一眼カメラ DC-G9

特長|高画質

撮影意欲をかきたてる、極め抜いた画質と描写力。

想像を超える描写力・表現力に到達したLive MOSセンサー 20.3M画素 Live MOSセンサー

有効画素数20.3M画素を実現したLive MOSセンサーを採用。従来機(GH4)に比べてピクセル数が約25%アップするとともに、ローパスフィルターレス設計で限界解像性能が向上し、圧倒的な解像感を実現しています。
さらに従来機(GH4)に比べて、読み出し速度が大幅に進化。連写速度の高速化や4K/60pの動画撮影を可能にするとともに、電子シャッターや動画撮影時でのローリングシャッター歪み現象(高速移動中の被写体の撮影時に生じる歪み)を抑えた忠実な描写を得ることができます。
LUMIXハイエンドシリーズに相応しい高画質性能の実現により、想像を超える描写力・表現力に到達しました。

想像を超える描写力・表現力に到達したLive MOSセンサー

ARコーティング処理されたセンサーが、効果的にフレアを抑制

AR(Anti Reflection)コーティング処理をLive MOSセンサーの表面に施すことで、逆光の撮影環境時にセンサー面で起こりやすい不要な反射を抑え、効果的にフレアを抑制。強い光に囲まれた過酷な撮影環境でも、光の表情をありのままに捉えることができます。

ローパスフィルターレス設計により獲得した、高解像性能によるリアルな描写力

光学ローパスフィルターを取り除くことで、LEICA/LUMIX Gレンズが持つ高解像(高MTF)性能やイメージセンサーが有する解像性能を最大限に引き出すことが可能に。これにより、細部まで捉えられなかった野生動物のリアルな質感や、野山でたくましく育つ野生植物の細かなディテール、森林風景を織りなす樹木の群集の立体感、大自然へと誘うように広がる大空の遠近感などをリアルに描写します。

ローリングシャッター現象の歪みを抑える、高速の処理性能

G9 PROは、従来機(GH4)と比べ約2倍の高速センサー読み出しを実現。センサーの読み出し速度・処理速度の高速化により、被写体の移動速度がカメラの画像スキャン速度よりも速い場合に生じる、ローリングシャッター現象(縦方向の線が斜めに歪む現象)を抑制します。自動車・列車など高速で移動中の被写体を電子シャッターや動画で撮影するときでも、読み出しが速いことで被写体の歪みを抑え、自然な描写で記録できます。

高解像・高感度・色再現処理を実現し、さらなる高画質を実現 ヴィーナスエンジン

ヴィーナスエンジンも同じく、解像性能・高感度性能・色再現性において大幅な進化を遂げました。新開発のマルチピクセル輝度生成とインテリジェントディテール処理による高い解像力で、高精細で自然な質感描写を実現するとともに、色モアレ抑圧処理性能も向上。新3次元色コントロールによる暗部・明部の色再現性も向上し、よりスムーズで豊かな色調表現を可能にしています。
また、エンジンに搭載された高精度マルチプロセスNRにより、被写体のディテール部と平坦部の分離性能が向上。より的確に信号成分・ノイズ成分を見分け、画像の特徴に応じて効果的にノイズを抑えることで、高感度でも自然で立体感のある描写を実現しました。
LUMIXのフラグシップ機に相応しい、さらなる高画質と高速性能を両立しています。

ヴィーナスエンジン

さらに広がったダイナミックレンジで、空の表情も的確にとらえる

進化したセンサーがもたらす信号の処理フローを最適化することで、従来機(GH4)に比べハイライト側のダイナミックレンジが約25%拡大。ハイライト側のディテールをより表現できるようになり、青空の中に浮かぶ雲の表情まで階調豊かに捉えることができます。

マルチピクセル輝度生成で、より忠実に輝度を再現

RGB成分から輝度信号を生成・抽出する際の参照領域が、従来機(GH4)比で約9倍のエリアに大幅に拡大。これにより、偽信号をさらに低減しつつ、周波数特性を最大約2倍にまで飛躍的に向上させています。
高い解像度でもコントラストの再現性を維持でき、より解像感が高い忠実な質感での描写を可能にしています。

マルチピクセル輝度生成

インテリジェントディテール処理が、解像感をさらに高めた描写を実現

被写体の特徴を1画素ごとに分析して、フラット/ディテール/エッジの領域を判別。その結果に基づいて画像処理をコントロールすることで、ディテール領域はより解像感を強調した描写となるとともに、エッジ領域は画像処理による不自然な縁取り(シュート現象)を抑制。被写体に合わせて適切な画像処理を行うことで、再現性の高い真の描写力を手に入れました。

色モアレ抑圧処理性能の向上

細かい模様などの撮影で発生する色モアレを、ヴィーナスエンジンのモアレ抑圧回路の機能により効果的に除去。被写体の細かな部分においても、縞状に出る色モアレを効果的に除去することで、被写体の質感を忠実に描写することができます。

