パナソニック独自技術「ナノイー」が
使うほどに髪を美しくする

パナソニック独自技術「ナノイー」が使うほどに髪を美しくする 前田晃希 パナソニック独自技術「ナノイー」が使うほどに髪を美しくする 前田晃希

パナソニックビューティのナノケアドライヤーシリーズに搭載されている「ナノイー」。髪にいいらしいという認知はあっても、具体的に何がどう髪に作用するのかという点は、まだまだ知られていないかもしれない。そこで今回は、ナノイーの技術開発や評価を担当する前田晃希にインタビュー。「ナノイー」とは何か、また髪への効果について詳しくご紹介。

髪をケアするパナソニック独自の「ナノイー」とは?

このインタビュー企画では過去にたびたび登場している「ナノイー」。これはビューティ専用のものではなく、パナソニックが開発する機器に広く搭載されている。

電子機器の部品を手に持ち、細部を確認している前田晃希さん

「『ナノイー』とは、空気中の水分を集めて高電圧を加えた、水に包まれたナノサイズの微粒子イオンです。もともとは1990年代に花粉やペット臭など空気汚染が社会課題となったことをきっかけに研究が始まり、空気浄化用に誕生しました。その“帯電したナノサイズの水粒子”という性質に当時のビューティ商品開発チームが着目し、髪のパサつきやダメージをケアするために使えないかと応用研究を始めたことで、パナソニックビューティのナノケアドライヤーが誕生しました」

どういう仕組みで髪をケアするかというと…。

「髪が乾燥すると、髪表面はプラスに帯電しやすくなります。水粒子である『ナノイー』はマイナスに帯電しているので、髪の表面に引き寄せられます。そして、キューティクルのわずかな隙間から髪内部へ浸透し、うるおいを与えるという仕組みです。ドライヤーで濡れた髪を乾かしながらも髪内部にうるおいを残してしっとりなめらかに仕上げるという、ナノケアドライヤーならではの技術を『ナノイー』によって実現したのです」

作業をしている前田晃希さん

髪にうるおいが残る、という程度のふわっとしたイメージをもたれがちだけれど、実は、空気中の水分を電気的な力で髪に吸着させるという明確な作用で、髪のうるおいを叶えている。

「私は入社前、美容とは異なる分野の設計開発に従事しており、『ナノイー』については知っていたものの、なんとなくマイナスイオン的な捉え方をしていました。入社して改めて、このロジックについて学び直して驚いたのと同時に、もっと多くの人に『ナノイー』の真実を知ってもらいたいと強く思いました」

水分発生量の異なる「ナノイー」を機種に合わせて搭載

そんなヘアケア用の「ナノイー」も、歴代の研究者によって進化が進み、現在は複数のバージョンがそろう。

「『ナノイー』を搭載した初代ナノケアドライヤーが誕生したのが、2005年。その後、2019年に、放電方法を根本から変えることで、『ナノイー』の水分発生量を従来の18倍に高めた『高浸透ナノイー』搭載ドライヤーを発売しました。さらに2024年には、水分発生量をさらに10倍に高めた『高浸透ナノイー』(第2世代)搭載ドライヤーを発売。従来品と比較すると、『ナノイー』の水分発生量が180倍までアップしています」

作業台の上で電子機器の内部部品を手に持ち、組み立てや検査を行っている様子

2026年時点では「ナノイー」と「高浸透ナノイー」「高浸透ナノイー(第2世代)」という3種類を扱っており、ナノケアドライヤーは6種類。ヘアードライヤーやヘアアイロンのグレードやスペックに合わせて、最適なものを搭載している。

4週間の継続使用で髪の仕上がりが向上

今回、パナソニックビューティでは改めて「ナノイー」の評価試験を実施し、「ナノイー」の継続使用による効果を明らかにした。これを担当したのが前田。

「20代から50代のモニターさん13名で実施しました。濡れた髪を『高浸透ナノイー』搭載のナノケアドライヤーで乾燥させ、普段と同じような乾燥を毎日継続していただき、初回と4週間後の官能評価(注:モニターさんの実感を確認)を行いました。その結果、4週間の継続使用により髪のうるおい・ツヤ感・まとまりが、使うほどに向上することがわかりました。

「高浸透ナノイー」搭載のドライヤーを使用することで、髪を乾かすたびうるおいに満ち、使い続けるほどに美しい髪へと導くことが確認できたのだ。

研究開発環境で、2人がノートパソコンを見ている様子
ノートパソコンの画面で拡大映像を確認しながら作業している様子

「毎日使った後の心地よさだけでなく、継続使用によって髪の仕上がりが向上することが考えられます。今ご使用中の方だけでなく、『ナノイー』に興味はあるけれど未体験の方、まだ知らなかったという方にも、この結果によってより深い興味を持ち、さらに実際に手にとって体感いただけたらうれしいなと思っています」

プロフィール

前田晃希(まえだこうき)

1991年、京都府生まれ。前職では電気自動車に関わる設計開発をしていた。生活者の手に触れる製品に携わりたいと思い始め、ナノケアドライヤーの開発を志願して入社。高浸透ナノイーの技術開発を中心に、エビデンス取得にも関わる。モニターや消費者の高い評価や感動の声にやりがいを感じる日々。

写真:前田晃希(まえだこうき)さん
  • インタビュー内容は2026年7月現在のものです
  • 「Panasonic Beauty Laboratory」に掲載の情報は、当社の研究や開発の取組み内容です