの光漏れにより、黒表現に課題
・部品が多いため、薄型化に限界

プラズマパネル構造

プラズマパネル

電圧がかかった希ガスが放電、紫外線が出ることにより、「蛍光体(赤・青・緑)」が自発光します。

・自発光なので、画素単位の明るさ調整が可能
・放電スペースなどが必要で、薄型化に限界
・画素を小さくするのが難しく、高解像度が困難

パネルが薄くなったことにより、従来はパネルの一部だった個所にスピーカーを搭載するなど、テレビ全体の構造も大きく変化しました。
また、最新の有機ELテレビや液晶テレビは数年前のモデルに比べて軽くなっており、引越しや模様替え時の移動が手軽に行えるようになりました。

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