従来機 色モアレが出る場合がある
G9 PRO 色モアレを効果的に除去

新3次元色コントロール

新たに明度別の制御が可能になった新3次元色コントロールにより、暗部・明部の色再現性や色補正精度がさらに向上。同じ色相を持った被写体の髪や肌の色を適切に分離し制御することで、被写体が持つそれぞれの色を忠実に再現し、色むらを抑えたスムーズな階調表現を実現しています。

高精度マルチプロセスNR

マルチプロセスNRをさらに高精度化し、高いノイズ抑制性能とディテール保存性を両立。ノイズ識別レベルの精度が向上したことにより、ノイズ抑圧時における被写体のディテール保存性も飛躍的に向上しました。
これまでの画一的なノイズ抑制処理により失われていたディテール部分をさらに緻密に引き出すべく、新たな高精度マルチプロセスNRは、ノイズ識別レベルを従来機(GH4)比 4倍の分解能でノイズと被写体を細かく判別。残したいディテールをしっかりと描写しつつもノイズは十分に抑制することで、ノイズが発生しやすい高感度撮影時でも、ノイズを抑えつつより自然で立体感のある描写を実現しています。

ディテールの描写を追求できる、約8000万画素相当の高解像撮影モード ハイレゾモード

自然の細かさを残したい風景写真や、芸術作品が持つ緻密な造形美を残したいブツ撮りで効果を発揮する「ハイレゾモード」をG9 PROに新搭載。ボディ内手ブレ補正(B.I.S.)の機構を活かして、センサーをシフトさせながら計8回の連続自動撮影を行い、カメラ内で自動合成処理を行うことにより、通常撮影時の約2033万画素に比べて4倍の画素数を持つ約8000万画素相当の高解像画像を生成。細かなディテールまで美しく描写するので、被写体の持つ精細感や臨場感を最大限に記録することができます。

ハイレゾモードの動き補正性能を向上

風景撮影で自然に起こる揺れなどの被写体の動きを補正して、画質を向上させます。

ハイレゾモード撮影時の絞り値をF11まで可能

従来よりも被写界深度の深さを求められる撮影シーンなどにおいても、ご活用いただけます。

※この機能の使用には、最新のファームウェアにアップデートが必要です。
ダウンロードはこちらから

● 動きのない被写体に適した機能です。
● カメラのブレを抑えるために、三脚を使用してください。
● 以下の機能は、通常の写真撮影時と設定できる範囲が異なります。
 ・最小絞り値:F8
 ・シャッタースピード:1/32000 〜 1秒
 ・ISO 感度:最大[ISO1600]
● フラッシュは発光禁止です。
● 当社製交換レンズをお使いの場合、交換レンズの手ブレ補正機能は、自動的に[OFF]になります。手ブレ補正機能をON/OFFできる他社製交換レンズをお使いの場合は、交換レンズの手ブレ補正機能をOFFにしてください。
● フォーカスモードの[AFF][AFC]は[AFS]となります。
● [シャッター方式]は[電子シャッター]に固定されます。
● 機器によっては、[ハイレゾモード]で撮影した画像を再生できない場合があります。
● 極端に明るい場所の被写体を撮影したり、蛍光灯やLEDなどの照明下で撮影すると、色合いや明るさが変わったり、画面に横しまが現れたりすることがあります。シャッタースピードを遅くすると横しまが軽減されることがあります。

NEW 被写体に合わせて選択できる2つのモード

撮影条件や表現によって、従来の静止画を自動合成処理を行う「MODE1」と、被写体ブレの残像を抑制して合成する「MODE2」が選択できます。

ハイレゾモード MODE1/2比較

※この機能の使用には、最新のファームウェアにアップデートが必要です。
ダウンロードはこちらから

● カメラのブレを抑えるために、三脚を使用してください。
●以下の機能は、通常の写真撮影時と設定できる範囲が異なります。
・最小絞り値:F11
・シャッタースピード:1/32000 〜 1秒
・ISO感度:最大[ISO1600]
●フラッシュは発光禁止です。
●フォーカスモードの[AFC]は[AFS]となります。
●[シャッター方式]は[電子シャッター]に固定されます。
●機器によっては、[ハイレゾモード]で撮影した画像を再生できない場合があります。
●極端に明るい場所の被写体を撮影したり、蛍光灯やLEDなどの照明下で撮影すると、色合いや明るさが変わったり、画面に横しまが現れたりすることがあります。シャッタースピードを遅くすると横しまが軽減されることがあります。
●[写真画質]は[RAW]で記録されます。撮影したRAW画像は、再生メニューの[RAW現像]では現像できません。ソフトウェア「SILKYPIX Developer Studio」をお使いください。

カメラ本体でRAW形式データをJPEGに変換 RAW現像

G9 PROは、本体内で撮影したRAW形式データをJPEGに現像することが可能。
JPEGに現像する前に、WBや明るさ・彩度など、さまざまな画質設定の調整ができます。また、サムネイルで仕上がりを段階的に比較・確認してから現像することも可能です。

その他の特長

注意事項

●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。