有機ELテレビの魅力ってなに?有機ELテレビのパネルの構造や特長を詳しく見てみる


テレビを購入するときに目にすることが多い「有機」や「液晶」というパネルの種類。
ここでは「どういう仕組みなの?」、「液晶と比べてどういった特長があるの?」といった疑問について、徹底的に解説します。
有機ELテレビとは?
高コントラストで美しく、リアリティある映像

有機ELテレビは、1画素ごとに自発光する有機物を使用した「自発光ディスプレイ」を採用しています。1画素単位で発光をコントロールできるので、黒を表現する際には光を完全に消灯して、漆黒の黒を表現することができます。さらに、サブピクセル(1画素を構成している各色の点)単位で発光を制御できるので、鮮やかな色表現力や色の正確な再現力に優れます。これらにより、映像に立体感や精細感を感じることができます。
主な特長
・高コントラストで映像の明暗をリアルに再現
(引き締まった黒/明るい光の細かな表現)
・色彩豊かでリアリティあふれる色の再現
・細部まで鮮明に、美しく映像を表現
・斜めから見てもみやすい(白っぽくなりにくい)
・パネルの応答速度が速く、動きの激しい映像もくっきり
パナソニックはプラズマテレビの時代から「自発光ディスプレイこそ最高の画質のテレビである」との信念を持ち続け、自発光ディスプレイである有機ELディスプレイを搭載したモデルをフラグシップに据えると同時に、過去より蓄積してきた独自の自発光ディスプレイの高画質化技術を注ぎ込むことでハリウッドの制作現場も認めるプロフェッショナルクオリティの映像体験をご家庭にお届けしております。
さらにフラグシップモデルのZ95Bでは、従来※搭載していた有機ELでは3層だった発光層が4層に増え、さらに青色の蛍光体を最新のものに変更することで、光の波長を最適化。これにより、発光効率の向上によるコントラスト向上と光の純度アップによる広色域化を達成しました。
※2024年発売マイクロレンズ有機EL搭載シリーズ(65Z95A)


有機ELパネルと液晶パネルの違い
有機ELパネルと液晶パネルの違いは発光方式です。有機ELテレビは約3300万に分割されたサブピクセルが独立して発光する自発光方式です。一方で液晶テレビは、液晶パネルの後ろで光るバックライトの光を液晶パネルのシャッターのような構造を利用し、光を通したりふさいだりすることで映像を作り出します。そのため、液晶パネルは全体的に明るい印象です。また、液晶パネルにはミニLEDバックライトを採用して光の調整を細分化したものもあります。
有機ELテレビ

自発光パネルによる高いコントラストとリアリティあふれる色再現力
ミニLEDバックライト搭載液晶テレビ

液晶テレビを進化させ液晶の弱点であるコントラストを改善しています。
液晶テレビ

液晶ならではの明るい映像表現が特長です。
有機ELテレビと液晶テレビの性能比較
有機ELテレビ | ミニLEDバックライト搭載液晶テレビ | 液晶テレビ | |
---|---|---|---|
コントラスト | ◎ | 〇 | △ |
明るさ | ◎ | ◎ | 〇 |
色 | ◎ | ◎ | 〇 |
動き (パネルの応答速度) | ◎ | △ | △ 遅い ![]() |
視野角 (斜めから見た場合) | ◎ | 〇 | 〇 白っぽくなる ![]() |
ラインアップ
• 画面はハメコミ合成のイメージです。
• シーン写真、機能説明写真はイメージです。
• 図は効果を説明するためのイメージです。
• 製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。