フルサイズ一眼カメラ DC-S1R操作性

プロの仕事道具となり、表現の可能性を広げる。

高精細 約576万ドット リアルビューファインダー
リアリティあふれる高精細な視野を実現

瞳の解像度に迫る圧倒的な解像性能を実現した、約576万ドットの有機ELパネルを採用しました。粒状感がほとんどなく、グラデーションも滑らか。新ヴィーナスエンジンにより、120fpsの高フレームレートの滑らかな表示※1とタイムラグを感じさせない約0.005秒※2の高速表示を実現。激しいスポーツなど、動きの速い被写体をしっかり捉えるだけでなく、有機ELの高コントラスト性能により、被写体の細部に至るまで階調豊かに写し出します。また、ファインダーの明るさや色合いを細かく調整することで、被写体をより忠実に再現。さらに、フィット感と安定感に優れた大型のアイカップにより、ファインダー越しの撮影を強力にサポートします。

※1 次の場合は[60fps] で表示します。(動画撮影時/再生時/クリエイティブ動画モード/6K/4K フォト撮影中/HDMI出力中)
※2 当社測定条件による。

視野率100%、倍率0.78倍※3の大型ファインダー

レンズ構成は5群5枚(非球面ガラス1枚)。高精細パネルに対応した先進の光学設計により、画面のすみずみまでヌケのよい視野を実現しました。瞳径をΦ約4mmと大きく設定。レンズ中心から眼がブレても、歪みやコントラストの変動を低減しています。視野率は約100%、ファインダー倍率は約0.78倍※3 。アイポイントが約21mmと長いため、ファインダーから目を少し離して覗いても画面の四隅までキレイに見え、メガネを使用したままでも除きやすく、快適に撮影を続けられます。また、最後面のレンズに撥水コーティングを施すことで、メンテナンス性も高めています。

※3 50mmレンズ使用時。無限遠、視度-1.0m-1のとき、3:2有効サイズ時。

状況やお好みに応じて、ファインダー倍率の切り換えが可能

ライブビューファインダーの横に搭載された「V.MODE」ボタンを押すと、簡単にファインダー倍率の切り換えが可能。デフォルト設定の「0.78倍」をはじめ、「0.74倍」「0.70倍」の3段階での切り換えが可能。被写体の動作や自分の撮影スタイル、メガネをかけているかどうかなど自分の好みでファインダー倍率を切り換えられ、快適な撮影をサポートします。

©Bernard Bertrand ※この写真はLUMIX S1Rで撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

ファインダー撮影時の省電力モード

ファインダーで撮影をしている場合は、新たに「省電力ファインダー撮影モード」を使用することが可能。アイセンサーでファインダーから目を離したことを検出し、1/2/3/5/10秒後に自動でスリープモードになるように設定できます。これにより、撮影可能枚数を約360枚から約1150枚※3 に増やせることで撮影効率を格段にアップできるとともに、最高のショットを求め1枚でも多く記録したい時などに活躍します。

※3 省電力ファインダー撮影1秒設定、S-R24105使用、SDメモリーカード使用時。(CIPA規格を基準にした当社測定条件による。)

アイセンサーAF

アイセンサーに目を近づけると、モニター表示からファインダー表示に自動的に切り換わります。さらに、ファインダーを覗いた瞬間に被写体に自動でピントを合わせるアイセンサーAF機能を搭載。シャッターボタンを半押しすることなくAFが作動して、スピーディな撮影を実現します。

回転機構搭載、遮光性に優れた大型アイカップ(別売)

遮光性に優れた大型アイカップ(DMW-EC6)を別売品としてご用意。フィット性に優れ、太陽光などの外光を遮断し、リアルビューファインダーによるフレーミング、撮影に集中することができます。また、90度ごとの回転機構を搭載しているので、利き目や縦位置撮影に応じて使用できます。ラバー部には、埃が付きにくい帯電防止素材を使用。カメラ本体には回転ロックで着脱することで、不意に取れてしまう心配もありません。

ステータスLCD
撮影設定を即座に確認でき、スピーディな撮影をサポート

本体天面部分に、カメラの設定値を一目で確認できるステータスLCDを新搭載。F値やシャッタースピード、WBや露出補正など基本的な撮影設定をはじめ、静止画の記録残数や動画の記録可能時間、本体やバッテリーグリップのバッテリー残量も確認することができます(設定により電源OFF時も表示可能)。
モニターやファインダー上で設定を確認する手間が省け、よりスピーディな撮影をサポートします。
また、液晶のバックライト※1 も、2段階で明るさを調節可能。従来では背面モニターの明かりが気になる場面でも、迷うことなく設定を確認できるようになり、自分の意図を即座に反映できます。

※1 5秒間カメラを何も操作しないとバックライトは消灯します。動画撮影中、6K/4Kフォト、フォーカスセレクト、連写撮影中、再生、メニュー、クイックメニューの機能を使用中は点灯しません。

