産学協同開発が実現した「ひざトレーナー」に、期待の声。

久留米大学の研究開発とパナソニックの製品化技術が融合!

「ハイブリッドトレーニング機器」の研究は、動作の逆の抵抗となる筋肉に電気刺激を与え、ひざに負担なく筋力アップできることを期待して、2000年から開始されました。

「ハイブリッドトレーニング機器」開発に向けては、パナソニック(当時の松下電工株式会社)の研究所のご協力で装置を作製していただきました。当時は、「ひざを曲げる筋力トレーニング」や「スクワット」の動作中に電気刺激を与える研究で、試作品の回路設計をお願いしていました。

2010年にパナソニックと製品化を検討した際、『歩きながら歩行に必要な筋肉を鍛えることができる』という「ひざトレーナー」のコンセプトが生まれました。

ハイブリッドトレーニングを用いた宇宙実験を久留米大学とJAXAで実施。2014年4月には、微小重力環境で宇宙飛行士の4週間の長期実験が行われ、宇宙滞在時に起こる筋肉の衰えを予防できる可能性を示唆する結果が得られました。また、宇宙での検証に先駆けて、模擬環境として南極でも操作性などを検証しました。

歩きながら鍛えられるトレーニング機器は、脚力をアップさせたい人のニーズをとらえ、相性もいい機器になると考えます。これから脚力アップを望む多くの方のお役に立つことを望んでおります。

久留米大学 医学部 志波 直人教授

久留米大学 医学部
志波 直人教授

専門:整形外科、リハビリテーション

コラム ~宇宙のハイブリッドトレーニング~

久留米大学による宇宙実験のコンセプト(代表研究者 志波教授)
下記の実験を計12回実施(週3回を4週間)

サポーターを腕に巻くイメージ

①サポーターを腕に巻く

(電極が筋肉の真上にくるよう)

腕の屈伸運動のイメージ 2秒×10回

②腕の屈伸運動をする

(2秒の屈伸10回を1セット)

腕の屈伸運動後、1分間休憩を10セット

③1分間の休憩を入れながら10セット

宇宙用実験機器 提供JAXA

宇宙に長期滞在する宇宙飛行士の大きな問題の一つに、微小重力による骨や筋肉量の低下があります。宇宙実験では、宇宙用の特殊な実験機器を開発し、宇宙飛行士の片側上腕の筋肉の萎縮の状態や機器の操作のしやすさなどを確認しました。また、宇宙実験に先駆けて特殊環境である南極でも実験機器の操作性検証を行っています。ハイブリッドトレーニングは、宇宙という特殊な環境でも使える技術として期待されています。

※宇宙用の特殊実験機器と本製品(ひざトレーナー)は同じ仕様・設計では無く、ハイブリッドトレーニングというコンセプトを取り入れたものであり、宇宙実験が本製品の効果を保証するものではありません。

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実験を行った国際宇宙ステーション

提供:JAXA / NASA

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検証を行った南極の昭和基地

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国立極地研究所との共同研究成果報告書より引用

ひざトレーナー EU-JLM52S

色:-K(ブラック) メーカー希望小売価格 140,800円(税込み)

付属品:サポーター(右用・左用), 電極ユニット, 操作器, ゲルパッド(前用)×4, ゲルパッド(後用)×4, ゲルパッド保護シート(前用)×2, ゲルパッド保護シート(後用)×2, ACアダプター(充電用), 収納ポーチ, 操作部ホルダー&ベルト, トレーニングダイアリー

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