体感温度が違うのはなぜ?暑がり・寒がりが同室で過ごす方法

「暑がり・寒がりが同室で過ごす方法」のメインビジュアルのイラストです。  「暑がり・寒がりが同室で過ごす方法」のメインビジュアルのイラストです。 

暑い日の室内で、冷房の設定温度に困ったことはありませんか。特に、暑がりさんと寒がりさんが同室で過ごす場合には、体感温度の違いでどちらかをガマンさせてしまうことも。どちらもが無理なく過ごせて、節電や熱中症対策にもつながる、エアコンの賢い活用方法をご紹介します。

「PMV」を知り、体感温度をコントロール

体感温度をコントロールするときに、深く関わってくるのが「PMV」という指標。まずは、「PMV」を知るところからはじめましょう。

「PMV」とは

「PMV(Predicted Mean Vote)」(快適性評価)は、人がどれくらい快適かを表す指標で、1994年に国際的な標準指標として規格化されました。

PMVは、温度・湿度・放射・気流・着衣量・活動量の6つの要素から算出され、人が感じる暑さ・寒さの度合いを−3(寒い)〜+3(暑い)の値で示します。

PMVの6つの要素を示したイラストです。人間側の要素として、活動量(代謝量)と着衣量。外的な要素として、温度・湿度・放射・気流があります。 PMVの6つの要素を示したイラストです。人間側の要素として、活動量(代謝量)と着衣量。外的な要素として、温度・湿度・放射・気流があります。

PMVの6つの要素を調整することで、体感温度を下げることができます。ここでは、簡単にできる体感温度のコントロール方法を2つお伝えします。

着衣量の調整

着衣量をコントロールすることで体感温度を下げることができます。当たり前のことのように思えますが、「スーツ」と比べ「軽装」では体感温度が2℃も下がるなど、シンプルながら効果のあるコントロール方法です。

環境省が取り組むクールビズは、省エネルギーの取り組みのひとつとして「快適に過ごせる軽装」を呼びかけています。
これは、軽装による体感温度差に着目したもので、平成17年に(財)省エネルギーセンターが実施した「上着を脱いでネクタイをはずすと体感温度が2℃下がる」という実験結果((財)省エネルギーセンターが首都大学東京大学院の石野久弥研究室に依頼して実施)に基づいて設計しました。

室温28℃時の「軽装」と室温26℃時の「スーツ」の温熱感はほぼ同じであり、着衣量のコントロールによって体感温度を下げる工夫を促しています。

体感温度は同じ

室温28℃で軽装でいる男性と、室温26℃でスーツを着ている男性のイラストです。 室温28℃で軽装でいる男性と、室温26℃でスーツを着ている男性のイラストです。

出典:ECCJ 省エネルギーセンター

気流(風速)の調整

気流、つまり風速をコントロールすることで体感温度を下げることができます。例えば、扇風機の「中」程度の風速である「1m/秒」風速が上がると、体感温度は約1~2℃程度変化します。

つまり暑いと感じている人は個別に扇風機を併用することで体感温度を1~2℃下げることができます。

暑がり、寒がりが同室で冷房を使うコツ

エアコンの風向きを調整できる場合は、暑がりな方にエアコンの風が直接あたるよう風向きを下向きに、寒がりな方は直接あたらない場所へ移動してみてください。

サーキュレーターを使って、暑がりな方が個別に風を浴びることも効果的です。

ソファーに座った男性と女性のうち、男性にエアコンの風とサーキュレーターの風が当たっているイラストです。

暑がりな方は、風量の調整で節電に

設定温度を下げるよりも、風量を上げる方が電力使用量が少なく済みます。暑く感じる時は、温度を下げる代わりに風量を上げるのがおすすめです。

冷房時は設定温度を1℃上げ、風量を上げることで、年間約10%の節電になると言われています。元々省エネ性の高いハイエンドモデルでも年間約900円以上節約することができます。

リモコンの風量ボタンの画像です

※CS-X406D2、電気代電力料金目安単価 31円/kWh(税込)[2022年7月改定]で算出。

参考情報です。ご注意ください。
電気代は、契約容量、契約する電力会社により料金が大幅に異なります。

●電気代単価 31円/kWh(税込)は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が発表した電気代の目安単価で、主要電力会社10社の平均単価です。(電力料金目安単価31円/kWh(税込)【2022年7月改訂】で計算)
●電気代は、お客様と電力会社との契約内容や、ご利用の環境(室内外の温度、湿度、お部屋の気密・断熱性など)、使用状況(設定温度、運転モード、風量など)により変動します。あくまで目安であり、詳しい電気代はご紹介できません。

寒がりな方は、体感温度を上げる

寒がりな方は、PMVの要素をコントロールすることで体感温度を上げて、冷えすぎを避けながらしっかりエアコンを活用しましょう。

例えば、湿度を上げると、乾燥を防ぐだけでなく体感温度を上げることができます。

エオリアのしっとり冷房

湿度を高めにコントロールすることで、冷房による乾燥や冷えを抑えながら、省エネも実現します。

*CS-X406D2、当社独自の条件により評価。運転安定時約1時間の積算消費電力量が、通常の「冷房」モード時=269Whと、「しっとり冷房」モード時=229Whとの比較。 実際の消費電力量は条件により異なります。
※CS-X406D2、冷房運転時の測定例。当社環境試験室(約14畳)、外気温35℃、体感温度25℃が得られるように運転した場合。