ジョイスティック
親指の操作だけで、直感的にフォーカスエリアの選択が可能

8方向操作とプッシュ操作に対応。親指でジョイステックを倒した方向に、フォーカスエリアを決めることが可能になり、AF操作がさらにスピーディに。AF時にシャッターボタンから人差し指を離さずに、親指でフォーカス位置を自由に変えられるので、被写体に集中したまま、よりスピーディな撮影ができます。

大型3.2型 高精細約210万ドット 3軸チルト式モニター
アングルの自由度と耐衝撃性を両立した3軸チルト式モニター

液晶モニターは3.2型(横縦比3:2)、約210万ドット、視野率100%の3軸チルト式を採用。 正位置はもちろんのこと、縦位置でもハイアングル、ローアングルに対応でき、自由な視点からの撮影を可能にします。液晶パネルを保持するプレートとヒンジ機構は、先進のシミュレーション技術と徹底した性能評価により高い強度を実現。耐衝撃性、耐久性もハイレベルです。

©COZY OGAWA ※この写真はLUMIX S1Rで撮影されたものです。画像は効果を説明するためのイメージです。

増感して表示することで被写体を見やすくする「ライブビューブースト」

天体など暗い被写体を撮影する際、モニター上やファインダー上で構図や被写体のピントが確認しづらくなってしまう場合があります。そんな低照度の被写体を記録する際に有効な「ライブビューブースト」を搭載。低照度でも被写体が確認できるようモニターやファインダー上の映像を増感し明るく表示することで、最適な構図やピントの確認をサポート。明るさ弱めで滑らかに表示することを優先するMODE1、明るさ強めで画像が見えることを優先するMODE2の2つのモードから選択できます。

天体撮影をはじめとする暗い撮影シーンに適した「ナイトモード」を搭載

モニターやファインダーの表示モードに、長時間の暗所撮影の場面に最適な「ナイトモード」を搭載。天体撮影のような長時間の暗所での撮影時、暗闇に慣れた目に刺激を与えることなく、ライブビュー表示での撮影や記録した画像の確認を行うことができます。
ファインダーとモニターを個別に設定することができ、撮影用にファインダーは通常表示、モニターはナイトモードに設定するなど、撮影場所や被写体、自分の好みに合わせて設定できます。

タッチAF & タッチAE

タッチAFなら、構図を決めて、撮りたい被写体にタッチするだけの簡単な操作で、ピントの置き方にもこだわった撮影が可能。また、タッチAEを使えば、撮りたい被写体にタッチするだけで、その被写体に合わせて画面の明るさを調整することができます。2つの機能を組み合わせることで、ピントも露出も自動で同時に合わせることができ、スピーディな撮影をアシストします。

タッチパッドAF

ファインダーを覗きながら、モニターにタッチしてフォーカス位置を調整することが可能。ピントを合わせる操作は、2種類から選択できます。モニター上でピントを合わせたい場所に直接タッチをしてフォーカス位置を決める「絶対位置」モードと、モニター上の指の動きでカーソルを移動させてフォーカス位置を決める「相対位置」モードの切り換えが可能です。被写体を確認しながら直感的なピント合わせができるので、より高い精度でピントが合わせられます。

タッチシャッター

ワンタッチでシャッターが切れる「タッチシャッター」機能を搭載。設定をONにしておけば、撮りたい被写体にタッチするだけで素早くピントを合わせて自動で写真が撮れます。

ファンクションレバー/ファンクションボタン
撮影をアシストする、豊富なファンクション操作

状況に応じて瞬時に設定切換ができる ファンクションレバー

本体に配置されたファンクションボタンに加えて、物理的に操作することで設定が即座に変更できる「ファンクションレバー」をボディ正面に追加。ファンクションレバーに事前に設定内容を割り当てておくことで、都度モニターを確認することなく即座に設定の切換ができます。
たとえば、サイレントモードのONをMODE2にあらかじめ割り当てておけば、美術館や静かな会場での撮影時に即座にサイレントモードに設定ができ、操作音やシャッター音の消音設定を即座に行うことができます。

設定変更をスムーズに行える、ファンクションボタン

よく使う撮影機能などを割り当てることができる、ファンクションボタンを搭載。スムーズな撮影動作をアシストします。S1Rでは、ほとんどのボタンをファンクションボタンにしているので、お好みの位置に使用頻度の高い機能を登録しておけば、毎回メニュー画面を開く手間なく目的の機能をすぐに呼び出せます。

前ダイヤル/後ダイヤル
前と後のダイヤル操作で、ファインダーに集中したまま撮影可能

絞りやシャッタースピードなどが調整できるダイヤルを、ボディ上部に2つ搭載。グリップをしっかり握った状態で、ファインダーから目を離すことなく操作でき、繊細で直感的な撮影操作が可能です。

ダイヤル動作切換

撮影スタイルやシーンに合わせて前後のダイヤルに割り当てる機能を一時的に変更可能。あらかじめファンクションボタンに[ダイヤル動作切換]を設定しておけば、メニュー画面から機能を呼び出す手間なくボタンひとつで機能の変更ができ、色味や感度のスピーディな調整が可能です。

カスタムメニューから、WB/ISO/露出補正ボタンを「押している間」設定変更できる機能

ボタンを「押している間」、ボタンを押すと設定変更ができるようになる「押した後1」、ボタンを押すごとに設定値が切り換わる「押した後2」のどちらからでも設定変更が可能。ボタンの誤操作を防ぎます。

ドライブモードダイヤル/モードダイヤル
瞬時に、シャッター動作や撮影モードの切り換えが可能

左手側に位置するドライブモードダイヤルは、単写、連写1、連写2、インターバル撮影/コマ撮り撮影、セルフタイマーの選択が可能。ダイヤルでドライブモードを切り換えることができ、被写体に合わせて瞬時に変更できます。ドライブモードダイヤルの上部に位置するモードダイヤルにはP/A/S/M、クリエイティブ動画モード、カスタム、iAと、撮影したいスタイルを瞬時に切り換えられる9種の撮影モードを搭載。充実のダイヤル配置によって、自分の撮影したい思いに応えます。
また、撮影モードに加えカスタムモードC1~3を用意。さらにC3は10種類まで登録できます。各カスタムモード設定値の保持/リセット条件や呼出し範囲を指定できるため、より多彩な撮影を同時並行的に行うことが可能です。ロック機構も搭載しているため、誤操作も防止できます。

ドライブモードダイヤル

モードダイヤル

ボタンイルミネーション
自照式のボタンが暗闇や夜間撮影時の操作をサポート

ファインダーから眼を離して操作する背面ボタンはバックライトによる自照式。暗闇や夜間撮影時のスムーズな操作をサポートします。

●[再生]ボタン、[Q]ボタン、[戻る]ボタン、[消去]ボタン、[DISP.]ボタンがイルミネーションボタンとして点灯します。

操作ロックレバー
不用意な誤動作を防ぐ

操作ロックレバーを[LOCK]に合わせると、カーソルボタン、[MENU/SET]ボタン、ジョイスティック、タッチパネル、前ダイヤル、後ダイヤル、コントロールダイヤル、[DISP.]ボタンを無効にすることができ、 撮影時の不用意な誤動作を防止します。

メニュー操作性の向上
一瞬のシャッターチャンスを捉えるプロの撮影を阻害しない操作性を実現

プロの声を反映し、S1Rではメニューの操作性が大きく進化しました。通常メニューではメニューの構成や順序を全面的に整理し、メインタブとサブタブに分けたカテゴライズを導入。その結果、目的のメニュー項目に、より素早く、より直感的にアクセスできるようになりました。また、カーソル、ジョイスティック、前後ダイヤル、タッチ、いずれの操作を重視する場合でも、高度なプロユースに対応しています。

より即時性を追求したクイックメニュー

撮影中によく使う機能をメニュー画面を呼び出すことなく素早く設定できるメニューです。「Q」ボタンを押すだけで簡単にアクセス可能。カーソル、ジョイスティックによるメニュー項目の選択操作、前後ダイヤル、タッチ操作による設定値の変更ができ、いずれの操作を重視する場合でも意図通りに即時変更ができます。全項目カスタマイズできるため、プロがこだわる設定項目を配置可能。静止画用と動画用の2画面を持ち、別々にカスタマイズできます。また、レイアウトはライブビュー有/無を選択できます。

[Q]ボタン

MODE1:ライブビューとメニューを同時に表示します。

MODE2:メニューを画面全体に表示します。

よく使う設定を登録できるマイメニュー

自分の好みやスタイルに合わせて、メニュー内の機能を最大で23個までマイメニューに登録できます。 頻繁に使用する機能を登録しておけば、多くのメニュー項目から毎回探す手間が省け、より素早く、確実に設定変更できます。

カメラ設定を複数台コピー
XQD・SDメモリーカードを使って、一台のカメラ設定を複数台にコピーできる

複数台のS1Rを持っている場合は、XQD・SDメモリーカードを経由して、カメラの設定を統一させることが可能。たとえば、撮影現場で複数台のS1Rを使用する場合、1台設定を決めた後に同じ設定を他のS1Rに反映させることができます。各本体上での操作・設定が必要なくなるので、撮影現場での効率のよいセッティングが行えます。

● XQDはソニー株式会社の商標です。

ホットシュー
別売アクセサリーで広がる、撮影の幅

用途に合わせたフラッシュライト(別売)や専用のXLRマイクロホンアダプター(別売)を装着可能なホットシューを搭載。撮影者の感性や撮影環境に合わせた高度なライティングや、よりノイズの少ない高音質での録音が可能になります。

ケーブルホルダー
HDMI、USBケーブルの抜けを未然に防ぐ

同梱のケーブルホルダーを使えば、誤ってHDMIケーブルやUSBケーブルがカメラから抜けてしまうことへの対策が可能に。撮影場所での思わぬトラブルを、未然に防ぐことができます。

●付属のUSB接続ケーブル(C-CおよびA-C)以外は使用しないでください。
●HDMIケーブルの太さは直径6.5mm以下のものを推奨します。
●HDMIケーブルの形状によっては、取り付けることができない場合があります。

その他の特長

注意事項

●画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
●画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。